フレーミング効果を治療院に生かす方法

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケン工藤です。

今日は、フレーミング効果というものについて、お話させていただきます。

フレーミング効果って、ちょっと難しい、聞いたことのない言葉かもしれないですけど、例えば、人は、治療院名とか、あらかじめ宣言された名前とか、そういった物を見たり読んだりすると、その言葉が持つイメージが頭の中に残って、そのイメージを持ったまま、その先、その後の物事を捉えてしまうということなんですね。

例えば治療院さんでは、肩こり腰痛って、結構、患者さんとして多いと思うんですけど、その治療院名が、例えば「肩こり腰痛治療センター」とか、「肩こり腰痛治療協会」とか、そういった名前の治療院があったとしますね。
例えば、僕は工藤っていうんですけど、中野駅に「工藤治療院」というのがあったとします。それと、「肩こり腰痛治療協会所属肩こり治療センター」とかがあったら、一般の消費者はどっちに行きたいと思うかっていう話なんです。

駅からの距離も条件も全部一緒という中での話です。そうした時に、人はネーミングに、例えば、「肩こり治療協会」とか入っている、その「協会」というものに、なんとなく公の機関で、なんとなくきちんとした団体であるかのようなイメージを持っているので、例えば、何も実績がなかったとしても、「肩こり腰痛治療協会」とか名乗ってしまうと、人は、「あっ、そういった協会があるんだ」とか、「あっ、なんか、ちゃんとしている」とか、また、治療院名が「肩こり腰痛治療センター」とかですと、肩こり腰痛を治療して、「すごい効果が出そう」と、そういったイメージを持ってしまうものなんですね。

そういったタイトル、もしくは治療院名で、人はその治療院がその専門医ですとか、その専門の結果を出しやすい治療院だと思ってしまうものなのです。その中身が「工藤治療院」とか「工藤整体院」と全く同じだとしても、そのネーミングによって、イメージがガラッと変わってしまうんですね。

このネーミングということをしっかり意識して、治療院の名称を今から変えるのは難しいと思いますので、例えばそのコースが整体とかであれば、マッサージでもいいんですけど、マッサージコース60分6000円とか、60分5000円、マッサージコース、リラクゼーションコース、というのではなく、例えば、サラリーマンのお客さんが多いのであれば、「疲労回復リフレッシュ整体」とか、女性の方であれば、「むくみ解消ボディケア整体」とか、そういった、その対象に好かれるような名前を付けることによって、施術は全く同じだとしても、その捉え方が全然違うものになります。

例えば、普通の整体で、マッサージとか普通に施術を受けるのと、例えば、疲労回復マッサージで受けるのとでは、「うちでは、疲労回復マッサージで疲労回復に特化されていますよ」と謳って、マッサージで施術をした結果、プラシーボ効果もあるんですけれども、同じ施術だとしても、疲労回復マッサージという名目で、こういった名前で施術をされると、やっぱり、なんか効いている気がしますし、「疲労回復してるかな」というような、イメージを持ってしまうんですね、それがそのサービスの名称のフレーミング効果になります。

こういった、名称の名前や言い方を工夫して、患者さん、お客さんに良いイメージを持ってもらって、そのフレーミング効果を利用して、例えば、より高い価格設定だったり、より申し込みやすい設定だったり、例えば、トライアルなども、別にトライアル価格じゃなくても、ちょっと、「トライアル」と付けてみたり、実際は10分くらい延長してもいいんですけど、「ただいま10分無料」とか、なにかこう、ネーミングとか、名前の付け方、呼び方、見せ方で、人はフレーミングが掛かりますので、そのフレーミングを上手く利用して、お得感を持ってもらうと良いと思います。

その患者さんの頭の中に、そういったイメージを作ってしまうという手法がすごく有効
ですので、フレーミング効果(ネーミングの力ですね)、名前の付け方、呼び方を工夫して、ご自身の集客にお役立ていただければと思います。

では、本日は以上で失礼いたします。

2013/12/20 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

<< 前の記事 次の記事 >>


信頼できる業者を選ぶ8つのポイント

採用情報はこちら!

治療院経営のヒント

治療院経営を成功に導くブログ

工藤謙治公式ブログ