成功の型

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。

今回は成功の「型」というテーマでお話したいと思います。
経営が上手く行く為の、成功のテンプレートというお話です。

多くの上手く行かない治療家さんというのは、手技にすごく傾倒してしまっています。学生時代も修業時代も、手技さえ上手ければ、三年くらい経てば患者さんが溢れて来るというようなイメージを持っていらっしゃいます。
実際に手技がすごく良くて繁盛している治療院、ゴッドハンドのような先生は、少なからずいらっしゃるんですが、これに当てはめてしまうと経営は凍り付いて上手く行かないということです。

いつもお伝えさせて頂いているんですが、提供するサービス(手技)と、経営や集客は両輪であって、どちらかが片落ちしても良くないんです。どちらかと言うと、手技には情熱がある先生がすごく多いので、手技よりも経営の方にしっかりと意識を持って来なければ、上手く行きませんよ、ということです。

手技と言うのは、自分のやりたいこと。

職人気質な先生が多いので、手技はやりたいし、楽しいんです。ただ経営や集客となると、やりたくない、苦手なんです。

だから意識的にあえて、短期間でもいいので、まずは経営や集客をしっかりやっていきましょうと、ずっとお伝えさせて頂いています。手技を否定しているわけではなく、まずは経営・集客をしっかりやることにやって、効率的に経営が上手く行くという話です。

「守・破・離」というのを聞いたことがあると思います。手技を学んで体系化、構築していく中でも、まずは基本というものがありますよね。基本的なことを何度も何度も練習して、その中で上手く行かなかったり、上手く行ったことだったりを試行錯誤を繰り返して、今の手技の実力を付けて来たと思います。

それを同じように、経営にも基本というものがあって、基本通りにまずやる。それから徐々に自分の形に当てはめて行って、最後は自分のオリジナルの経営方法になる。その結果、手技だけで上手く行ったと言うパターンなら、全く問題ないと思います。ただ手技だけで成功しようというのは、特に創業したて、独立したての時というのは危険で、経営がとても安定した状態であれば手技に傾倒しても全く問題はありませんが、最初の段階では手技と経営、両方が必要です。

多くの上手く行かない治療家さんというのは、なんだかんだ言って、手技8:経営2の比率になってしまいます。頭の中が手技でいっぱいで、経営はやらなきゃいけないとは思っていてもそっちのけという状態です。

しかし、成功している治療家さんと話すと、手技3:経営7です。 手技は大事だと分かっているんですけど、やっぱり6~8割くらいは経営も大事だ、経営もやらなきゃなと思っていて、意識がしっかり経営に向いているんです。

成功している治療家さんは、自分は経営者であると言う意識があります。しかし、上手く行かない治療家さんは職人であって、手技さえやっておけば、なんだかんだ言って上手く行くんじゃないかと、楽しい方に楽しい方に意識が行っちゃうんです。
この差が、経営が上手く行くか行かないか、効率的に経営も上手く軌道に乗せられるかの差になって来るんです。
上手く行かない治療家さんにお話を聞くと、成功の「型」から大きくズレているんです。
この成功の「型」とは何かと言うと、「集客・院内・フォロー」の3つのステージのことです。

集客媒体と言うのは、基本的には5つしかなくて、ホームページ、チラシ、雑誌広告、口コミ、通り掛かりくらいです。この5つで自分の治療院に合った「型」を見付けるのが、この「集客」でのステージ。

「院内」のステージ、ここで初めて主義の実力が試されるわけです。いつもお伝えさせて頂いていますが、手技そのものの実力だけではなく、手技の見せ方、患者さんとのコミュニケーション、院内環境など、トータル的に見た満足度が大切です。手技の結果も含めて、いかに患者さんの心が満足したかということが関わって来るので、「院内」には色々な要素がありますが、これをひとつひとつ見直して、自分の「型」を見付けて下さい。まずは基本通りの型を作って行くことです。

最後のステージは「フォロー」です。これをやっていらっしゃる先生は少ないと思いますし、これをやらなくても上手く行くことも多いのですが、これをやることで上手く行くことが多いという事例も多いのが現実です。例えば、サンキューレター、ニュースレターなどの定期的な郵送物によるコミュニケーションだったり、キャンペーンなど自分の治療院の良さに関する告知を定期的に行ったり、紹介の促しなどです。
「集客・院内・フォロー」の3つの視点。

主に「集客」の視点がズレてしまっている先生が多いんです。「型」から外れてしまっている。「集客」の重要度は◎。

「院内」に関しては、手技ばかりになってしまっている先生がすごく多く、それはそれで間違っているわけではないのですが「型」に当てはめてみることはすごく重要です。「院内」の重要度は〇。「フォロー」の重要度は△くらいでしょうか。
この「集客・院内・フォロー」の3つの「型」を自分で見て、何が抜けているのか、何が足りていなくて、何が自分の苦手なことなのか、「型」から外れていることはないのかを見て下さい。

「守・破・離」です。まず基本を守り、その通りにやってみること。そうすることによって経営というのは、飛躍的に伸びて行きます。やはり手技と経営なら、みんな手技が好きですが、成功した先生と言うのは、経営を効率的にやっている先生が多いのです。

手技と言うのは何年、何十年も掛かって現場に立って身に付けて、ようやく「型」が出来て来るものだと思うんですが、経営というのはもう成功の「型」が出来ているんです。特に「集客」においてはその「型」の通りにやれば、誰でも集客が出来るんです。

その通りにやればうまく行くので、その上で手技に力を入れればいいんですが、どうしても手技に傾倒してしまい、経営の型を忘れがちなんです。まずは基本通りやって頂いて、それから自分の形に作り上げていただければ、すごくいいんじゃないかと思います。

成功の「型」、特に経営を上手く行かせたい先生に関しては、まず「集客・院内・フォロー」という型通り見てみることです。手技もすごく大事なんですけど、短期間で二倍三倍になる治療院もありますので、まずは「集客・経営の型」を見直していただければと思います。

今日は成功の「型」について改めてお伝えさせて頂きました。

本日はこれで失礼させて頂きます。


2013/11/21 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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