忘れます
こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの斉藤です。
本日は、価値の忘却、忘れるということについてお話したいと思います。
何の価値かと言うと、治療院さんは患者さんに自分の価値、他院との差別化や、院の良さを伝えて来院してもらいますよね。
例えばホームページなんかもそうです。
自分の思いや、治療技術・施術の特徴、他の治療院との違い、自分のストーリー、スタッフプロフィールだったり、いろんなことをまとめて書いて、うちの治療院はいいですよ、あなたにとってメリットがありますよ、ということで、価値を伝えて来院させる。
これが基本ですよね。
で、治療院側からすると、患者さんは自分の治療院の価値を伝えたから来た、だから患者さんはその価値を覚えている、という思い込みがあるわけですね。
一回伝えたから、もう自分の良さとか、他との違いとか、スタッフのプロフィールとかね、全部覚えてくれているっていう変な思い込みがあるんですね。
実はそれは大きな間違いで、患者さんというのはすごくすごく忘れます。
例えば、ホームページを見て、結構しっかり見てですね、電話します、お願いしたいんですけども、ということで電話する。
で、初診で来院した時には既に、その治療院のこだわりとかスタッフプロフィールとか他の治療院との違いとかもう半分以上忘れてます、だいたい。
というのは、患者さんというのは基本的に自分に興味があって、治療院にはそこまで興味がないので、覚えてるのは値段と、予約した日で細かいことなんか一切覚えていないんですね。
だから何をしなければいけないのかというと、
患者さんが来院されたときに、1回忘れてしまった価値、自分の治療院の良さだったり、患者さんからの推薦の声等をいやらしくない形で再確認、再伝達をするんです。
繁盛治療院は、これを怠りません。
ホームページをよく読まずに治療院に来た人なんかは、初めて「あ、この治療院こんな良い所だったんだ」ということで価値を再認識するわけですね、ここで思い出すわけです。
もしくは初めてここで触れる人もいるかもしれないですね。
ホームページのトップ画面だけを見てすぐ電話してくる人もいるので、治療院側も意識的に自分達の価値をしっかり教えるということはすごい重要ですね。
それで、価値がしっかり記憶に残っていれば、そこから口コミにも繋がりますし、リピートもしやすくなりますよね。
さらに、来院終わった後にここからもう一回フォローします。
定期的に送っていらっしゃる先生多いと思うのですけど、帰った後に、例えばサンキューハガキとか、ニュースレターとかを送るんです。
そのときに一回伝えた、ここで二回目伝えた、ここで三回目、としっかりと伝えていかないといけないですね。
一回伝えたらおしまいではなくて、来院した時にも伝える、フォローアップの段階でも伝える。
二回目の時も何らかの形で伝えるという考えが重要です。
もちろん、いやらしく「うちはいいですよ、いいですよ」という形で押してもらってはいけないんですけど。
さりげなく、例えば待合室とかに患者さんの声を置いておくとか、院内にポップで張っておくとか、こだわりをまとめた冊子を帰るときに渡すとか、ニュースレターに同封しておくとか。
しっかりと自分達の価値を再伝達し続ける事によって、それが口コミなりリピートする理由になり、その会社の価値を高める要素になってくれるわけですね。
この価値の忘却っていうこと知らない治療家さんは多いので、患者さんは忘れやすいものだ、自分達の価値は実はあまり伝わっていない、ということを認識いただくと、かなり反応が変わってくるんじゃないかなと思います。
本日はこれで失礼します。
2013/11/06 | 治療院集客に成功するためのノウハウ