マーケティングシステムとセールス力

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケン 工藤です。

よくメールマガジンで新規が100人とか150人来たとかお話させていただいていますが、そのようなことをよく書いていると、よくご意見をもらいます。
治療院は新規だけじゃないんだぞとか、お叱りの言葉をいただいたり、お前は治療院経営のことがまるでわかっていないなどといった厳しい意見も中にはあります。

勘違いしてほしくないこともあるので、今日は解説していきたいと思います。

そもそも、治療院の売り上げの比率を見ていただきたいのです。できたばかりの治療院ではどうかわかりませんが、ある程度長く経営している治療院さんで考えます。売り上げ比率というのは新規の売り上げとリピートの売り上げで比べると、大体新規の売り上げは10%とか5%とかです。新規がわりと多い店舗であれば、新規が20%とかいくかもしれませんが、大体の売り上げはリピートからきていると思います。つまり、新規の売り上げは全体の売り上げから見る場合には、かなり少ないのです。

何でリピートするのかというと、治療がいいとかです。大体の治療家の方は治療さえよければリピートする、治療がよければ全てがうまく行くと思っていらっしゃると思います。
新規を取る集客というのがあって、その後に治療にやってきて治療を受け、そこからリピートという流れになっていきます。

そこで、治療が上手ければ繁盛するのかというと、僕はそうは思っていません。
繁盛している治療家さんや、上手く行っているクライアントさんを見ると、治療だけではないです。例えば、治療の最中のコミュニケーション能力とか、治療が実際どれだけの効果を発揮しているかというような魅せ方です。魅了するという魅せるです。

魅せるというのは非常に重要で、実際に受けている患者さんというのは、どれぐらいよくなかったかはある程度感覚で本人もわかります。
この感覚というのは、治療院の先生が「今まではこうだったけど、治療を受けたらこんなに良くなりましたよね」とか、「少ししか腰が曲がらなかったのが、きちんと曲がるようになりましたよね」とか小さな違いを患者さんに気づかせてあげましょう。

設備ということで考えると、すごく行きにくいとか行ってみたらすごく遠かったとか、設備がすごい古くて衛生的にも大丈夫なのかなと思われてしまうと、治療がいかによくてもリピート率は下がります。これからの時代はサービスです。
治療院はサービス業ではありませんが、サービス業の一面は持ちあわせないと大変ではないかと思います。
コミュニケーションだったり、おもてなしとか気遣いで、来た患者さんがいかに気持ちよく帰っていただけるかというホスピタリティ精神が必要になると思います。

その中で治療というのはメインであって、治療の技術は本当に大事なものですが、他のコミュニケーションや設備やサービスもリピート率をあげるには必要なことです。

僕は「集客」とよくいいますしメールマガジンでも書いています。
治療院経営をビジネスで考えた場合、新規をとっていくのは非常に重要です。
よく考えると売り上げの90%以上はリピートなので、腕がよくてリピート率がよければいいんじゃないかと思われるでしょう。
実際は治療などがいかによかったとしても、新規が来ないと治療もできないですし、リピートもしません。

新規が来ないとリピートはないのですが、売り上げとしては90%がリピートを占めているということがネックです。ここを深く理解しましょう。
そして、治療家さんにとっては治療をやりたいわけですから治療を中心に考えながらも、
コミュニケーションと設備とサービスも意識しつつ、リピートをいかにとれるかということを考えることが必要です。

それと同時に、治療に行き着くまでの集客という点は外せないです。
しかし治療家さんの場合は集客が圧倒的に弱いところです。
ホームページやチラシ、クーポンはホットペッパーなどや、地域タウン誌に載せていると患者さんは来ます。後は口コミとかもそうです。

この集客については、耳が痛いかと思いますが口を酸っぱくしてずっと言っています。
治療に関しては、僕は治療家ではないのでわかりませんし、さっき言ったコミュニケーションや設備やサービス、ホスピタリティ的な要素を取り入れていき、治療技術を更によく見せることです。
コミュニケーションも出来る限り意識をして、サービス業という意識も徐々に取り入れていき、リピート客を増やしましょう。

ただし、何度も言いますが集客がなければ何も始まりません。
集客というのが非常に大事です。

集客がないとリピートには繋がらないというのと、治療も大事だけどコミュニケーションや設備やサービスも大事で、それがあるからリピートも生まれて、売り上げの90%となります。新規の10%は無限の可能性です。

ここを意識して、もうちょっと経営というものを見てもらうと、今までとちょっと違った視点で見れるのではないかと思っています。

では、本日は以上で失礼します。

2014/03/13 |

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