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 田村剛志

【治療院】「いいスタッフが来ない…」求人で悩んでいる先生へ

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。

全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日は、
399ターン目をお届けします。


さて、
『求人採用に関するご相談』をいただきました。


「なかなか応募がない…」

「どの求人媒体がいいですか?」

「良い人が来ない…」

「採用してもすぐ辞めてしまう」

求人採用のお悩みでは、
このようなお話をよく聞きます。


「なかなか応募がない」
というお悩みについては、

求人に対するエネルギーが
不足していると感じます。


日本は少子高齢化が進み、
若い労働者の確保が
年々難しくなっています。


※日本の生産年齢人口
 (15〜64歳までの人口)は
 1995年をピークに減り続けています。

 1995年:8726万人
 →2023年:7479万人
 
 約30年で
 1300万人ほど減少しています。

 これは東京都の人口に匹敵する数です。

なにか一つの
求人媒体に掲載するだけで、
応募が集まる状況では無いと言えます。


また、求職者の価値観も
我々の20~30代の頃とは
大きく変わってきています。


お給料だけ高くても
応募は集まりません。


プライベートの時間を
優先する考えの人が増えました。


最近では仕事に没頭、忙殺される人を
社畜と呼び蔑む様な風潮もあります。


給与が高くても拘束時間が長く、
休日の少ない仕事を避ける人も
多くなっています。


また、
やりがいや福利厚生を
重視する傾向もあります。


10年前に比べると
施術業界の給与水準は
ずいぶん改善されました。


長く業界にいる経営者にとっては、

「自分たちの若い頃からしたら
 考えられないほど
 良い条件を提示してるのに!」

という思いはあるかと思いますが、、

それでも時代に追いつけていない。
というのが現実です。


また、

「良い人が来ない!」
というお悩みについては、

多くの経営者が
「良い人」の定義が曖昧です。


定義が曖昧なら、
求人に対するメッセージも曖昧になります。


それでは
良い人が応募してくる確率なんて
奇跡の様なレベルです。


そもそも
応募が集まっていないから、

応募してきた人の中から
無理矢理採用しようとします。


面接とは採用するためではなく、
採用すべきで無い人を
見極めるためにやるものです。


一度の募集で
自社に合う人が応募してこなければ

『該当者なしもやむなし』
と考えた方がいいです。


では、
採用基準はどうしたらいいか?


院や会社の規模によっても違いますが、
私は「サシでご飯に行ける人」
というのを1つの基準にしています。


1店舗であったなら、
何年も同じ職場で働くわけです。


休みの多い会社でも年間200日以上、
1日8時間以上同じ空間で過ごします。


起きている時間で考えれば、
家族よりも長い時間を
過ごすことになる相手です。


この相手を選ぶ覚悟で
採用せねばなりません。


サシでご飯にいけない様な
相手を採用してはいけないのです。


資格があるから、
技術があるから、
キャリアがあるから、、

そんな基準で採用しない方が良いですよ。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!





Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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