クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

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【稀に見る大失敗!】予約枠を埋めるはずのアノ秘策が…

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こんにちは!クドケンラボ所長の斉藤です。

治療家の先生の「気になる!」をクドケン直営店で実践し、最新の集客情報を発信していくブログ…その名もクドケンラボ!

私斉藤が店舗運営に役立つ様々なことを実験・研究しお届けしていきます。



【今回の研究テーマ】



皆さん、こんにちは!

あんなに盛り上がったラグビーワールドカップも終わり、無事ラグビーロスにもなり、世界規模のスポーツイベントもしばらくお預けでなんだかちょっと気が抜けた11月中旬です。

ただただ順調に寒くなっていく毎日ですが、皆さまいかがお過ごしですか。

さて、皆さんは覚えておいでですか。

10月のクドケンラボにあげた『アイドルタイム』のお話を…。

大人数で歌い踊る集団のことでもなく、やたらと多い「○○坂」のことでもなく、ぼくら治療家にとっての鬼門『暇なお時間帯』のことです。

中には、事務作業したり掃除したり気持ちよくお昼寝したりと、暇なら暇なりに活用する先生もいらっしゃるでしょうが、「私は1秒でも多く治療したいんだ系」の先生のためにアイドルタイム対策をご紹介しました。

えっと…、覚えてます……よね?(圧)

前回の内容を非常にざっくり言いますと。

・アイドルタイムを暇なままにしたくなければクーポン出しちゃいなよ
・クーポン出すならLINE@使っちゃいなよ


…といった内容でした。(雑)


ちなみに、その際にご紹介したクーポンとはこんな感じ(↓)。
 
 
 
 
導入当初にまず感じた効果は以下の2つ。

①予約の分散ができる
②単純に患者さまへの接触頻度が上がる



世の中にいる、何かを「少しでも早く楽に手に入れたい」という人と「一円でも安く手に入れたい」という人のうち、後者のいわゆる『料金がお得を愛するタイプ』の人に、アイドルタイムの来院を促します。

アイドルタイムとは要は「比較的埋まりにくい(不自由な)枠」ですから、そこを埋めてくれれば、ただでさえ人気の時間帯の枠が1つ空き、予約の分散につながりますね。

あとは、クーポン等の案内を送ること自体が、そもそも患者様との接触頻度を上げることにつながるので、特にアイドルタイムに興味がない方であってもうっかり治療院のことを思い出してくれるかもしれない!

そんな棚ぼた効果も期待できちゃう、それがアイドルタイム対策でした。


【導入後しばらくして分かった意外な効果】



さて。
アイドルタイムとは何ぞや、それに対してクドケン店舗ではどんな対策をしているか、更に効果は2つあったよ〜という所まではご理解頂けましたね。

で、実際にクドケン店舗でこの施策を取り入れて約3ヶ月が経過したわけです。

そして当然ながら、色々と数字を追ってみました。

すると!
するとですよ!!

ちょっと僕らの想定外の結果というか効果が出ていてビックリ。

導入当初に想定していたシナリオとちょっと違った結果になっているので、今回はそこをご紹介したいと思います。


まずは、クドケン店舗で実際に行っているアイドルタイム割引の内容からご説明しておきましょう。

最初に、対象となる時間帯を決めます(13時から17時)。

その時間帯を対象に、新規患者様は初回限定割引価格から更に1,000円の割引。

併せて既存患者様に対しても、その時間帯は他の時間より施術料金を安くする対策を行っていました。

以下は患者様向けのご案内ページ。

キャンペーン価格(アイドルタイム割引価格)の対象上限を20名とし、「13時から17時のご予約のみ安くなりますよ」といった旨を告知していました。
 
 
 
 
新規、既存ともに割引価格にはなりますが、より新規患者様向けへの告知を大きくして割引を行っていたのです。

こうしたアイドルタイム割引を導入して。

当然ながら僕としては『きっとその時間帯に新規の患者さんがこぞって予約入れちゃうんじゃないのぉ?そうでしょう?』と期待していました。

だがしかし!

そうではなかった!!

予想は見事に裏切られました!!

結果的には、残念ながら新規の予約がアイドルタイムに顕著に多く入ることはありませんでした。

具体的には、アイドルタイム時間帯の新規患者予約率は、アイドルタイム導入前45%、導入後47%と概ね横ばい。

割引をすることで、アイドルタイム枠が新規予約でいっぱいになる未来を夢見ていたのですが、そう簡単にはいかないものですね。

斉藤さん、ちょっとしょんぼりです。

では、このアイドルタイム割引は失敗だったのか。

ただの斉藤の読み違えだったのか。

…と思っていたら、意外なところで効果を発揮していることが発覚。

なんと、アイドルタイム時間帯の既存患者様の予約が増えているというではありませんか!

