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こんにちは、治療院集客　株式会社クドケンの工藤です。

今日は施術の本当の価値の話をしたいと思います。

多くの治療家さんは、特に治療に傾倒してしまって変化を捨ててしまっています。
施術室で体を治すという事に特化してしまって、ソコにばかり集中している先生なんかは、よく忘れがちなポイントなのですが、この部分を掘り下げて考えていきますと、患者さんの満足度だったり、患者さんからの先生への信頼度が上がっていきますので、このあたりを注意して頂きたいと思います。

カイロであれば背骨を治すとか首を治すとか、整体であれば、稼働域を広げるとか正しい位置に戻すとか、マッサージであれば筋肉をほぐすとか、鍼灸であれば血流を良くする、気の流れを良くする等、色々な術があり、体に変化が現れます。

「筋肉がほぐれる、稼働域が広がる、正しい位置に戻る、血流に変化が現れる、ここまでのことは他の人はやっていない。」
「変化を起こせば患者さんに価値を感じてもらえる。」

確かにそれは間違いでは無いです。

施術に対してお金を頂く、変化に対してお金を頂く。
しかし、実際に患者さんがお金を払うというのは、実はその先にある感情に対してなのです。施術をして、変化が起き、その先に感情がある。

例えば、お子さんを抱っこして遊びに行きたいが腰が痛くて抱っこできない、愛するお子さんを抱っこする度に辛いし仕事にも身が入らず、どうしていいか分からない。

そういった患者さんの体が、施術で変化し、お子さんと腰を気にせずに遊べるようなったり、職場に復帰してバリバリ働ける様になった。こういった事によって、感情がプラスに動き、その感情の変化に価値を感じているわけです。

例えて言いますと、お金を手にした事によってベンツを買った。お金がベンツに変化しました。しかし、一人でベンツに乗っても大した事ではありません。ベンツを買い、女性にモテたり周りから賞賛を浴びたりする事で感情が動きます。

車の販売員から｢ベンツに乗ったら注目の的ですよ｣｢ベンツに乗ったら、若い子が飛び付いきますよ｣等と言われると、心が動いてベンツ買おうかなぁ、と思うわけです。
買った後はベンツ買ったからモテるかも、と淡い期待を抱き、その感情に対してベンツであれば1000万円ものお金を払います。

施術も同じで、施術をする事によりもちろん体に変化が起きますが、体の変化だけではなく、その先にある感情、この感情の価値を上げる事によって、患者さんの満足度を上げる事になる。

では、どうやって上げるのか？
一つの方法としては具体的な数字や見た目で判断します。
何故かというと、敏感な患者さん以外の多くの患者さんは、施術をしても変化に気がつかない事が多く、本当に良くなっているの？先生はホグれたと言ってるけど本当？何となく軽くなっている気がするけど...といった様に、体の変化を感じていない事があります。

こういった患者さんには、客観的にデジカメや科学的データ等を使って、しっかり変化を見せる。ここまでは良く知られていますよね。ではこの先、感情をどうやってプラスに持って行くか？

それは、施術前の写真と、施術後の写真を患者さんに見比べてもらい、
「施術前はこれだけ曲がっていた脚が、施術後はコレだけ良くなってますよ。これだったら、後3回施術をすればキチンと真直ぐになります。そうしたら○○さんが前から望んでいた、お子さんとサッカーをして遊ぶ事も出来ますし、仕事もバリバリこなせますから、もっと頑張りましょうね。」
と伝える事で感情がプラスに動くわけです。
変化した事がさらに感情を動かす手助けをする、視覚、感覚等で変化の確認をしっかりしてあげる。
その先に、患者さんの感情を動せる様な言葉をかけてあげる事によって、患者さんにとって凄く価値が上がる事になります。

施術を受ける事により肩が治り仕事がバリバリでき、いつも元気でいられたらと、プラスに動いている感情が、施術した後に、これで○○さん元気に仕事できますよ、家族と思いっきり遊ぶ事ができますよ、と伝えると、感情がさらにプラスになる、そのイメージをして下さい。

人は言葉でイメージを誘導して付ける事ができますので、そうすると頑張ろうとか、今日施術して凄く良かった、というような感情になるんですね。

感情に対して価値が生まれるんです。

この価値を増大させる価値をしっかり感じてもらう為には、変化を起こした先に感情を動かすという事を凄く頑張って欲しいんです。そうすると凄く患者さんの反応が変わってきますので、ぜひ、この"ベンツを買った先に感情がある"という考え方を覚えておいてください。
施術の先に感情がある、このポイントをしっかりと押さえて頂ければと思います。

それでは本日はこれで失礼致します。

2013/11/07 ｜

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