ハンバーガーが売れない理由

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケンの工藤です。

今日は「マクドナルドよりおいしいハンバーガーが売れない理由」というテーマでお話したいと思います。

マクドナルドってご存知だと思いますが、日本一売れているハンバーガーチェーン店です。では味が日本一良いのかというと、全然そうではないですよね。
そのハンバーガーが何故売れているのかというのと、治療院業界をちょっと結びつけてお話ししたいと思います。

2つのポイントとしては「人の判断基準」「ポジショニング」という、ポジショニングをどうとるか、というお話になってきます。

マクドナルドのハンバーガーがおいしくなくても売れている理由は、イロイロあります。
それはまず「人の判断基準がおいしいから買うのか」というところなんです。
マクドナルドというのはどういった戦略を取っているのかというと、大手である強者の戦略です。

良い立地を押さえて、広告費を大量に掛けて、大量にテレビCMを流し、大量の仕入で原価を安く押さえて、比較的安い値段で提供することによって、多くの人を取り込む。
マス媒体です。一番マス、一番大きいパイを取りにいく、ということをしている起業です。
だから必然的に一番売り上げが上がる、ということですね。

ただ、味が一番うまいのかというとそうではない。
味より利便性ですね、駅から近いとか、入りやすいとか、あとはサービスとかですね、内装とか、CM効果、そういったものトータルで人は判断するので「味だけで判断していない」というところに注目してほしいです。

これを治療院業界に置き換えると「腕だけで判断していない」ということに結びつくと思います。腕が良ければ繁盛するかというとそいうではない。
腕が良くても他の部分が駄目だったら繁盛しなかったり。

逆に、腕がソコソコだったとしてもいろんなトータルで見たとき、利便性だったり、集客力だったり、話し方、コミュニケーションとか、トータルで見た時に、満足を勝ち取ることが出来れば、その治療院は繁盛しているってことです。

まさにマクドナルドに学ぶべきところはそこで、「味よりもトータルバランスで勝負している」っていうところにあります。

顧客数ピラミッドっていう考え方があります。一般的な普通の所得層の方、一番多いです。普通に年収300万とか500万、600万の間に暮らしているような方が、一番やっぱり数としては多いんですね。
マクドナルドはこのマス、一番多い層を取りにいくんですね、ここ。
一番売り上げがあって、一番利益が残りますから。

大手の治療院がそういう戦略に出てきたからといって、例えば1時間2,980円とか、値下げ勝負にいってはいけないわけですね。
立地だとかそういった同じような戦略で戦ってはいけないわけなんです。

まずは「腕だけで判断していない」というポイントを押さえた上でですが、ポジションという考えです。どういったポジションを取るのか、ということですね。

例えば、腕がスゴイ良くて値段が高い、こういったポジション取るとか。
だけど利益が上がらなかったりするとマーケティング力・告知力が下がってくるので、そういうのに負けないように口コミで勝負するとか、外見・見た目・何か特徴で勝負するとかですね。ちょっと違うポジションを取らなければいけないんです。

施術以外のもので他にこういった大手と戦える部分はないのか、もしくは戦わずしてアピールするところはないのか」ということを考えて欲しいんです。

マクドナルドよりおいしいハンバーガーをつくったとしても、売上は日本一に絶対なることはできないんですね。だからマクドナルドと違うポジションを取らなきゃいけないんです。

おいしさで言ったらモスバーガーだったり、フレッシュネスバーガーの新鮮さ、何か体に優しいとか、そういったのを売りにするとか、違うポジションを取るんですね。
マクドナルド、強者は強いポジションを確立すれば確立するほど、そういったその他もしくはその大手から反、アンチの人とか必ず出ますね。
そういった部分をしっかりと取りにいくという考えがスゴイ重要になってくるんですね。
治療院業界はマスマスこれから激戦化していきますので、大手の戦略を取る治療院さんというのは増えていきます。
それはまた利益をドンドン上げてドンドン拡大していくことでしょう、が。
しかし、それと同時にそういった反大手、反強者のポジションが生まれているということに気づいて欲しいんです。
そこをいかに取っていかれるかということを考えると、経営とかですね集客もスゴイやりやすいんじゃないかな、と思います。是非ちょっと参考にしていただければいいかなと思います。

今日は以上です、失礼します。

2014/03/05 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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