証拠を出す

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。


セミナーや医院を訪問してお話を聞くと、
過去の実績を自慢する先生方が多くおられます。

たとえば、重度な患者さんを治したという『治った自慢』。
自分の腕は地域一番であるという思いの先生が医院を経営されています。

しかし、腕がいいはずなのに繁盛しない。
腕さえよければ繁盛すると思っている先生も多いのです。

なぜ繁盛しないのか・・・

理由1、腕が良いというのが思い込み

誰しも自分の腕に自信があると思います。
厳しいことを言うようですが、人間には、自分を否定したくない、
自分はすごい人間なんだと肯定したい本能があります。

たとえば、重度な患者さんを治した経験があると言いいますが、
実は良いところばかりクローズアップされていて、 上手くいっていないところや、自分にとって都合が悪いところは記憶に残らないという現象が起きてしまうのです。

良いところばっかり注目してしまって、自分は腕が良いと思ってしまっていますが、
治療というのは客観的な基準が無いので、比較するのは難しいですが、
一般的な目線で見てみると、実際はそれほどの技術でもなかったりするのです。

腕が良いというのは思い込みというのは失礼な言い方かもしれないですが、
既存の患者さんや新規の患者さんからみると、実際はそこまで良くないというのが多々あります。


理由2、証明できる確固たる証拠がない

先生が過去の記憶を言う事は簡単ですが、新規の患者さんにはわかりづらい。

新規の患者さんはどこかで疑いの目を持っているので、証拠を出さないといけません。

たとえば、資格やビフォーアフター、本やテレビに出ているとか、
患者さんのたくさんの体験記や有名人の推薦文があるというような、
一般の人がわかりやすい基準の、証明できる確固たる証拠でないといけません。

ここは凄いだろうなという、社会一般で認識されている客観的な証拠がないと信じてもらえません。

大事なことは、基準となる事を証拠として提示できるか、ということです。

なので、証拠となるものが多いホームページなどは、選ばれやすいし、
そういった方がチラシを出したら反応が高いので、繁盛しやすい。

証拠をたくさん提示したところが、集客においては勝つということです。

なぜかというと、治療は受けてみないとわからないのですが、
患者さんは足を運ぶというリスクと、お金を払うというリスクが伴うので、
確固たる証拠がないと治療を受けに行く事が出来ないからです。

自分の腕が良いと思い込むのは自由ですが、
自分の思い込みの中だけで、腕が良いとか、治療が優れていると思っていないかどうか見直してみて、
証明できるところは何かないのか、証拠を出すということを、
今一度考えてみて欲しいと思います。

2013/09/02 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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