今までピークタイム(忙しい時間帯)での予約を希望していた既存患者様の一部が、アイドルタイムに移行したことが分かりました。

実はこれまでクドケン店舗では、「ピークタイム(忙しい時間帯)」に新規予約が入っていることで、既存患者様の予約が取れない!という事態が頻発していました。

新規患者様は既存患者様に比べどうしても時間を長くとるため、新規が1名入っていることで場合によっては3名の既存を逃す…というケースも発生。

結果、「予約したいけど予約できない」という既存患者様が一定数おられました。

そんな予約できずに困っていた既存患者様が、アイドルタイム割引を発見。

すると、これまでなんとなくピークタイムを希望していた患者様が、「安いなら」もしくは「店舗に余裕がある時間だから」という理由で、アイドルタイムでの予約を取ってくれる方が出てきたのです。

これらは当然、昼間に時間的余裕のある方に限られますが、それでもそうした一部の方がアイドルタイム時間帯に意識を向けてくださったことで事態が改善しました。

つまり、

昼間に動ける既存患者様はアイドルタイム割引で安くてハッピー
夜しか行けない既存患者様は予約枠に余裕が出てハッピー


このように、ダブルでハッピーな結果をもたらしたのです。


もちろん、もともとが「予約の埋まりにくい不人気な時間帯」ですので、全ての予約枠がびっしり…とまではいきませんでしたが、それでもだいぶ治療院全体の予約枠の調整には効果があったと思います。

実際、8月までと9月以降で4%程度の稼働率アップ、患者様の来院頻度のアップもみられました。

ただの読み違いにならなくて、斉藤とっても嬉しいです。
(結果オーライとも言いますが…)

そもそも、健康維持のためにスケジュールを決めて通ってくださる患者様もいる中、こちらの予約枠の都合で「行きたいのに行けない」というのは申し訳ない限りです。

せっかく「定期的に通う」を当たり前に思ってくださる素敵な患者様の意欲をけずることにもなり兼ねません。恐ろしい…。

我々も、理想のスケジュールで通ってね…とお伝えしている以上は「予約の取りやすさ」に配慮する必要があります。

そんなニーズに、思いがけず今回の「アイドルタイム割引」が効果を発揮してくれました!


【アイドルタイム割引のメリット&デメリットとまとめ】



●メリット
・来てほしい時間に患者様を誘導できる(特にWEBからの予約)
・お得感の演出ができる
・既存患者様が予約を取りやすい環境にコントロールできるかも!?



●デメリット
・料金を割引しているので単純に売上が下がる
・料金の管理が面倒になる。時間帯によって料金が違うことに注意し、間違わずに管理することが必要に!



●まとめ

暇な時間は放置できない!

その一心で導入したアイドルタイム割引でしたが、結果は想定していたものと少々違いました。

アイドルタイム割引を取り入れても、当然ながら全員がその時間に来てくれるわけではありません。

そして意外にも、狙った新規患者さんにはそれほど効果がなかった。

しかし、「何時でもいい」という層を掘り起こすことには成功しました。

「何時でもいい」なら、「せっかくだったら安く」と思いますよね。

そうした患者様をアイドルタイム時間帯に誘導することは可能です。

患者様は、とりあえず予約が取れたから、もしくはいつもの習慣で「なんとなく」ピークタイムに予約しているだけで、もしかしたら「アイドルタイムでもOK」なのかもしれない。

そういう層をそのままにしておくのは勿体ないです。

そんな方には、是非お得にアイドルタイムを活用してもらっちゃいましょう!

結果的に、治療院全体の予約枠の調整につながります。

特に、ネットからの予約を導入しており、既存患者様で混雑する時間帯がある程度決まっている治療院の場合は、より効果を発揮するのではないでしょうか。

こういった工夫をしてみるのも一手かもしれませんよ。




ちょっと長い追伸

(すごい精神療法について):


=====================
 まだ痛い…と言い続けるネガティブ心理を
 手技によって強制的にキャンセルする方法
=====================


実は”ある手技”を使えば

患者さんから
「まだココが痛いんですけど…」
「別のところが痛くなりました…」
などと言われなくなります。

なぜなら【深層精神調整】によって
【心理的逆転】を打ち消せるからです。


…心理的逆転ってなんじゃラホイ?

例えば、腰痛で来院した
患者さんを想像してみてください。

彼女は通院するたびに
ドンドン身体が良くなっている。
それなのにいつも
「まだ痛い…」と言い続ける。

明らかに痛みも可動域も
改善しているのに
それをポジティブに捉えず、

「わずかな痛みが残っていること」
だけに注目してしまう…。

こんな患者さんは『心理的逆転』が
起きている可能性が高いです。


つまり心理的逆転とは、
「身体に痛みや不調がある」
ということに対して、

深層心理では「治らないほうが得だ」と
考えているケースのことを指します。

調子が悪くなれば、

・周囲が心配してくれたり、
・仕事を手伝ってくれたり、
・堂々と会社を休めたりするのですから、

総合的に考えれば
「治らないほうが得だ」という結論に
至るのも合理的なわけです。


*施術しても良くなったことを
 認めてもらえず、

*あるいは、その場所が良くなっても
 「別の場所が痛くなった」と言い、
 
*しだいに段々と治りにくい
 複雑な症状へ変化していく…


この負のループ…もう断ち切りませんか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

実は、このようなネガティブ心理は
手技アプローチによって物理的に
解除することが可能になりました。

クドケン史上初の
【深層精神領域】へのアプローチです。

かなり秘匿性の高い「秘伝中の秘伝」らしく
11/21(木)23:59で完全に公開終了するため
今すぐ以下をクリックして詳細をご確認ください。


 ↓↓↓

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Writer

斉藤隆太 斉藤隆太の記事一覧

クドケンの直営院を統括する株式会社カラダミライラボ代表取締役社長。わずか1年半で直営院を4店舗展開し全て黒字化を達成。年商1億円のグループ院を築き上げる傍ら、現在の顧客のトレンドを見極め最新の経営ノウハウを研究。『患者さんが来なければ磨いた腕は活かせず、症状に苦しむ患者さんを救うことはできない。』という信念のもとに治療院のサポートを行い、メルマガ、DVD出演、セミナー講演、コンサルティング活動などを通して、治療院向けに先生主役・患者様主体の経営ノウハウを提供している。

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