信じる前に客観視する

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。

今回は勉強家が陥る罠という事で、とても勉強熱心な、特に経営や集客方法に熱心な先生が陥る罠について解説したいと思います。

よくあるのですが、セミナーを開くと似たような顔ぶれの先生が集まっています。
いろんなセミナーに出るセミナーオタクや、うちの会社のものやそれ以外にも教材をたくさん買って頂く、そういった先生が陥ってしまうことなので、注意していただきたいと思います。

一つ目は、目新しいものに飛びつくということです。
僕もそうですがコンサルタントの方や教材を売っている会社であったら、たくさん教材を売りたいのでなるべく販売数を伸ばすために目新しいものを提供しなくてはいけないという現実があります。

やはり新しいものというのは欲しくなります。
例えば家にある掃除機でも、十分使えるのですが、新しいルンバとかサイクロン式の
掃除機とか、そういったものが出るとそちらが欲しくなります。

それと同じで新しいものというのは注目を引きます。
それを利用して、売る側としてはなるべく珍しく凄そうに見せて提供しようとします。
それに全部飛びついてしまうと痛い目にあうという事です

何がダメかというと苦手な事をやってしまう、足元を見ていないという事があります。

例えば掃除機の話ですと、今の掃除機が十分使えるもので、なおかつ掃除機の活用方法がうまく出来ていないのに、新しいのを買ったとしても新しい掃除機を使いこなせる訳がないというのと同じです。


そういったのと全く同じで、例えば最近相談いただいた例ですと、メールマガジンについてです。

リストを集めてメールマガジンを定期的に配信し、それに対して自分の治療院をアピールするとか自分のものを提供するとか、そうしたことをした方が良いのでしょうかとか、メールマガジンを書いたほうが良いのでしょうかとか、といった内容です。

HPにメールマガジンのフォームを付けてください等といったお問い合わせも頂くのですが、その前にまず自分のHPを見てくださいという事なのです。

全然SEO対策も出来ていませんし、こんな広告費ではなくそういった所にお金をかけるのであればPPC広告費にもっとお金をかけましょうとか、スマートフォンを作りましょうといった提案をするわけです。

やはり目新しいものを売っているというのは、ある程度いい数字を強調してきます。

例えばフェイスブックをするとこんなに儲かりますよとか、フェイスブックをするとこんなに会員さんが集まりましたとか。この方法をやったら凄くうまくいきますよとか、ポータルサイトが良いですよ、ポータルサイトから自分の治療院に誘導すればいいんですよ、等です。

いろいろと、新しいちょっとハイテクな格好の良いイノウハウがあるのですが、実はそういうものは治療家さんにとって苦手なことが多くあります。
例えばパソコン作業が苦手だと、よく本質が見えていないので、にわか作業でやっても上手くいかないことが多いのです。

そういった戦略的にしっかりと計画を練ったうえで、リストを取るとかポータルサイトを作るとかフェイスブックをするというのは良いのですが、猿真似で誰かが言ったからとか教材を買ったからという程度でやると、ほとんどが失敗してしまいます。

見ていると途中でやめてしまったり結局うまくいかなかったりというケースが多いです。

<p>まず勉強家の方は自分の足元を見て、苦手なことはやらないで、誰かに費用対効果以上で委託できないかを考えるべきです。

そしてやり残していることはないか、苦手なものではなくて得意なもので自分の医院の中で改善するものは無いのかを考えるべきです。



例えば、自分の医院の施術のトークを変えるとか、来てからの問診を変えるとか、

そういった所からリピート率を変えることは出来ないのか。

そういう所から目をそらして目新しいものばかりに飛びついていると痛い目にあってしまうので、特に勉強家の方、教材等が好きな方は注意していただきたいです。

もちろん本当に良いノウハウや、やった方が良いものもありますが、ほとんどは一旦置いておいて、本当に必要なのか考えてから取り入れてやってみるというのが大切です。

提供する側というのは良さそうに見せて提供してくるので、そこをひとつ引いた目で見るというのも重要な経営戦略になってくると思います。そして、勉強家の先生ほどこれを注意していただきたいと思います。

それでは本日はこれで失礼致します。

2013/11/12 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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