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 田村剛志

【リピート率UP】治療院のコンセプトはこう作る!

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。

全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日は、
387ターン目をお届けします。


先週は、

『コンセプトが大事』
というお話をお伝えしました。


そして、
コンセプトを決めるには
まず顧客を決めてから作り込むと良い。

ということもお伝えしました。


では、
顧客を決めるにはどうするといいか?


それにはまず、
メジャーに行くか、ニッチに行くか?

から決めると良いです。


施術業界でメジャーと言えば?


多くの場合、
顧客の60~70%を
女性顧客が占めします。


そして、
男性と女性ではお悩みが違います。


男性のお悩み1位は腰痛
女性のお悩み1位は肩こり


女性だけでなく、
最近はスマホやパソコンの影響で
首コリ・肩コリの方は大変多いです。


私が業界に入ったばかりの
20年以上前では、

さほど多くなかった
ストレートネックの方も
非常に多くなりました。


新型コロナの影響で
テレワークが多くなったことで、
一時期は腰痛の方も増えましたね。


コロナバブルとでもいうような状況で
自宅でテレワークをしている男性が
日中お越しになるケースが多くみられました。


女性の肩コリ、男性の腰痛が
施術業界で言えばメジャーでしょう。


強いて言えば、
顧客の6〜7割を占める女性の肩コリが
ど真ん中のメジャーということになります。


しかしながら、
熟練の施術者は
このどメジャーである女性の肩コリを
嫌う傾向にあります。


「それは慰安だから
 自分の仕事じゃない…」

「悩みが浅いから
 リピートしにくい…」

それ故に、
難治性の重傷者をターゲットに
したがる傾向があります。


しかし、
難治性の重傷者は
マーケットから言えばニッチです。


恐らく、
施術業界全体のマーケットに対して
20~30%、

日本における施術利用率は
10%程度と言われますから、

日本の人口から見れば
2~3%と推察されます。


東京のように人口が多い地域ならば、

2~3%でもライバル不在の
ニッチターゲットならば、
十分成り立つでしょう。

※東京都の人口は1300万人超のため
 1%は13万人
※加えて東京全域から
 来やすい場所である方が有利


ちなみに、
私の地元高知県の人口は67万人。

1%は6700人。
その差19.4倍。


面積は、
高知県7104㎢、東京都2194㎢

面積では高知の方が3.2倍です。


人口密度は、
高知県97.3人/㎢
東京都15583人/㎢

なんと160倍!


高知でも難治系症状で
日本中から顧客が集まってきて
予約が取れないゴッドハンド先生も
実在しますが、

・人口が少ない
・人口密度が低い

というエリアで
ニッチなターゲットを狙うのは
難易度が高いです。


正直、
生半可な技術や知識、人間性では
通用しないでしょう。


そして、最近は
ニッチな重傷者をターゲットにしている
個人治療院が多いので、

『ニッチなのに競争が激しい』
という状況になっています。


ニッチをターゲットにするメリットは
ライバルが少ないことであり、

ニッチマーケットで勝ち残るには
その分野のマーケットで
トップに立つ必要があります。


反対に人口が多く、
人口密度の高いエリアでは

メジャーマーケットも大きいですが、
競争も激しい事が多いです。


しかし、なぜか
どメジャーな女性の肩こりに特化した
店舗は多くありません。

※女性の肩こりに特化して、
 1店舗で月300人以上を
 集客するような店舗も存在します。


それは
前述した理由からなのでしょうね。


施術業界では、
このようにマーケットを
メジャー・ニッチで考える習慣がなく、

自分がやりたい商品から
考えている方が多いのが実情です。


お金をかけて開業したのだから、
経済的にも成功する必要があります。


であれば、
自分のやりたいことばかりでなく、

・顧客が求めている商品を提供する
・自分が勝ちやすいマーケットで勝負する

ということが
重要であると私は思います。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!






Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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