2018-1-12
50名もの面接希望者がクドケン店舗に殺到した理由
スタッフ教育・採用
田村剛志
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みなさん、こんにちは。
治療院コンサルタントの田村剛志です。
全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ側”を伝授する
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田村剛志の繁盛システム経営講座
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121ターン目となる本日は、
『求人の応募が殺到する院としない院の”ある違い”』
というテーマでお伝え致します。
本日は3月ということもありまして
採用・求人についてご相談をたくさん頂いています。
やはり、多いご質問は
「求人を出しているんだけど、
なかなか応募が取れません。」
というものですね。
このご相談は非常に多く頂くのですが、
ほどんどのケースで先生のアクション量が足りない
ということが言えると思います。
私がよく言っているのが、
「求人と集客は同じですよ」ということです。
みなさん集客に関しては
すごく努力されていると思うんです。
ポータルサイトに登録してみたり、
HPを作ってみたり、PPCとかチラシを打ってみたりと
いろいろなことをされていると思います。
求人に関してはどうでしょうか?
求人をなかなか取れないとおっしゃる方に
「具体的に何をやっているんですか?」と聞くと、
求人誌に1週ぐらい載せていて、それ以外は何もやっていない。
それで来るはずがないんですね。
集客も1つの媒体に載せただけでは
なかなか集客が十分ではなかったりします。
なので、いろいろな媒体に
広告を出されていると思います。
求人も同じで、1つの媒体で
応募が集まることはないわけですね。
ですから、いろいろな媒体に
求人をかけることが必要になってきます。
特に国家資格者を採用したい場合、
国家資格者の方って一般の求人誌を
見ていなかったりするので、
まず最低限、全国の学校に求人表を送る
ということをやるべきだと思います。
私も東京の店舗を持っていますけど
東京の人間だけに募集をかけても
集まらないわけですね。
日本中から応募を集めてきています。
すべての学校に求人表を出して、
こういう仕事がありますよ、
うちで働いてみませんかという
求人表を出させていただいています。
100以上の学校がありますから
その学校すべてに求人表を送る。
国家資格者の採用がしたいなら
これは最低ラインのことだと思います。
どのタイミングで、
どういうところから応募があるかは
わかりませんので、
可能性を広げるという考え方を
持っていただきたいと思います。
それから特に国家資格者の方々を
採用したいのであれば
人材派遣会社にも登録するべきでしょう。
ウィルワンさんであったりとか
スリーサイズさんであったりとか
リジョブさんであったりとか
もちろんコストはかかりますが、
有料の人材紹介の良いところは
基本的には掲載料がかからずに
採用した時に年収の20%を相場に
紹介料を払って採用する形になることです。
※掲載料がかかるところもあります
採用しなければ
お金がかからないわけですから
選ぶことができるんです。
ここはやっておくべきですね。
年収の20%というと
50万~80万と結構な金額になるので
「高い!」と仰る方もいるんですけど、
それに見合うぐらいの
人材を採用すると考えれば、
特に問題はないと思います。
やっぱり、人の採用って
すごく大きな投資になりますからね。
大体1人雇うと、そのスタッフさんが
収益を上げるようになるまで
100万円ぐらいの投資がかかるわけです。
すごく大きな投資です。
ですから慎重に
選ばないといけないわけですね。
だから、
あまり安く採用しようということは
考えない方がいいですね。
やっぱり、慎重に採用する。
そのコストに見合うだけの人材を
採用すると考えてほしいと思います。
それから、
もう1つやっておいてほしいのが
自社のHPに求人ページを
しっかり用意することです。
やっぱり、仕事を探している方は
いろいろな治療院の
HPを見ていらっしゃいます。
求人表だけだと職場の雰囲気が
伝わりにくいんですよね。
HPでは患者さんに向けて
自分たちがどんなことをやっているのか?
どんなポリシーで
やっているのかということを
一生懸命出していると思います。
やっぱり、その院のことが
分かりやすいのがHPだと思います。
だから、求職者の方も
HPを見て職場の雰囲気は
どんなものなのかなとチェックします。
そこに求人情報が載っていたりすると
求人・応募の第一歩になるんです。
まとめますと
まずは、求人を集めたかったら
アクション量を増やすこと。
特に今は国家試験が終わったところです。
大体毎年、半数ぐらいは
国試が終わってから新卒の方々は動きます。
自己採点をしてみて合格ラインだというところで
そこから求人活動を始める人がまだまだ多いです。
この時期というのは
頑張らないといけない時期だと思います。
なので、今から間に合うかはわかりませんが、
最低限、すべての学校に求人表を出す。
学校はタウンワークを調べれば載っています。
そこから連絡して、
「求人表を出させてもらいたいのですが、
フォーマットはありますか?」
と確認して、フォーマットがあれば
そのフォーマットに沿って求人表を出す。
フォーマットがないところであれば
自分の院の特徴が分かる写真付きの求人票を
出すのが良いでしょう。
それから、
求人媒体はいろいろあると思います。
可能な限りすべての媒体にかけていく。
多くの媒体にかけないと
なかなか求人がかかってくれません。
もちろん、良い人を雇いたいですから
選べるぐらいの応募数を集めないといけません。
求人とは、言うなれば仕入れです。
人がいないと生産量を増やせないわけですからね。
集客以上にコストをかけないといけないのが
求人の部分だと思います。
なので、自社サイトにも
しっかり求人情報を入れて
社内の雰囲気がわかるようにしましょう。
最低限これぐらいのことは
やっておかないと、今の時代
なかなか求人は集まりません。
アクション量を増やして
コストを惜しまず求人をかけていく。
これをぜひ
やっていただきたいと思います。
Writer
田村剛志 田村剛志の記事一覧
10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。
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