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うどんやの定期券に学ぶ経営安定策
中野駅北口の夜のカフェ・ベローチェより...
こんにちは、クドケンです。
昨日は雨で寒かったのですが、本日は晴天で気持ちがよかったです。
一昨日は、仲間のインターネットビジネスの起業家たちと
代々木公園で花見をしていました。
平均年齢26歳(僕がちょと年上でして...)
みんな小さいビジネスながら恐ろしく利益率が高いビジネスを
しています。
昨日、お花見にきていた中で、今年の3月に早稲田大学を
卒業した青年がいまして、彼は就職をやめてインターネットを
使って起業する道を選んだそうです。
22歳で大学新卒なのに、月100万を稼いでいるようで
僕もびっくりでした(笑
22歳ってすばらしい!!
やはり、ビジネスというのはどんなにがんばるかではなく
何をがんばるかが重要だと思います。
治療院も同じです。
いくら治療技術を学ぶためにがんばるかではなく
いかに効率よく経営できるかをがんばると経営はうまくいきます。
経営がうまくいってから、自分のこだわりを持っていくべきだと
思います。お金がないと勉強すらできませんから...
まず、効率よい「仕組み」を作り上げる。
その「仕組み」があれば100の努力が200にも300にもなって
帰ってきます。
しかし「仕組み」がなく、ただ闇雲にがんばっても
100努力しても10くらいにしかならないということがよく起きます。
あなたの治療院にはこの集客してリピートさせる「仕組み」が
ありますか?
「仕組み」とは怠ける事じゃなく「効率よくする」ということですので
勘違いないようにお願いします。
ホームページもその効率よい仕組みの一つですが、
最初作り上げるまではちょっと大変です。
でもいったん作れば、もっとも効率のよい「仕組み」の一つに
なってくれます。
だから、ホームページはこだわって欲しいと思う今日この頃です。
では、本題。
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うどん屋の定期券に学ぶ経営安定策
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今日は動画が長くなってしまいましたので、
二つに分割しました。
では、本日はタイトルにもありました僕の大好きな
「はなまるうどん」の話しです。
先週末、中野の「はなまるうどん」に行くと「定期券」というものが
ありました。
早速購入したのですが、こういうものです。
http://www.narinari.com/Nd/2007027079.html
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このカードを見せてくれたら、すべてのうどんの料金から105円引き
つまり、かけうどんの「小」は105円だからお金を財布から
ださないでもうどんが毎日食べられるというもの。
----
中野店で購入した定期券はこういう感じでした。
このうどん定期券戦略は治療院でも使えると思います。
まず、メリットとデメリットを確認していきましょう。
デメリットとしては
500円で30日間、何度来店しても105円引きなので
最高3000円の割引きになります。
最大で2500円の売上げを逃してしまします。
では次にメリットを見ていきましょう。
1、定期券があると足を運ぶ回数が増える
→普段は一週間に1度しか行かない人でも、定期券があれば
行けば行くほどお得になるので、一週間に2回、3回と
行きたくなるのが人間心理です。
「うどん と そば どっちにしよう?
今は「はなまる」の定期があるからそっちにいこう」
となってしまいます。
同じような商品があったときに、人間はすこしでも得な方で
買います。
財布の中に定期券があるということで、財布を開く度に
「はまなるうどん」を思い出すという定期券の広告効果も
あります。
この「財布の中にカードがある」ということがとても重要です。
しかも、「はなまる」の場合は安っぽい紙ではなく、
しっかりとしたスイカやパスモのようなプラスチックで
できています。
存在感あります(笑
こういうのってなかなか捨てられないです。
2、顧客単価があがる
→この定期券をもっていると毎回105円引きというのは、
なんとなくお得な気分になります。
いつもは300円だったものが200円で食べられる。
そうすると、いつもは300円のうどんを頼んでいた人も、
「定期で105円引きだからちょっといい奴を頼もう!」と
400円のメニューを頼んでしまいます。
※実際に払うのは300円になります。※
最初に定期券を購入するために500円払っているのですが
不思議ですね、安くなる魔法のカードような気分になります。
人は自分の財布からお金を出さないとなぜか得した気分になります。
なので、「なんでも105円引きだから、今日はちょっと高いやつ」
という心理になっていくんですね。
なんとなく、この気持ちわかりますよね???
