クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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 田村剛志

「こんな患者に来て欲しい」叶える”金額設定”のコツは…

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。

全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日の392ターン目では、
先週に引き続き
コンセプトのお話をお届けします。


今回は、
コンセプトの中で

「いくらで?」

についてお伝えしていきます。


サービスや商品の販売価格ですね。


一般的には、

値段は安い方が喜ばれる、選ばれる。
というイメージがあります。


確かに、
欲しいサービスや商品が
安く購入できるならありがたいですね。


しかしながら、
安いばかりが選ばれるとも限りません。


日本人の価値観の中には

「いいものは高い」
「安いものは質が悪い」

というものが存在します。


なので、
価値の高いサービス・商品を
探している時には、

値段の高いものを
選ぶケースもあり得ます。


例えば、栄養ドリンク。


仮に大事な試験の前日に
風邪っぽい症状出ていたとします。


ここまで試験に向けて頑張ってきたのに、
試験当日を風邪で休む訳にはいきません。


こういう時、
風邪薬と一緒に
栄養ドリンクを飲んだりします。


栄養ドリンクは
100~3000円を超えるものまで
さまざまな価格があります。


あなただったら、
この場面でいくらの栄養ドリンクを
選びますか?


この質問、
よくセミナーなどでさせていただくのですが、、

多くの方が

「3000円の栄養ドリンクを選ぶ」

と答えました。


「中には3000円は高いから
 1000円くらいのものにする」

なんていう回答もありました。


では、
値段の異なる
栄養ドリンクの違いはわかりますか?


なかなか効果や体感に
明確な差を感じることはないでしょう。


しかし、
多くの方が値段の安い商品ではなく
値段の高い商品を選ぶと答えました。


なぜか?


前述の通り、

「高い方が良い商品だろう」

という価値観があるからです。


なので、
悩みの深い人を集めたいのであれば
高価格帯の方が集まりやすい、
という理屈が成り立ちます。


安ければいい、
というものでもないのです。


また、
私が七五三の法則と呼んでいる
価格設定の法則があります。


日本人は奇数が好きだと言われていて、
1、3、5、7、9の数字を好むそうです。


実際、
飲食店のコース料金なども、

3000円、5000円、
7000円、1万円
といった設定が多いですね。


そして、
この奇数区切りの金額で客層が変わります。


3000円は
できるだけ安く施術を受けたい人。


5000円は
相場料金で施術を受けたい人。


7000円は
ちょっと質のいい施術を求めている人。


1万円は
すごく良い施術を求めている人。

というようなイメージです。


なので、
どんなモチベーションで来店される
顧客を求めているかによって、
価格設定は決めて行くのが良いですね。


安さだけでなく、
来てもらいたい客層に合わせた
価格設定をしていきましょう。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!





Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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