メンテナンス通院の意義

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの斉藤です。

本日はメンテナンスの意義、考え方についてお伝えさせて頂きます。

先日もご相談を受けたんですけども、治った患者さん、症状が落ち着いた患者さんに対して、「また来てくださいね」と言うのに気が引ける、要するに自分の治療院の経営の安定ために「通って下さいね」と言うのは、すごく辛いという相談を受けたんです。

このメンテナンス通院という考え方なんですが、まず先生の考え方を少し変えなければ、患者さんにももちろん伝わって行きません。

「経営を安定させるために、患者さんからお金を奪う」という感覚になってしまっている先生がいるんですけども、メンテナンス通院と言うのは患者さんにとってすごくメリットがいっぱいあるんです。

月に定期的に通っていればその症状が起きる前に発症を防ぐことが出来ます。
例えば、体のケア、予防、生活指導、健康指導。
そもそもその生活習慣に問題があってその症状が発生、発症した可能性がありますから、そこを正すという指導が出来るんです。

メンテナンス通院がない場合とある場合を比べてみると、腰痛、肩こり、どこかしら痛みや症状というのが発症します。
それから治療院に対して悩みを解決する為に来院します。そこで一回ないし複数回、しっかり通って頂きます。その後に症状が治まったらそこで治療終了というのが一般的な治療院さんです。
「痛みがまた出たら、また来てください」という風に、お医者さんみたいな感じで指導している所が多いんですけど、実はそこで患者さんの為を思うと、メンテナンス通院を教えていないと、また辛い苦しい期間がやって来る可能性があります。
それからまた発症すれば、複数回来ないとなりません。
治療院に通う為に払うお金も増えてしまいます。

こういったことを考えると、治った後もしっかりと患者さんに通ってもらうということは、患者さんのためになるんです。

このメンテナンスをしっかり教えていると、症状の発症、来院、通院、治療終了の後に、もう一つ加わります。
それをメンテナンス期間としっかり定義します。

月一回、ないし二回、定期的にしっかり通って頂くということをすると、事前に症状を防ぐことが出来るんです。

ということで、患者さんのメリットとしては、まず辛い苦しい思いをまたしなくていいということ。患者さんのペースで通えるということ。また、短期的にしっかり通わなくてはいけないということではなく、定期的に月一回なら、それしか治療費は掛からないので全体としてみると割安です。

ですので、患者さんにとってすごくメリットはたくさんあります。体のケア、予防、生活・健康指導がしっかりと出来ると言うことです。

それでもまだ抵抗があると言う先生がいらしたら、メンテナンス期間と言うのを自分の中でしっかり定義して、メンテナンスで通う患者さんに対しては治療時間を短くする。メンテナンス用に回数券を作る、費用をちょっと押さえて提案してあげるなどが出来ます。

共通するのが、痛みを直すという目的から、体をケアするという目的に変えること。
つまり、提供するものを変えなくてはならないので、その辺を見直していただくことです。

メンテナンス通院と言うのは「経営を安定させるために患者さんからお金を奪う」と言う考えではない、患者さんにとってプラスのことばかりであるということを、ぜひ見直していただいて、患者さんに提案して頂ければと思います。

本日はこれで失礼いたします。

2013/10/22 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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