こんにちは!クドケンラボ所長の斉藤です。
治療家の先生の「気になる!」をクドケン直営店で実践し、
最新の集客情報を発信していくブログ…
その名もクドケンラボ!
私斉藤が店舗運営に役立つ様々なことを実験・研究しお届けしていきます。
【今回の研究テーマ】
こんにちは!クドケンラボの斉藤です!
皆様、いかがお過ごしですか。
毎日の馬鹿みたいな暑さに、秋が待ち遠しすぎて遠い目になってしまう今日この頃。体が無意識に涼しいところを求めます。
本当に、テレビなんかで時々みる「マグロが保管されている巨大冷凍庫」に入りたくて入りたくて震える…。(いや、本当に入ったら別の意味で震えるんだろうけれども)
なにはともあれ、大切なのは適度な水分と塩分!
きちんと摂取して、くれぐれも熱中症にならないように気を付けてくださいね。
さてそんな今だ残暑厳しい中ではありますが、先生たちは
「スタッフの研修」ってどうやっていますか?
治療院や先生も十人十色。
新人さんも十人十色。
そんな中で新人さんをどのように教育したらいいかって、なかなか正解が見えないので迷いどころだと思います。
オーソドックスなのは「現場で徐々に覚えて」というパターンだと思うのですが、実際にはただの放置プレイになっているケースもしばしば。
それじゃあダメですよね。
ほったらかし、ダメ、絶対!
という実は悩み多き新人教育について、ありがたいことに弊社では研修は専門スタッフがきちんと担当してくれています。
内容的には大きく分けて、
●整体の技術や患者対応を学ぶ「技術研修」
●技術以外の内容を学ぶ「基礎研修」
の2本立て!
我ながら結構充実した研修を行っていると自負しております。
「すぐに活躍してもらわないといけないから、研修に時間かけられないよ!」という先生がいらっしゃるのは重々承知しているんですが、ぶっちゃけ、
最初にしっかりと研修することで、その後高い水準の仕事を行ってくれる強力な人材になってくれるんですよね。
まさに先行投資。
損して得とれ。
研修、本当に大事だと思います。
いえね、皆さん。実はね。
自慢じゃないんですが(いえ正直に言いましょう。自慢です。)、クドケン店舗の新人さんって、他の治療院の先生に褒められることが多いんですよ。
未経験2ヶ月目で整体のみ売上100万達成とか、そういった数字的なことはもちろんですが、なんというか、社会人としてしっかりしているスタッフが多いそうで…。
「え〜そうですか?とんでもないですぅ〜」なんて表向きは謙遜しつつも、サイトウ、とても鼻が高いです(笑)ありがとうございます。
そして、少し考えてみました。
これってなんでかな~?…と。
サイトウの持つ素敵オーラがダイソン並の吸引力で良い人材を吸い寄せている…なんてことはなく、やはり勝因は研修なのだろうと思うのです。
じゃあ、その秘訣って何だろう?…と。
というわけで、今回は研修を担当しているスタッフに、研修のコツを聞いてみました♪
僕が説明するより、実際の研修担当者の声を直接お伝えする方が手取り早いですしね。
少しでも新人育成に悩む先生のお役に立てると幸いです!
【クドケン店舗の基礎研修担当スタッフに訊いてみた!】
■クドケン店舗の新人研修では何を教えているのですか?
技術はもちろん必要ですが、技術以外の社会人の基礎的なマナー、受付業務、施術者としての考え方や業界の動向など、そういった基礎的な項目こそ大事だと考えています。
私は技術研修以外の部分を教えている講師なので、その部分に関してお伝えしていきますね。
新人さんもそうですが、先生方も、施術の方が興味あることは存じ上げているんですよ(笑)
でも、基礎研修って本当に大事だと私は思っているので、少しでもそれが伝わると嬉しいです。
■新人研修で気をつけていることは何ですか?
クドケン店舗の研修では、特に3つのことに気を付けるようにしています。
①積極的に参加させる工夫
②目的を明確にする
③全体像を把握させる
1)積極的に参加させる工夫をすること
一般的な研修では、研修担当者が一方的に話し続ける「講義スタイル」が取られますよね。
人数が多いと致し方ないとは思うのですが、治療院業界の場合はそこまで人が多いものでもないと思うんです。
だからこそ、研修を受けているスタッフにも積極的に参加もらっています。
やはり、人の話を聞いているだけだと飽きてくるし、自分の意見をアウトプットすることもとても大事。
研修では「話を聞いてどう思ったか、どう理解したか」を共有する「シェア」の時間、自分たちで調べてきて発表する「発表」の時間を多くとっています。結局施術者って人前で話す仕事ですから、「話せる人、伝えられる人」を育てるという意味でもアウトプットする環境はとても大事だと考えています。
ちなみにユニークなところでは…
・マナー研修の名刺交換の授業を、先生役を決めて新人スタッフにやらせちゃう
・会社概要を、パワーポイント資料だけお渡しして分からないなりに話させてみる
(※もちろんあとで補足、フォローはしますよ!)
