治療院は競合と戦うな!

こんにちは、治療院集客 株式会社クドケン工藤です。

今日は、今後治療院が生き延びるための知恵のご提案をさせていただきたいと思います。

最近本当に治療院が増えてます。整体とか接骨院とか、それこそ整骨院、鍼灸院とか、治療関係もしくはリラクゼーションサロン、足裏とかも本当に増えてきましたね。
そして、同じ地域で、同じエリアで、同じようなサービスを提供しているので、それこそ競争になります。どんどんこの競争が激化していくというのは予想されますよね。

現在すでに治療院業界というのは飽和に近い状態です。マーケティングとかを勉強されたことがある方でしたら産業の成長曲線とか聞いたことがあると思いますが、産業が始まって、最初はゆるやかなんですけど急に伸びてきて、ピークを迎えてゆっくりと衰退していくということなんですね。

治療院業界というのは、10年くらい前までは出せば儲かる、特に接骨院とかは出したら年収1000万確定みたいな、そんな時代がありましたが、今すでに成長曲線のピークを越えて徐々に下がりつつあるようなイメージなんです。ということは、もともとある程度あった需要を供給が追い越してしまっているんですね。

つまり供給のほうが多いので、患者さんもしくはお客さんは治療院を選びます。

ここの成長曲線で足りない時、この段階では治療院が足りていないわけですからどこも儲かったんですけれども、成長ピークを迎えた後、この段階では、選ばれないと生き残れない、ナンバーワンもしくはオンリーワンじゃないと生き残れない時代なんです。

そしてこの流れはますます競争が激しくなっていくので、弱者、新規参入している人、もしくは新たに革新的なことをやらない人、集客に力を入れない人というのはどんどん衰退して生き残れずに閉院という道をたどってしまうということは目に見えています。

もっと治療院も危機感を持って経営に取り組んだほうがいいと、僕は本当に感じていますが、けっこう治療家の方というのはゆったりしていて、治療できて患者さんが来てくれて、月100万なんかいらないけど、少しでも患者さんと幸せに、クチコミで呼んで仲良くやっていければいいな、というような雰囲気がある方が多いように思います。

それだと産業全体が下がっているので、自分は変わっていないと思ってもどんどん衰退していって気付いた時にはもう手遅れ、利益もないから広告費もかけられない、ホームページも作れない、集客のコンサルタントも雇えない、ライバルはどんどん雇って治療院を拡大していく、気付いたらもうにっちもさっちもいかなくて閉院という流れになってしまうんです。

競合がいるところでは、同じようなサービスでまともに戦っては勝てません。それはどの産業でも一緒です。僕はホームページ制作とインターネット集客を任す、それに特化して、さらに治療院に特化しているから治療院業界でホームページ集客という狭い分野で日本一になっています。

まともにホームページ制作の大きい会社と戦ったり、普通の大きなジャンルで、PCとかSEOのコンサルティングもしくは代行といったものをやったとしても大きい企業もしくはよりマーケティングには強い企業に負けてしまうんです。
なので僕は治療院に特化して、治療院のノウハウを積み重ねて、治療院という狭い分野、さらにウェブ、ホームページ集客という狭いジャンルで戦っているんです。
なので立ち位置が良いので負けることがないんです。

じゃあそれを治療院に置き換えると何が起きるかというと、3つの視点、今日は時間・場所・需要ということをお話ししていきます。

まず営業時間です。理想では朝9時、10時からやって夕方夜5時半、6時半に終わればいいですね。だけどその時間というのは他の治療家、他の治療院もみんなそうしたいんです。だからこそ時間をずらすという発想で考えていただきたいんです。夜中に営業して夜中の患者さん、お客さんに対応したりですとか、土日も対応してみる、あとは朝です。朝、仕事前に整体、マッサージ、もしくは患部の治療はいかがですか?という風に、朝やっていますと言えば、他の治療院はやっていないので、例えば朝5時からやっていますということであれば、そういうところってかなり少ないと思いますので、早起きしていて時間を持て余している人なんかは、通勤前に電車を降りて行くかもしれません。それがひとつまず時間という概念です。

