吉野家に学ぶ顧客単価アップ戦略

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。

今日は牛丼の吉野家に学ぶ、顧客単価アップの方法について、お話したいと思います。

先日、僕が吉野家に入った時のお話なんですけど、普段ですと、並盛りとか、並と卵とか、支払う金額でいうと、300円とか、400円とか、なるべく安い物を頼むんですね。ところが、先日入った時は、思わず500円のセットメニューを頼んでしまったんですね。吉野家からしたら、顧客単価25%アップですよね。通常400円しか使わない僕が、思わず500円頼んでしまったのですから。

周りを見渡してみると、僕だけではなくほとんどの人が、そのセットメニューを頼んでいました。周りに何名かお客様がいたんですけど、全員が牛丼単品とかではなくて、セットメニューを頼んでいたんですね。偶然かもしれませんが、それは吉野家の戦略が生かされて、見事に成功していたと、僕は思ったんですね。
これは治療院さんでも使えるんじゃないか、ということで本日はお話します。

なんでそうなったかというと、席に着くと通常は、壁とか上にメニューが並んでいる状態なんですけど、それに加えて、座った席に、一番上の部分、目立つところにセットメニューが載っていてこういったセットメニューが目に付くようになっているんですね。

それが「いつもよりお得で500円」だということが書いてりました。僕もいつもは並、並と卵、しか頼まないんですけど、「オススメ」、「ちょっとお得」とか、これしか目に入っていなかったので、店員さんが「何にしますか」と聞いた時に、迷わず、このAセットを頼んでしまいました。

それはなんでかというと、人はやはり、オススメされたり、強調されるものに弱いんですね。「オススメ」、「ランキング」、「売れ筋」とかですね。いわゆるサイトでも、楽天のショッピングモールですか、楽天のサイトに行くと、ランキングとか、カカクコムとかでもランキングってありますよね。

やっぱり人が好きなのは、「ランキング」だったり、「今何が売れているのか」とか、「オススメは何なのか」とか、「一押しは何なのか」などの、そういった、他人の意見とか、第三者の評価というものを取り入れたいというのが、人の心にはあるんですね。それを上手く扱うことによって、治療院の単価も上げることができるんですね。

治療院の売り上げ、治療院に限らず売り上げというのは、新規の数ですね。
あとは、一人の患者さん、お客様に支払っていただく単価と、そのリピートですね。
この三つ、新規、単価、リピートですね。

この三つしかないので、このうち、一個ずつを1.3倍にすれば、売り上げが2倍になるんです。一個一個を1.3倍。一個を2倍にするんじゃないんですね。一個一個を1.3倍にすれば、売り上げが2倍を超えるんですね。

その顧客単価をアップする方法として、治療院で生かすためには、例えば、「初めての方はこちら」とか、「当院のオススメメニュー」、「一押しメニューはこちら」とかですね。「オススメセットはこちら」とか、「ランキング1位」、「こちらは割引付きます」とか、「セット割り」とか、「10分おまけ」とか、何かプレゼントとか、キャンペーンとかですね。

人は薦められたりすると、そっちを選んでしまいますので、これを上手く使って、治療院も単価を上げていただきたいです。

僕が行った整体の所では、オススメランキングとかで、一番オススメというのは、やっぱり一番安い商品ではないですね。意図的に作っているのだと思うんですけど、やっぱり、ちょっと単価の高い、でも一番高いのではなく、わりかし単価が高くて、頼みやすい、1万円とか、5千円とか、きりのいい数字で、ちょっとお得感の出るような、そんなメニューを一押しにしていました。

当然僕も流されやすいところもあるので、とりあえず、そこに行ったのは初めてだったんで、そのオススメメニューを頼んでみたんですね。それはそれで良かったんですけど、それで、もし、そのオススメメニューがなかったら、たぶん、一番安いコースをとりあえずお試しということで、やっていたと思うんですね。

治療院側から、そういったメニューを提案してあげるんですね。「初めての方はこちら」、「オススメはこちら」、「ランキングはこちら」、とかですね。そうすることによって、人はそういったものを良いんだと、頼んでみようと思ってしまうので、是非、こういった、価格の見せ方、商品の見せ方、サービスの見せ方というものを、御院の店舗運営に取り入れていただければと思うんですね。

こういった事を、しっかりと一個一個実践していくことによって、治療院というのは、本当にこれから、まだまだライバルに差をつける要素はたくさんありますので、是非、今回はですね、吉野家の戦略を真似して、どうしたら自分にも取り入れられるかを考えてみていただければと思います。
本日は以上で失礼いたします。

2013/12/26 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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