・研修の内容を自分たちで決めさせる
特に研修の内容を決めさせるのは個人的にお勧めですね。
「あなたたちのゴールはここですよ(こうなることが求められているよ)」ということを伝えたうえで、「はい!じゃあ自分たちで研修の内容決めようか!どんな研修したらいいと思う?」と問いかける。
自分たちが今後しなければいけないことの洗い出しにもなりますし、研修を決められたものとしてこなすのではなく、自分たちが決めたことに変えることができます。
2)目的を明確にすること
会社が何を求めているのかをはっきりと伝えています。
ゴールの設定ですね。
どんなに能力が高い人でも、目的地を設定してあげないとどこに進んでいいか分かりません。
例えばクドケン店舗では、以下ははっきりと求めることとしてお伝えしています。
・○ヶ月後に施術デビューすること
・売上として○万円が基準
ちなみに売上の話をするときは、単純に売上を上げることを目的にするのではなく、、、
会社で活躍するためには会社の存続が必要。
会社の存続には、利益を得る必要がある。
利益とは、収入から経費を引いたもの。
経費(特に人件費)はこれくらいかかることを考えると、これだけの収入が必要。
ということを系統だてて具体的数字を交えながらハッキリお伝えします。
お金の話をするのを嫌がる方も多いですが、お金のことをしっかりと伝えるのは会社側の責任。もし先生方の中で、お金の話をきちんとしていない状態で、「スタッフがなかなか売上目標を達成できない」という先生がいるとしたら、それは当然というか、スタッフさんが把握できていないだけということも十分あり得ます。
3)全体像を把握させること
新人さんが受ける研修って、「こんなことをやっていて意味あるのかな」と思うような項目も多いと思います。
弊社で言うと、「マナー研修」なんかがそうです。
治療院で言えば「レセプト業務」や「受付業務」「雑務」関係ですかね。
やはり治療家を目指して施術をやりたくて入社しているので、技術研修に比べるとモチベーションが下がるんです。
そこで工夫していることとしては、「全体像を把握させること」。
最初に「完璧にデビューできる自分になるには何が必要だと思う?」とまず問いかけて10分くらい与えると、色々な意見が出てきます。
それこそ「治療院のルールを知らなきゃいけない」とか「電話に出られるようにならなきゃ」、「やる気が必要です!」「知識が必要です」………などなど。
つまり、必ず「社会人としてのマナー」「レセプトできるようになる」などという項目も出てくるんですね。
こうすることで、「意味があるか分からない研修」をする必要性が見えてくる。
必要性を理解した後で、「この(一見つまらない)研修も頑張ろうね」と伝えて研修を進めると、集中力も変わりますし、目の色が変わりますよ。
(http://miralabo.com/recruit/entry/debut/より)
上記の表はクドケン店舗の「研修で学ぶ4項目」。
項目に沿って研修を進めます。(写真は今まで行った研修内容の振り返り確認研修)
■研修の内容に困っている先生に一言!
最初は「全部を自分でやらなきゃ」と意気込むよりも、新人さんに
「訊いてみる」と自然と研修の内容が決まるかもしれませんね。
やはり、基礎的な根っこの部分ができているスタッフは結果的にすごく強いです。
そのための基礎研修です。
だから是非スタッフのためにも、そういった研修も取り入れてあげてほしいですね。
遠回りなようで、自主的に仕事に取り組む姿勢を育み、結果的に技術研修の習得が時短できる可能性も十分にありますよ。
要は、「自分で決めたんでしょ」「あなたが必要って思ったんでしょ」って言える環境がベスト!そういえる環境造りを意識するといいと思います。
以上が、新人研修担当者へのインタビューでした!
なんというか……。
これが「愛」でなくて、一体何を愛と言うのか。
いや~、新人研修担当スタッフ、僕が思っている以上に色々考えてくれていましたね。
僕は詳しいことはまるっと全てお任せしてしまっていますが、彼女いわく「自分の、会社の、新人さんの先のことまで考えて」研修を行っているそうです。
「愛」が深い!
なんかもう、本当ありがとうございます!
技術研修と違い、なにかと新人さんのモチベーションが上がりにくい基礎研修。
それでも工夫と話の展開次第で、スタッフ自身に研修の必要性を理解させて自主的に学ぶ環境を作ることは可能です。
先生方の治療院での研修や、日々のスタッフとの関わり方にも参考になれば幸いです!
クドケン店舗の研修に興味をもっていただけた先生は、こちらのリクルートサイトも是非ご覧ください!
http://miralabo.com/recruit/
それでは今回はこのへんで!