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 田村剛志

「微妙な反応の患者さん」施術変化が伝わらない理由は…

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。

全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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396ターン目をお届けします。


突然ですが、
先生は【VAK】ってご存知ですか?


これはNLPという
心理学で用いられる用語で、

・Visual(視覚)
・Auditory(聴覚)
・Kinestic(身体感覚)

※味覚と嗅覚は
 Kinestic(身体感覚)に含む

の頭文字を取ったものです。


人間には
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の
5つの感覚がありますが、

これらを3つに分類したものになります。


そして、
人によってこの3つの内で
優先的に働く感覚が違うという考えです。


実はこれ、
施術にも非常使える考え方です。


タイプ的には、

視覚優位の方が5〜6割
身体感覚優位の方が2〜3割
聴覚優位の方が1〜2割

というな割合になるそうです。


視覚優位の方は
目で見るのがわかりやすい。


身体感覚優位の方は
触ったり、触られたり、
身体を使う事でわかりやすい。


聴覚優位の方は
言葉を聞く事でわかりやすい。


という特徴があります。


視覚優位の方だと、
可動域の変化や姿勢の
ビフォーアフターの写真を見せると
施術効果が伝わりやすい。


身体感覚優位の方だと、

硬かったり痛かった部位が
柔らかくなったり痛くなくなる、
動きづらかった箇所が動きやすくなる、

といった感覚的な変化が伝わりやすい。


聴覚優位の方だと、
ゆっくりお話して
説明してあげる事で伝わりやすい。


先ほど、
視覚優位の方が多いとお伝えしましたが、

私の感覚では
施術に関しては

身体感覚優位の方も
同率程度いるように感じます。


聴覚優位の方は
確かに少なく稀だと感じます。


ここで注意したいのは、
自分の優位感覚と
他人の優位感覚は違うのだという事。


視覚優位の施術者が
身体感覚優位の顧客に施術を行い、

変化を視覚的に
伝えようとしたとしましょう。


この場合、
身体感覚優位の顧客には
変化が伝わらない恐れがあります。


皆さんも経験がないでしょうか?


上がらなかった肩が
上がる様になったのに、
全くわからない方がいませんか?


または、
ガチガチに張っていた肩が
フワフワに柔らかくなったのに、
わからない方がいませんか?


可動域の変化や筋肉の硬さの変化も
伝わらない方がいませんか?


これは、
その方の優位感覚と
お伝えしている感覚が
違うことによって起こります。


なので、
変化を見せたければVAK全てを
使って伝える必要があります。


全て使ってお伝えすれば、
どれかは分かります。


自分がわかりやすい感覚だけで伝えても、
相手のタイプが違えば
伝わらないこともあるのです。


もちろん、
相手がどのタイプか判断できる人は
相手のタイプに合わせて
お伝えすれば良いですが、

慣れないうちは
なかなか判断しにくいですし、
見誤る可能性もあります。


そして、
気をつけれなければならないのは
顧客は我々に気を遣って忖度してくれます。


変化がわからないのに
わかるフリをしてくれたりします。


だからこそ、
相手のリアクションは
よく見ておかないといけません。


返事が一瞬遅れる、
声が小さくなる、などですね。


自分とは違う感覚優位を
持っている方がいる事を認識して
対応する様にしてみてください。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!





Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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