クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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 田村剛志

「スタッフにイライラする…」←抜け出したい先生へ

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。


全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日は、
373ターン目をお届けします。


今回は人を雇う上で
大事なことをお伝えしましょう。


なぜ人を雇用すると腹が立つのか?

という話。


それは、
性善説に基づいて
雇用しているからです。


性善説とは、
人間は生まれながらにして
善であるという説。


孟子の教えに
由来すると言われています。


人は勤勉であるもの、
仕事を一生懸命するもの
成長のために努力するのが当然である。


こんなふうに考えてしまっています。


なので、
スタッフさんが努力を怠ると腹が立つ。


有給をいっぱい取って、
仕事中も何かにつけて
楽をしようとしていると腹が立つ。


そのうち、
人を雇うのがイヤになり、

1人でやっていくのが楽だと
考えるようになります。


人を雇用するにあたっての考え方は
性悪説がオススメ。


性悪説は
人は生まれながらにして悪であり、
教育によって改めることが出来る。
という考え方。


こちらは荀子による教えです。


人は生まれながらに悪であるから、
仕事をサボったり、
楽をしようとするのは当然である。


それを教育することで
改善できると考える。


生まれながらにして悪なのだから、
教育・管理しないと手を抜く、サボる、
楽をしたがるのは当然である。

と考える。


スタッフさんが、
手を抜く、サボる、楽をしたがるのは
教育・管理が足りていないからと
考えると腹も立ちません。


逆に生まれながらに
悪であるスタッフさんが、

積極的に業務に取り組んでくれたら
とても感動します。

感謝できます。


治療家の先生たちは善人が多く、
自己犠牲の気持ちに溢れているので、

人は生まれながらに悪であるとは
考えにくいかもしれません。


しかし、
基本思想を性善説から
性悪説に変えてみるだけで、
驚くほど腹が立たなくなります。


私自身、
性善説の思考であると
スタッフさんに腹を立ててしまいますが、

性悪説を基本にしていると
腹が立たなくなりました。


コレは雇用だけでなく、

日常生活でも精神衛生上、
とても有効な考え方なので
是非試してみてください。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!





Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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