名前を呼ぶ
こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。
今日はコミュニケーションの基本中の基本である、
名前を呼ぶということについてお話します。
先日、髪を切ってきました。
私の家の近くにある「美容室アッシュ」という美容室が
あるのですが、
そこの美容師さんがことあるごとに
「工藤さん、シャンプーどうしますか」とか
「今回どうしますか、工藤さん」
と言って名前を呼びます。
例えば、シャンプーなどで担当が変わると必ず
「シャンプーをさせていただきます、○○です」
というように名前を名乗ります。
そういったところに、今日お話ししたいことのヒントがあります。
治療において話しますと、
あまりうまくいっていない治療院様ですと、
患者様の名前を1回くらいしか呼びません。
「○○様ですね。こちらへどうぞ」
といった具合にです。
主語、述語があれば良いですが、
「とりあえず寝てください」
「どうですか」
といった具合に、
特に名前を呼ばずにそのまま施術が終わって、
お会計のときまでさらっと流れてしまうというのが一般的です。
一方、フランチャイズ展開しているような大手、
例えばマッサージグループやリラクゼーショングループ、
整体サロングループなどですと、
そういったところは徹底されています。
カルテや問診票などを書いていただくと、それで名前がわかりますので、
「○○様、どこが困っていますか」
「○○様はこういうところに悩んでいるのですね」
など、ことあるごとに名前を呼んできます。
名前を呼ぶときのポイントは、アイコンタクトをするということです。
たとえ相手が目を合わせてくれなかったとしても、
目を見て話しかけることはとても重要です。
これは心理学的には、名前を呼ばれることで心の距離が徐々に縮まっていくという効果があります。
こういったことをしっかり活用しているところは、患者様としっかりコミュニケーションが取れている治療院様であるということです。
例えば、
患者様に対して先生が名乗らないため、最後まで結局先生としか呼ばれないような治療院様も多いです。
しかし、
うまくいっている治療院様では、○○先生などのように名前がついて先生と呼ばれています。
うまくいっていないところでは、
ただ先生とだけ呼ばれていて、いつまでたっても
先生の名前すら憶えていない状態です。
こういった状態では、関係性も薄い状態です。
ですので、
先生やスタッフさんが○○様としっかり名前を呼び、
そして患者様の方も○○先生や○○さんと呼んでいただけるような関係性を築けるかどうかということが、
患者様とのコミュニケーションを円滑に進める1つの
ポイントであると思います。
美容室もそういったところはしっかりと行っていて、
最低でも3回は名前を呼ぶということを意識しているそうです。
私のクライアント様である整骨院グループ様では、予約表を見ると次に誰が来るかわかります。
事前に患者様の名前を見ておいて、入ってくると同時に
「○○様ようこそ」
「○○様お待ちしておりました。お体の調子はどうですか」
といったように、最初に名前を呼ぶということを徹底
しているところもあるようです。
一般的な治療院様では、そういったところの意識が少し薄いところがあります。
ぜひ患者様とは目と目を合わせて、意図的に名前を呼んでみてください。
最初は少し違和感がありますが、何度もやっているうちに慣れてきます。
ただ、
あまりにも明らかに名前ばかり呼んでいると
違和感がありますので、バランスを考えて、
患者様との距離感をみながら、関係性を図りつつ名前を呼ぶ
ということを徹底していただけると良いと思います。
では今日は、名前を呼ぶことの大切さについてお話させていただきました。
今日は以上で失礼します。
2013/08/30 | 治療院集客に成功するためのノウハウ