僕だけでしょうか(笑
また、いつもはかけうどん「小」105円のだけ頼んでいた人も
定期券1枚だしてお金を払わずにレジを通過するのは後ろめたい。
結果的に天ぷらを買ってみたり、すこしいいものを頼んでみたり
「お金はすこしは支払わないといけない」という思いこみのもと
単価を上げてしまいます。
3,話題性がある
→こういった定期券キャンペーンなどは他の飲食店ではみないので
目立ちます。
顧客の興味を引くことができます。
人は目新しいことが大好きです。
マスコミもこういった話題性が大好きです。
だから、マスコミや新聞、テレビなどの取材を
呼びやすくなります。
(プレスリリースが出しやすくなります)
結果的に顧客の頭の中に「はなまるうどん」が定着し、
その頭の占有率を広げていきます。
いままでは「はなまる」なんてと行かなかった人も、
存在を知り興味を持って行くかもしれません。
----------まとめ----------------
うどん定期は表面的にみると、500円で最大3000円のうどんが
食べられるという、お客様にとってお得なキャンペーンですが
実はお店も、人間心理をうまく使い、売上げを大きく伸ばして
利益率も上げている。
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自分に落とし込めますか?
では、もう一つの事例をあげます。
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九州の繁盛してる美容室の話
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九州のとある美容室では、ヘアカラー(髪のカラーリング)の
年間パスということをやって繁盛しているみたいです。
その年間パスを購入すると、1年間何度でも髪の色を変えることが
できます。
この例にもデメリットとメリットがあります。
美容室側から見るデメリットは、年間パスを購入した方はパスがあるので
ヘアカラーが無料です。
毎月毎月こられると、利益がドンドン薄くなっていきます。
これがデメリットです。
次はメリットです。
1、定期があることで他の美容室に浮気しない。
→ポイントは、美容室というのは「顧客の固定化」がうどん以上に
ネックになっているということです。
美容室としては、「ずっと自分の店を使って欲しい...」。
けど、「それがなかなか難しい...」ということです。
しかし、この年間パスがあれば、浮気したくてもパスを買っているから
浮気できないんですね。
パスがあれば、カラーリングは無料で受けられますから
最低でもカラーリングはその店にいきます。
しかも、年間パスの値段もお得な値段ですが、
最低限の利益がでるギリギリの価格でOKです。
2、顧客単価アップ
→カラーリングをする人は、ほぼカットもしていきます。
当然カットは通常料金です。カラーリングであまり利益がでなくても
カットやトリートメントで利益をだせばいいのです。
しかも、年間パスがあるとカラーリングが無料になったという感覚もあり
来院頻度が上がっていると言うことです。
つまり、顧客からみると先にお金を払ってしまうので、
毎回行くときはカット代金のみ、カラーリングについては
お金を払わない...なぜかすごく得になった気分にります。
さらに、美容室はカットだけじゃなくスタイリング剤や、
シャンプーなど細かいオプション収入をあげることができます。
3、まとめて先に1年分貰えるということ
カラーリンクの年間ですから、数万円はするんじゃないでしょうか?
その現金をまとめて先に貰えるわけですから、入った収入で
広告をだしたり、設備投資に使ったりすることで、運営・経営が
楽になります。
こういった「仕組み」を作ってこの美容室は大繁盛しているようです。
まさに「損して得取れ」というものです。
これを治療院に当てはめていくと...
...って答えをお伝えするだけではいけないと思います。
今回は、この「うどん」と「美容室」の例をよく読んで理解し、
「自分の店ならばこの定期券という発想をどう生かすか?」
「どこかマネできるポイントはないかなどを考えて見てください。」
人から教えられたアイデアよりも、自分で考えたアイデアは
実行したくなります。
その考えた内容をこっそり僕に教えて下さい。
その内容について僕がマーケティングの立場からアドバイスいたします。
このメールに返信でいいので、ここにあなたの考えを教えて下さい。
info@kudokenn.com
よい例があれば、返信してくれた人にだけ内容をシェアします。
PS
土曜日は、マーケティングコンサルタントとしてかなり有名な人と
朝3時まで飲んできました。
やはり、話しのネタはマーケティングについてです。
「あの人がすごい...。このマーケティングよかったね。
これ真似できるよね。パクってこの業界で使おうよ...。」
こんな感じです(笑
その方は月間180万円のコンサル料金をもらって結構大手の会社の
ネットマーケティングの指導をしています。
「どんな内容教えているんですか?180万ってすごすぎですね?」
といろいろ突っ込んで聞いてきました。
それはまた次回のメールマガジンで教えます。
こういった、スゴイ実績の方とお話しているとつくづく「仕組み」が
大切だなーと思います。
がんばってもうまくいかない人は、もっとがんばるのではなく
「がんばりかたを変えてみる」ほうが重要なのかしれません。
本日も長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただき
ありがとうございます。
宿題もできたら送って下さいね。
info@kudokenn.com
2010/04/14 | 治療院マーケティング
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