次、場所です。場所というのは皆さん例えば駅前の一等地に院を構えたいと思うのは当たり前のことで、それが一番集客できますが、それができるのってやっぱり資本を持っているところとかある程度成功してうまくいっているところじゃないと、やっぱり経済的に厳しいですし、始めからそこでオープンとか、そこで戦えるかというとやはりちょっと厳しいものがあります。じゃあどうすればいいかというと、場所をずらすという発想です。
ライブドアの元社長ホリエモンは、新幹線のお金持ちがいるグリーン車専門のマッサージ師とか整体師とか、比較的お金に余裕があって、マッサージや整体とか治療とかそういったものを利用しやすい環境にあるところ、例えばゴルフ場など、ゴルフを打った後、体がバキバキしたり疲れたり痛かったりすると思うんです。練習の後にほぐしたりケアしたりということで例えばヨガスタジオとかスポーツクラブに入っているところも多いですね。
そういったところってまだまだ未開拓なところがあったりします。
僕の知り合いの整体師の方なんかは例えば芸能人のお家にうかがったり、お金持ちの家に呼ばれて行ってそこからのクチコミとかで月収100万円を出張だけで稼いでいる人もいます。何も院を立派な駅前に構えなくても出張ということに特化して、もしくはそこに注力してそっちのサービスを充実させたり、展開していけばライバルは本当にまだまだ少ないです。
そして例えばその中での差別化、お金持ち専門とか、腰痛専門とか、女性専門とかに特化していけばまだまだ需要に対して供給がないので戦うことができるんです。
場所という視点でどこに行ったらお客さんがいるか、どうしたらいいのかということを考えてみてください。

最後は需要です。すごく重要な考え方なんですけれども、治療というのはだいたい1時間5,000円というのが何となく単価としてあるかと思います。
それが同じ時間であっても例えば女性向きのダイエットとかO脚矯正とかブライダルエステとか、こういったものだと初めから単価が高いんです。同じ1時間として1万円取ってもあんまり高いと思われないジャンルなんです。
初めから需要に対しての相場が高いジャンルに参入するといいんですね。例えば、うちのクライアントさんで昔普通の整体をやっていたんですけれどもうまくいかなくて、今はダイエットに特化した整体になっているところがあるんです。たった1人でマンションの1室でやっていらっしゃいますが、月収100万円に届くか届かないかというところまで売り上げが上がっています。それは普通の整体では無理だったんですが、ダイエットに特化したことによってそれが比較的楽に、予約もずっといただけるような状況になっているんです。

初めから需要が高いことに特化してやってみるというのもひとつです。例えば訪問マッサージ、これからどんどんおじいちゃん、おばあちゃんが増えて訪問マッサージの需要って法律が変わらなければ需要は伸びていくと思いますし、これから伸びるジャンルっていうと例えば美容鍼灸とかもそうです。
あとは悩みが深いもの、アトピーやO脚矯正もそうです。

女性というのは不思議なもので、腰痛や肩こりとか痛いという事によりも、痩せるといった事に飛びつくんです。お金もたくさん出します。
なので初めからお金をたくさん出すジャンル、始めから需要が少ないものというのを探してそっちにシフトしていく、もしくは自分の今の整体とか治療を組み合わせてそっちに行ける要素はないかということを考えてみるというのが重要です。

今日はこの時間・場所・需要という観点でお話してみたんですけれども、大切なことは自分のポジション、自分はどこで戦うのか、今までいる競合他社とまともに張り合っていていいのか、ということを本気で考えていっていただきたいんです。自分のこだわりも重要です。自分の治療に対する思いも重要です。それは当たり前のことなんですけれども、生き残る、お金を稼ぐということで考えるとこういった視点、切り口というのは非常に重要なひとつの要素になるので、考えてみていただければと思います。

それでは今日は失礼いたします。

2014/02/18 | 治療院集客に成功するためのノウハウ

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