2021-12-20
治療院も"シェア"の時代?!"シェアサロン"の実情…
経営
田村剛志
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おはようございます。
治療院コンサルタントの田村剛志です。
全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する
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田村剛志の繁盛システム経営講座
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413ターン目の本日は、
『1人治療院スローライフ』
というテーマでお届けします。
私も治療院コンサルタントとしての
活動期間が15年目に入り、
クライアントの年齢も
同年代の40代半ば〜50代・60代の
先生方が増えてきました。
そうすると、
こういう相談が増えてきます。
「子供も就職して、
家のローンも払い終えた。
後の人生は少しのんびりしたい。
でも、
頼ってくれる患者さんもいるし
施術は続けていきたい。
今までのように
週5~6日ではなく、
週3日くらいで月100万ほど
稼げたらいいのだけど、
可能でしょうか?」
はい、お気持ちよく分かります
そして、
週3日で月100万円の
売上にすることは十分可能です。
実際に達成している先生も
大勢いらっしゃいます。
では、
どうやったら週3日で
月100万円を達成できるのでしょうか?
例えば、
週3日×年間52週=156日/年間営業日数
100万円×12ヶ月=1200万円/年間売上
1200万円÷156日=76923円/1日平均売上
となるので、
1日平均で77000円の売上があれば
週3日で月100万円の売上は
達成可能ということになります。
次は単価の問題。
キャンセルなども想定すると、
1日あたり80000円で売上設定します。
1回単価10000円なら1日8人
1回単価 8000円なら1日10人
1回単価 6000円なら1日13〜14人
1回単価 5000円なら1日16人
1回単価 4000円なら1日20人
といった感じです。
次に、
営業時間と1人あたりの予約枠の設定です。
一般的な営業時間である
8時間(480分)で考えると、、
8人なら1人60分の予約枠
10人なら1人48分
14人なら1人34分
16人なら1人30分
20人なら1人20分
となりますが、
ここは先生方の好みによるかと思います。
私だったら、
1日に人数を多く見ることが
得意では無いので、
10000円で8人を選びます。
※実際には、
1万円で1日10人まで対応しています
では、
これを実現するためには
何人の顧客が必要なのか?
その顧客数を維持するためには
毎月何人の集客が必要なのか?
私の場合で言うと、
1人当たりの顧客に
平均月2回の来店があります。
1日8人×年間156日
=1248人/年間来院数
1248人÷12ヶ月
=104人/月間来院数
104人÷月間2回来院
=52人/月間カルテ数
昨年の離患率は3.8%だったので
52×3.8%=1.9人/月間離患数
月に2人以上の新規獲得が出来れば、
カルテ数の維持が可能であるということです。
この様に計算してみると、
十分に達成可能な範囲であることが
わかりますよね。
単価4000円なら、
1日20人×年間256日
=3120人/年間来院数
3120人÷12ヶ月
=260人/月間来院数
月平均の来院頻度が2回なら、
120枚のカルテが必要ということです。
離患率が10%なら、
毎月13人以上の
新規集客が必要ということになります。
「週3日営業で
毎月13人以上の新規集客は
しんどいな、、」
となれば、
来店頻度や価格設定、離患率の改善が
必要になるということがわかってきます。
まずは現在の実績から
実現可能なのかを検算し、
不具合があるならば
目標との差を埋めていく様にすれば、
週3日で月商100万円は
十分に達成可能です。
是非、参考にしてみてくださいね。
また来週!
Writer
田村剛志 田村剛志の記事一覧
10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。
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