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5つの立地タイプ
こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。
今日は、「立地タイプとターゲット設定」という話をしたいと思います。
治療院ビジネスというのは、エリアビジネス、商圏がある地域ビジネスです。
「自分のエリアがどういったエリアなのか」「どういった立地なのか」「どういった顧客層なのか」によって、取るべき戦略が変わってきます。
戦略をエリアに最適化することで、効率良く集客することができます。
今日は、そういった内容に触れてみたいと思います。
治療院に限らず、こういったエリアビジネス、例えば、エステやクリーニング屋さん、飲食店などなんでもそうですが、商圏がどういったエリアなのかということを、入念に調査してから出店すると思います。
このエリアを大きく分けると、①駅前、②住宅街、③オフィス街、④商店街、⑤郊外大通り、以上の5つがあげられます。
例えば、大型の電気店などですと、郊外大通りなどの車が入りやすいところに設置します。
また、マクドナルドなどの飲食店ですと、駅前などに出店しますが、住宅街などには出店しません。
このように、ビジネスごとに特徴があるので、どういった立地に出せばうまくいくのかということが、答えとして出ています。
では、治療院ビジネスの場合はどうなのかという話をしていきたいと思います。
①の駅前、もしくは駅ビルが一番良いですが、こういった場所では大手のフランチャイズ店舗などが出店しています。
集客力は良いですが、家賃が高く、店舗の空きも少ない、初期費用もたくさんかかります。
個人の治療院様が出店するのは、資金的には難しいと思います。
駅前は、首都圏でも地方都市でも一番有利です。
そして、ホームページ集客という点でもとても有利です。
例えば、駅の近くに住んでいない人も、駅を目印に来店するということもあります。
電車に乗ってくるということがあるので、広域から集客することができます。
次に②の住宅街ですが、駅からは離れているので、そのエリアの住宅街に住んでいる人が集客の対象になります。
すると、住宅数が少なければ住んでいる人も少ないので、必然的に顧客数も少ないことになります。
そうすると、根付くまでに時間がかかり、集客に苦労するケースがあります。
そして、広告を出しても集客しにくい傾向があります。
ホームページに関しても、周りに住んでいる人しか来ないので数は少ないですし、駅から離れているため、広域からの集客もあまり見込めません。
例えば、中野駅から徒歩15分と言われても、「15分も歩けるだろうか」と思ってしまいます。
その分、チラシはうまくいくことがあります。
次に③のオフィス街ですが、東京であれば新宿、銀座、丸の内などが該当します。
ここは働いている人がターゲットになるので、とても分かりやすいです。
働く時間は、朝8時・9時から、夜5時・6時、遅い人で9時ぐらいまでというような形です。
ですので、働く人に合わせた時間配分、働く人たちの層に合わせたメニューやメッセージを出していくと集客がうまくいきます。
ただ、土曜日・日曜日は人が少ないので、その対策はしっかりとしなければなりません。
次に④の商店街ですと、少し駅から離れていますが、距離が長いのでその中を人がたくさん歩いているのであれば、集客は十分見込めます。
人の通りの多さで比べると、駅前も多いです。
住宅街はあまり人が歩いていません。
商店街は、人通りが多いことはもちろん、駅も近いので、ホームページでの集客も見込めます。
最後に郊外の大通りですが、ここは駅からの集客がなかなか見込めませんが、車で来られることを考えると、商圏は広いと言えます。
ですので、車で来る人に対するメッセージを充実させると良いです。
車で来るということは、ファミリー層も厚いことが考えられます。
なので、大手のファミレスなどはこういった所に出店することが多いです。
自分の治療院の商圏は、他の業態にとってどうなのかということを考えることも大切です。
そうすることで、どういった戦略をとれば良いのかということもわかってくると思います。
以上、5つの立地タイプを紹介しました。
「自分の立地はどういった場所なのか」もしくは「新しく出店する場合に、どういった場所に出すとうまくいくのか」「今の自分のエリアではどう戦うべきか」などを考える必要があります。
5つの立地タイプで同じ戦略をとってはいけません。
住宅街で人が少ないにも関わらず、駅前と同じ戦略をとってはいけませんし、住宅街でオフィス街と同じ戦略をとっても全然うまくいかないでしょう。
やはり、その場所ごとに対応した特徴をつかみ、戦略を練らなければなりません。
例えばオフィス街であれば、夜6時や5時に終わるのではなくて、午前中はやらずにその分夜9時までやるなどが考えられます。
そうすると、夜に来店する人が増えるため、必然的に売り上げも上がることになります。
このように、「エリアごとにどういう人がいるのか」「お店に通う人たちはどういったライフスタイルなのか」「どういったメッセージを出せば良いのか」などを考える必要があります。
これは、治療院ビジネスだけではありません。
他のビジネスでもこういったことを考えて出店しています。
大切なのは、「自分のエリアの顧客属性は何か」「どういったライフスタイルか」「どういった考え方で、どういった生活習慣か」「どういった職業に就いているのか」「どういった状況なのか」「その年代層は何なのか」などを考えることです。
「お年寄りが多いのか若い人が多いのか」「女性でも、働いているのか主婦なのか」などによっても違いがあります。
子育てが終わった人なのなら、その人たちにどういったメッセージを発するべきか。
子育て中の人なら、その人にあったメッセージを出す方がもちろんヒットしますし、お年寄りが多いのであれば、お年寄りに向けたメッセージを出さなければなりません。
これは、広告、ホームページ、院の前のハザード、タペストリ、看板などを通じて発信します。
そして「どういったメニューを出すか」お年寄りに若い人向けのメニューを渡しても意味がないです。
お年寄りにはお年寄りにうけるメニュー、好かれるメニューを作っていけば、効率が良いです。
そして「どういった対応を取るか」例えば、「内装はどういった感じにするか」や、女性客が多ければ女性のスタッフがいた方が良いです。
このように、立地と顧客の層によってとるべき戦略が大きく変わってきます。
しかし「自分の先輩はこうやっていたから」とか「自分が働いていた医院はこうだったから」というように、あまり意識せずに単純な理由だけで、十分な戦略を考えずに治療院運営をしている先生も多いです。
他のビジネスでは当たり前のことを、治療院ビジネスでも考えて、顧客に合わせて自分の医院を最適化していくという考えを持つ必要があります。
もちろん、技術などなにかに特化している治療院様であれば、うまくいくこともあると思います。
しかし、商売というのはお客様ありき、治療院では患者様ありきなので、患者様がいかに来やすいか、いかに集まるかということが勝負になってきますので、こういった最適化という考え方を持つということも一つの選択肢ということです。
もちろん、こうしなければならないというわけではありません。
治療院様の今の考え方に、今日お話ししたことを加えていってみるということを意識してもらえればと思います。
今日は以上です、失礼します。
2013/09/24 | 治療院集客に成功するためのノウハウ
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