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 田村剛志

【治療院サブスク】やって分かった”2つのこと”

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おはようございます。


治療院コンサルタントの田村剛志です。


全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日は、
338ターン目をお届けします。


ご存じの方も
多いかも知れませんが、

私は今から12年前の2010年から
施術のサブスクをやっています。


まだサブスクという言葉がなく、
当時は継続課金、会員制と呼んでいました。


最初はまだ接骨院で
保険も取り扱っていました。


なので、
当時は保険ありきの
サブスクを組んでいました。


1回3000円ほどの実費の施術が
月10000円払えば受け放題になる。

というもので、
フリーパスと呼んでいました。


受け放題ということで、
患者さんも元を取ろうと
積極的に通院してくれました。


来院回数は
月平均で8回を超えていました。


実費の施術分とは別に、
保険の窓口分と
請求分は別途いただいていました。


そうすると、
保険の請求額も増えるので
1人の患者さんからいただける
報酬も大きかったです。


しかし、
サブスクの目的は
顧客と長いお付き合いをしていくこと。


ですが、
通い放題で頻繁に来院されていると
3ヶ月もすると飽きてしまうのか、
それとも通い疲れなのか、

パタっと来院をやめてしまう人が
続出しました。


継続課金なので、
来院されなくても引き落としで
売上は入るのですが、

来院されていないのに
お金をいただいていることへの
罪悪感があり、

だんだんと継続課金、会員を
勧めにくくなってしまいました。


また、
当時の会費は掛け捨てでしたので、

通院をお休みされていた
患者さんからすると、

その期間は丸損ということに
なってしまいます。


そうすると、
一度通院をお休みされた方は
損をさせられた院に対して
悪感情を抱きます。


しかも当時は、
契約期間に半年間の縛りを
設けていましたので、
すぐには解約ができない制度でした。


こうなると、
一度離れた患者さんは二度と
戻って来なくなってしまいます。


ご縁をいただいた患者さんと
長いお付き合いをするために作った
制度だったにも関わらず、

結果としては全く逆の形に
なってしまったのでした。


この経験から、

【1】
来院頻度の高い通院は
長くは続きにくい

【2】
会費の掛け捨ては双方後味が悪い

ということがわかりました。


この教訓は、
今のポイント累積型会員制に
活かされているのですが、

それについては
またの機会にお伝えしますね。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!




Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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