クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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 スタッフ教育・採用

 田村剛志

【注意】新人研修で「手技から教えちゃダメ」な理由

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おはようございます。


治療院コンサルタントの田村剛志です。


全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ側”を伝授する


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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日は、
316ターン目をお届けします。


あっという間に季節が巡り、
もう4月になりましたね。


先生によっては
新人研修を行なっている時期かと思います。


この新人研修、
先生は何から始められていますか?


実は、
この新人研修において、

“絶対にやっちゃいけないこと”が
あるって知ってましたか?


これまでにも
何度か伝えてきましたが…、

最初に技術を教えてはいけません。
~~~~~~~~~~~~~~~~


スタッフさんは
当然技術を習得したくて
入社してきているので、

早く技術を学びたいと
思っているでしょうが、

それゆえに最初に
技術を教えてはいけないのです。


なぜか?


会社がスタッフを採用するのは
技術を習得させるためではないからです。


会社は学校ではないので、
技術を習得させることを目的に
技術を指導するわけではありません。


お客様・患者様に
喜んでいただくために
技術を習得させるのです。


ですから、
この目的を明確に伝えておかないと

学校のように
自分のスキルアップを目的に
研修を受けることになってしまいます。


なので、
技術を教える前に

なぜ会社が雇用をするのか?

なぜ本来ならお金を払って
学ぶべき技術を無償で教えるのか?


この目的を新人スタッフさんと
共有しとおかないと、

会社と学校の区別のついていない
社員が育つことになります。


こんな話もあります。


「知識も技術も未熟な自分が
 お客さんからお金をもらうのが
 申し訳なくて・・・。」

というような謙虚なスタッフさんが
一定数現れます。


ですが、

「会社から給料をもらうのが
 申し訳なくて・・・。」

というスタッフさんは滅多にいません。


なぜでしょうか?


同じお金なのに、
お客さんからもらうのは申し訳なくて
会社からもらうのは申し訳なくないの?


それも、
会社からいただいている金額の方が
遥かに高額なのに?


お客さんの財布の中身が
限られていることは知っているけど、

会社には打出の小槌があって
自分達のお給料は何処かから
湧き出てきていると
思っているのかもしれませんね。


会社のお金は
オーナーの先生が出資したか、

金融機関からオーナーや
経営者の責任で借り入れたか、

先輩たちが頑張って
稼いでくれたお金です。


打出の小槌から湧いて
出てきているわけではありません。


このことは経営者からしたら
当たり前の話ですが、

初めて働く新人スタッフさんに
とっては知らない話。


想像もしたことのない話。


なぜオーナーや経営者、
先輩社員を敬わないといけないのか?


それは入社したてで何もできない、
一人前になるまでに
何ヶ月もかかる自分の給料を
払ってくれているからです。


たしかに、
お客さん・患者さんに
喜んでもらうための技術を
身につけるのも仕事の一部ですが、
そこからお給料の元は産まれません。


多くの人は、
産まれてから大人になって
自分で生活できるようになるまで、

親に養ってもらって
育ってきたと思います。


だから
親は敬い、感謝すべき存在です。


金銭的なことだけではなくて
考え方や他者との関わり方、
生きるための術。


全てを教えてもらってきたと思います。


それと同じで、

会社や先輩も
自分を育ててくれる存在です。


研修が少ないとか
内容が物足りないとか、

もっとこんな技術を学びたいのに!
と不満をいう方もいらっしゃいますが、

自分が今、
お客さんや患者さんに施術している
その技術は誰から教わったんですか?


お客さんや患者さんとの
コミュニケーションの取り方は
どうやって学びましたか?


時間を取ってもらって
習ってなかったとしても、

先輩の立ち振る舞いを
見たり聞いたりして
覚えてきたのではないですか?


お給料がもらえる事は
当たり前ではありません。


私はコンサルタントという立場で
たくさんの治療院経営者を
サポートしてきました。


時には自分の給料も取らずに
スタッフさんのお給料だけは
期日通りになんとか払っているという
経営者さんも居ました。


働く職場があること。


施術をさせていただけるお客さん、
患者さんがいること。


研修が受けられること。


いろいろなことを
教えてもらえること。


約束されたお給料が
期日通りにいただけること。


全てが当たり前ではありません。


親が子を育てるのは
親子関係という無償の愛があるからです。


いずれ親が老いだ時には
子が親を支えることになります。


これも無償の愛。


しかし、
会社とスタッフさんの関係は
親子の関係ではありません。


雇用契約という契約のもとに
結ばれた関係です。


もちろんそこには愛もあります。


スタッフさんを成長させたい。


スタッフさんに幸せになってもらいたい。


会社を発展させたい。


会社に貢献したい。


スタッフ愛と会社愛とでも
言えば良いでしょうか?


でもそれは、
無償の愛ではありません。


古く鎌倉時代に産まれた
「御恩と奉公」の関係性です。


会社に貢献してくれた。


貢献してくれると
約束してくれたことに対して
お給料が支払われます。


研修が受けられます。


しかし、
会社に貢献してくれない人には
会社はお給料を払う事は出来ないし、
研修を受けされることも出来ません。


仕事をしない人や出勤してこない人に
お給料を払ったり研修をしていたら
会社は倒産してしまいますし、

一所懸命に会社に
貢献している人からしたら
やってられません。


働かなくてもお給料がもらえるなら、
みんな働かなくなります。


みんなが働かなくなったら、
お客さんや患者さんはサービスを
受けることができなくなります。


だから、
会社に貢献してくれる人には
より多くの報酬が与えられ、
そうでない人の報酬は少なくなる。


ドライに感じるかもしれませんが、
そうでなければ上手くいきません。


逆の立場だったらどう思うか?


一所懸命に会社に貢献しているのに
報酬がもらえない。


お給料が支払われない。


こんな会社で働けるでしょうか?


スタッフさんからしたら、

お給料がもらえることや
評価されることは当たり前のように
感じるかもしれませんが、

お給料をもらうという
「権利」を行使するためには、

会社に貢献するという
「義務」を果たさないいけないのです。


少しシビアですが、
技術を教える前に「仕事」意識を
しっかり教えてあげることも重要です。


今週も最後までご覧いただき
ありがとうございました。


また来週!


追伸


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Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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