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 田村剛志

【治療院】スタッフの給与、そう決めたら長く勤めてもらえる?

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。

全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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414ターン目の本日は、

『スタッフを雇用するなら』

というテーマでお届けします。


私は今、
年商1億円を目指すための
勉強会を主催しています。


この中で、
非常に大事な課題が
浮かび上がって来たのでシェアします。


それは、
雇われる側の意識、目標についてです。


この勉強会は
スタッフさんと参加しておられるのですが、
勉強会の中で次のような発言がありました。


「結婚を考えると、
 27~28歳の段階で支給で40万、
 手取りで30万以上はないと
 勤め続けられない」

というものでした。


この発言に、
勉強会のメンバーは凍りつきました。


21歳で入職したとして、
6〜7年目くらいの院長ではない
一般スタッフにこれくらいの払えないと
退職されてしまうということです。


続けて、
こんな発言もありました。


この発言をされたスタッフさんは
29歳の柔道整復師、

ご本人は先ほどの発言にあった
金額以上の収入を既に手にされています。


「学校の同期は既に
 ほとんど業界には勤めていない、
 不動産などの
 収入の高い業種に転職している」

確かに、
一般的な4人家族が
生活していくのに必要な生活費は、
およそ月29万円とされています。

※総務省統計局の
 「家計調査報告書(家計収支編)
 令和4年(2022年)」による


このデータは2022年のものですから、
昨今の物価高騰などを考えると
現在は更に必要になると考えられます。


こう考えると、

先ほどの発言は
非常に的を得ていると言えます。


仮に子供さんが小さく、
奥さんが働けない場合だと、

旦那さん1人で
これくらいの収入を得られないと
いけないということになります。


スタッフを雇用する経営者にとっては
とても重たい課題です。


院長など管理職ではないスタッフに
月給40万円を支給している治療院は
ほとんどないのではないでしょうか?


スタッフさんに払えるお給料は
そのスタッフさんが売り上げてくれている
売上のだいたい4分の1くらいです。


月給40万円の4倍となると、
月160万程度の売上が必要となります。

※先ほどのスタッフさんは
 月200万以上売り上げるので、
 収入もそれに見合った額を
 いただけています。


入社6〜7年目、
もしくは27〜28歳くらいの
結婚適齢期のスタッフに

月160万円以上の売上を
システム的に上げさせる事が出来るか?


スタッフさんに長く勤めてもらうための
大きな課題となってきますね。


もっと若いスタッフも
将来的にその位の収入を得られる
ビジョンが見えないと、
早期に退職してしまうかもしれません。


スタッフ雇用を
されている治療院にとっては
待ったなしの課題になりますね。


一度、考えてみてください。


今週も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!








Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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