うどんやの定期券に学ぶ経営安定策1

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。

今日は「はなまるうどん」に学ぶ治療院経営の安定した集客習慣の方法をちょっとヒントとしてお伝えしたいと思います。

「はなまるうどん」では定期券というものを500円で販売していて、これを持っていくと、1回105円引きになります。
かけうどん(小)が105円なので、実質かけうどん(小)は無料で毎日食べられるという券なんですが、これが安っぽいカードではなくちょっとしっかりしたプラスチックで出来ています。
これも1つポイントなんですね。

こういった定期券をやると、ポイントカードとか、あと回数券とかをやってらっしゃる方もいらっしゃるんですけども、それと似ているんですけども、ちょっと違うポイントがありまして、定期券というのはその一定期間、例えば1年間の定期券であれば1年間そのカード、定期を使おうが使わないが、その払った金額は変わらないという事ですね。
つまり使えば使う程、その定期を買った人は特になるというものです。

電車の定期を思い浮かべていただければ感覚が分かるかもしれないですけども、それを治療に取り入れると良いという事をお話したいと思っております。

まず、この「はなまるうどん」の場合なんですけども、デメリットとしてどういうのがあるかというと、これが見ていただければ分かると思うんですけども、この5月15日と言った風に期限が書かれています。
そうすると、4月の今13日ですと、1ヶ月間毎日105円ですと、3000円超えますよね。
そうすると500円なんですけども、その3000円分要は割引、3000円分うどんが食べられるという事なんですね。
デメリットとしては、店側としては毎日来られると、実質的に500円で売っているので2500円以上割り引かなきゃいけないので、結構マイナスな面があると思うんですね。
これがマイナスのデメリットというものなんですけども、実はこの話だけ聞くと「ちょっとうどん屋が損しているんじゃないか。安すぎるんじゃないか」という事を思う方もいらっしゃるかと思うんですけども、実はこの裏には人間の心理を利用した、とても上手い戦略があるんですね。

その戦略は何かというと、まずメリット1。
このカードがある事によって、来院頻度が上がります。
つまり、このカードを持っていると、週に何回行っても105円引きなんですね。
週に行けば行く程お得になるんですね。

つまり、僕の実例を言いますと、今までは大体週に1回くらい行っていたんですけども、先週は3回くらい行きました。

何でかというと、このカードがあるので、使えば使う程お得なので、「折角この期間だから安くなるし、他の所に行くよりかはお得になるから『はなまるうどん』に行こう」と思うんですね。
そして、またそれも1つポイントなんですけども、このカードは財布を開けるといつも入っているんですね。
そうすると意識として、その財布を開いたところにカードが見えると「あ、はなまるってあったな」という事で、頭に何度も何度もこの「はなまるうどん」がリマインドされるんですね。

商品、サービスを選ぶ時の見込み客の大事なポイントとしては、選ぶ段階でその商品、サービスが、その見込み客の頭の中にあるという事が大前提なんですね。
つまり、「選択肢の中にある」という事が大事なんですね。
だから、この場合で言いますと、「お昼どこに行こう」→財布を開ける→「はなまるうどん」が記憶に定着している→「定期券もあるし、安くなるから『はなまるうどん』今日も行こうかな」とか思っちゃうわけなんですね。
これがポイントの1「来院頻度が増える」という事ですね。

-ポイント2に続く―

2014/01/06 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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