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一回で治しちゃう
こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。
今日はセミナーの懇親会などでよくある「あるある」について解説したいと思います。
なんで解説したいかというと、問題を解決する第一歩はその問題を問題として受け止めて、正確にどういった問題なのかという事を把握するという事なんですね。
この「1回で治しちゃう」という、あと「リピートが100%なんですけど」とかよくある「あるある」ですね。
「治しすぎちゃって新規が足りません」とか、「売り上げが足りません」とかね。
「1回受けてくれたらリピート率100%なんですけれども」というのは「あるある」ですね。
よくよく考えるとおかしい話で、「1回で治しちゃう」という事自体が、本当に1回で治しちゃう、素晴らしい手技で、もう再発しない、痛みや歪みが再発しないという手技をお持ちの先生もいらっしゃると思うんですけれども、本当にそうだったら、口コミだったり紹介で患者さんが絶えないんですね。
色んな全国の治療院さんで所謂「ゴッドハンド」と呼ばれる先生とも色々お話させていただきますけれども、本当に腕が素晴らしい先生というのは手技以外の要素もあるんですけれども、1回治ってまた必ずその先生に行くとか、その口コミが自然と広がって、この口コミで本当に繁盛している院というのはあるんですね。
そういった状態になる筈なんですよ。必ず。
「リピート率100%」というのも、本当にリピート率100%くらい、凄く気に入ってくれる手技であれば口コミで広がって新規に困らない筈なんですけれども、リピート率100%の割に繁盛していない。
この繁盛していないという現実をしっかりと受け止める必要があるんですね。
新規が足りないからというのを自分都合で捉えないという事が凄く重要で、何が問題なのか。
「1回で治しちゃっているのに繁盛しない。なんでだろう」
「リピート率100%なのに繁盛していない。なんでだろう」
という事をまず認識しなきゃいけないんですね。
元々1回で歪みが完全に治っちゃって再発しないような手技というのは基本的には無いと思うので、根本原因とかをしっかり治す為には何回か来ていただいたり、継続的に通っていただかなきゃいけないものなので、この「1回で治しちゃう」という事、もしくは治し過ぎちゃっているからという事が実は患者さんが影でそろっといなくなっていって、実は気に入っていなかったり、すぐ痛みが再発したりして他の治療院に行ってしまったりという事で、そこにフォーカスしなきゃいけないんですね。
「1回で治しちゃう」という事は、1回もしくは治し過ぎちゃうという事は、その2、3回で治しちゃって、それ以降来ないという事ですから、そこに問題があるという事を認識しなければいけないですね。
あとリピート率については、親類縁者だったりお友達、もしくは物凄く濃いリスト。
例えば月一人、次の新規で一人二人紹介で来ている人、一人か二人っていうのは上澄みですね。本当にごくごく優良患者さん。
上澄みだけを取っているのでリピート率100%の可能性があるんですけれども、このリピート率100%の数字は、新規がどこから取っていて、何人来ている状態でリピート率というのは出さなきゃいけない。
通りがかりなのか、ホームページなのか、色んな媒体毎にリピート率を出さなきゃ意味がないので、新規、ある程度一人の先生だったら20人とか、結構他店舗展開する先生とかでスタッフさんに30とか50とかの新規が毎月ある中で、この中には優良患者さんじゃないです、全く繋がりが無い、他の治療院と比較して通りがかり、たまたま入ったとか、ホームページをたまたま見たというような、所謂「超優良患者さん」じゃない患者さんも当然紛れてくるので、この中で所謂セールスとかで「コールドリスト」と言うんですけれども、人間関係が無い、あまり超優良見込み客じゃない状態のリストというか、新規の患者さんに接した時にリピート率が何%出るのかというところが重要で、凄く血縁関係が濃い患者さんだけ集めて「リピート率100%」と言っている先生が多いので、このフレッシュ‐新しい一般の市場、通りがかりだったり、ホームページだったり、新規の沢山の中のリピート率が何%か。
基本的にはやっぱり治療家さんというのは自分都合で捉えてしまうところがあるので、良い記憶しか残っていないんです。
これは人の特性で、良い記憶だけ残してしまうという事があるので、こういったマイナスの側面に気付かない事があるんですね。
「1回で治しちゃう」という事は1回で流れて他に行ってしまっているとか、例えば実は気に入ってなかったとかですね。
あとリピート率についても、この上澄みだけを見て、「いやウチはリピート率は凄く高いんですよ」
そうではなくて、新規が何人来ている内の、どの媒体から何%なのかという事を考えずに「100%」とか「90何%なんですけど」
こういった事があったとしても、実際に繁盛していなければ、それを問題と捉えて、なんで繁盛していないのかという事を考えなければ前に進まないんですね。
今日はこの「あるある」について「1回で治しちゃう」とか「治し過ぎちゃって繁盛しない」とか「ウチはリピート率100%近いんだよね」と言ってしまった記憶がある先生は、ちょっとそれで繁盛していれば良いんですけれども、繁盛していないんだったらば、そこに何が問題なのか、その問題点を直視するという事が凄く重要になってきます。
是非この「あるある」について考えていただきたいと思います。
治療家さんというのは、1回は言った事、もしくは飲み会なんかで聞いた事が絶対にあると思うので、ちょっとこの「あるある」について考えていただければと思います。
では今日は以上で失礼します。
2013/12/13 | 治療院集客に成功するためのノウハウ
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