治療院ネット集客における時間差

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。

今日は「時間差」をテーマにお話をしたいと思います。

何の時間差かというと、ネット広告を出してから、実際にお客さんが増えだすまでの時間差です。

実際のPPC広告、SEO広告などの上位表示で1位になってすぐにお客さんが来るかと言うと、そうではありません。実際に私の治療院の例で言いますと、ネット広告の上位表示で1位になり、その順位で安定してから、お客さんが増えだすまで、大体3か月くらい掛かります。

それは何故かと言うお話です。
通常、治療院に限らず、本当に困っている人は、HPを開いてすぐにそこに行くと思うのですが、本当に困っている人の数はそんなに多くありません。大体の人はHPを何回も見て決めます。また決める期間も、その日にすぐ決めると言うわけではありません。例えば、最初に仕事中に「新宿 マッサージ」と検索して、一度そのHPを見ます。それから少しの間は放っておいて、また別の機会に同じことを調べると、また同じHPが表示され「前にも見たな」という形で、何回か見るわけです。HPを見てすぐに来院する「今すぐ顧客」というのも一定数は存在します。そして一回HPを見たけど、問い合わせには繋がらなかった「見込み客」もいます。

時間が経てば経つほど、「見込み客」の数は、右肩上がりに増えます。この見込み客の数と、問い合わせをする数のバランスが取れて、一定数、安定し出すのが大体3か月と言う例が多いです。

SEOの上位表示で1位になったけれどお客さんが増えないと言う問い合わせがよくあるんですが、そう言う所も2,3か月後、徐々に「見込み客層」が溜まって行ってるんです。ネットショッピングでも、その商品を購入する前に、平均で3回はその商品のページを見ていると言われています。
つまり、一回では買わない。治療院も同じです。
広告を出してもすぐに反応がないとか、SEOで1位なのに反応がなくて心配というのは、この「時間差」というのが考えられる原因の一つです。

またこの「時間差」とは別に、ザイオンス効果というのも考えられます。人は何度も目撃したもの、何度も見たものには親近感を持つというザイオンス効果と言います。
「新宿 マッサージ」の検索ワードで一度HPを見た、新宿駅を歩いていて看板を見た、他のキーワード「整体 口コミ」で検索した時にまた同じHPを見た。色んな媒体で角度を変えて見ることで、徐々に親近感を持ち始め、最初にHPを見た時から時間が経て来院すると言うことも多々あります。

なので、なるべくインターネット上では、SEOで上位にあるというのももちろんですが、色んな場所で見てもらうというのが大切です。例えば、YAHOO!でもGoogleでも上位に掲載されているとか、PPC広告にも地図にも載っているとか、何度も何度も見ることによって自然と記憶に残りますし「ここはいい所なのかな」という心情に繋がります。
「見込み客」が溜まって、問い合わせに繋がる数が安定しだすのが、3か月程度。ザイオンス効果で、色んな角度から見ることによって、時間差で問い合わせて来るという層は必ずいるので、時間差を考え、集客に心のゆとりを持って取り組んで頂ければと思います。

本日は以上で失礼いたします。

2013/12/24 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

<< 前の記事 次の記事 >>


信頼できる業者を選ぶ8つのポイント

採用情報はこちら!

治療院経営のヒント

治療院経営を成功に導くブログ

工藤謙治公式ブログ