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 経営

 田村剛志

【重要】施術料金の”顧客ニーズ”、変わってきています

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。


全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日は、
366ターン目をお届けします。


先週に引き続き、
施術時間と料金についてお伝えします。


現在、業界の主流は
15〜20分程度の施術で
予約時間30分枠といったところです。


料金は3000〜4000円程度。


私が10年以上前に
分単価という概念を発表して以降、

料金設定の基準として
広く普及しました。


10年前はまだ、
保険を主体に施術を行っている
接骨院が業界の主流でした。


このため、
当時は3000円でも高いと
言われてしまうような時代でした。


私も当時、
接骨院の運営に携わっていましたが、

3800円の料金でも
「ボッタクリ接骨院」と
近所の方々から揶揄された
記憶があります。


しかし、
現在では接骨院でも保険のみでなく、

自費を併用したハイブリッドと
言われるようなモデルが
主流になりました。


なので、
3000〜4000円程度の
支払いがあるのが
当たり前になって来ました。


都心部では
3000〜4000円という料金は
安いとすら感じている顧客も増えました。


その一方で、
こんな声も聞かれるようになりました。


1回3000~4000円の料金は
確かに安いけど、

1回あたりの施術が短いし
週に1~2回の通院を求められると、

結局月額だと
それなりの金額になっている。


何度も通う時間がもったいないので、
1回でしっかり施術してもらって
10000円払う方がいい。


実際に私が施術させて
いただいている方々から
お聞きする言葉です。


これは施術所にやってくる方々が、

お仕事を引退されたご年配の方々から
20代後半〜50代くらいの現役世代に
変わってきていることにも
起因していると考えます。


お仕事が忙しく、
通院する時間を確保することが
難しい方が多くなっているのです。


私もかつて
分単価の概念をお伝えした当時、

15〜20分程度の時短施術を
推奨していました。


実際、
自身が運営に関わっていた店舗でも
時短施術を提供していました。


それは前述の通り、
当時はまだ施術代金に対して
顧客側・施術者側双方に
抵抗があったからでした。


5000円は払えないけど、
3000〜4000円なら払える。


ならば、
その料金で施術者側の生産性、
分単価を確保するには、

15〜20分程度の
施術にする必要がある。

ということで
時短施術所を作り、提供していました。


しかし、
それから10年以上経ち、

顧客のニーズにも
変化が出てきているのを感じています。


一回あたりの料金よりも、月額の料金。

お金よりも時間が大事。


地域にもよるかと思いますが、
こういった変化にも
時代の変化が出てきています。


今後の施術時間や料金を考える際に
参考にしてみて下さい。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。

また来週!

Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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