クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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 経営

 田村剛志

スタッフが辞めない雇用環境、どう作っていく?【治療院】

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。

全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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415ターン目の本日、
皆様にお知らせがあります。


2014年2月より
続けてきたこのメルマガを、

2024年5月いっぱいで
終了することとなりました。


10年という長きに渡って
続けてきたこのメルマガも、
今回を含め残り2回となります。


大切に書かせていただきますので、
最後までお付き合いいただけたら幸いです。


今回は、
このメルマガが始まった
10年前に焦点を当ててお伝えします。


10年前というと、
ちょうど私が独立をした年です。


2010年頃から
治療院コンサルタントとして
活動しておりましたが、
それは勤め人としてでした。


2014年1月に
それまで勤めていた会社を退職し、

個人として活動し始めるとほぼ同時に
このメルマガを開始しました。

※正確にはこのメルマガの前身、
 全国コンサル道中記たむら電鉄
 興味のある方はぜひ、
 バックナンバーもご覧ください
 (http://chiryoin-consultant.com/blog/2014/02/


この頃のイメージが強いのか、
今でも初めてお会いした方から

「電車の人ですよね?」
と言われることが多いです。笑


その頃からクドケンさんとは
(現ウィンキューブホールディングス)
沢山お仕事をさせて頂いていました。


当時のクドケンさんは、
治療院専門のホームページ会社として
有名でした。


その後、
治療院向けの経営DVDや
手技療法DVDなどを
手掛けられるようになり、
セミナーも主催されるようになりました。


私もDVD教材を
何本も出させていただきましたし、

大規模なセミナーの講師として
壇上に上がらせていただいたりと、

多くの経験を
積ませていただきました。


その頃はまだ、
自費の施術というものが
業界では浸透しておらず、
治療院といえば保険の時代でした。


私は国家資格を有しない整体師なので、
修行時代も完全自費の
整体サロンの運営を任せられ、

現場の施術者として責任者として、
10年間お仕事をしてきました。


その経験を活かして、
治療院コンサルタントとして
整骨院さんや鍼灸院さんに

実費での売上の上げ方を
お伝えすることが主な活動でした。


私がコンサルタントを
始めたキッカケは、

「業界の雇用環境を良くしたい」

という想いでした。


修行時代、

この仕事は好きだけど
収入面などで業界を去って行く
先輩・後輩を沢山見送ってきました。


人に喜ばれる素晴らしい仕事、
社会に活力を与えることが出来る仕事なのに、

働いている人たちが
幸せになれない業界では
いずれ衰退して行く。


それは日本の社会にとって
マイナスだという想いから、

独立しなくても食べていける
業界にしたいという想いでした。


私がコンサルタントとして
活動を始めた2010年頃は、

まだまだ治療院業界の
雇用環境は厳しく、

社会保険も
未加入が当たり前の時代でした。


給与面でも、
独立しなければ
食べて行くのが難しい状況でした。


当時は施術者の初任給を
25万円以上にしようというのが目標で、

施術者一人当たりの生産性を
月100万円以上にしなければ、
というのが命題でした。


当時は
生産性が高いと言われる整骨院でも
施術者1人月80万円程度でしたので、
当然それに対する報酬も少なかったのです。


だからこそ保険だけではなく、
自費の導入、完全自費への移行により
施術者1人当たりの生産性を
高める必要があったのです。


最近では
業界の雇用環境もずいぶん向上し、

月給25万円では
資格者の雇用は難しいほどになり、

資格者の初任給は月額30万円という
会社さんも増えてきています。


これに対して、
施術者1人あたりの
生産性月額100万円では
賄えなくなってきている状況です。


治療院で十分な利益を
確保しようとすると、

売上に対する人件費の比率は
高くても40%程度に
抑えないといけません。


40%が上限なので、
これ以上は上げることが出来ない水準です。


しかも、
受付スタッフや管理職、事務スタッフ、
売上のない新人スタッフなどの
人件費も考えると、

施術スタッフに支払える給与は
個人売上の25〜30%程度です。


こうなると、
施術者1人あたりの生産性は
月額120万円以上が
求められるようになってきます。


10年前は、
施術者一人当たり
月生産性100万円が目標でしたが、
最近では120万円が目標となりました。


そして、
実際に月生産性120万円を越える
会社さんも次々と誕生しています。


それどころか、
月生産性200万円を越えるような
会社さんも存在します。


そう考えると、
この業界も随分変わったものです。


私を含め、
この変化に置いていかれないように
したいですね。


本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!








Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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