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 スタッフ教育・採用

 田村剛志

【治療院経営】未経験スタッフ”まず教えるべき”あることって?

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おはようございます。

治療院コンサルタントの田村剛志です。

全国1万人を超える治療家の
コンサルティングから判明した
繁盛院の”仕組みのウラ”を伝授する

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田村剛志の繁盛システム経営講座
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本日は、
413ターン目をお届けします。


施術業界に限らず、
あらゆる業界で人手不足が
問題になっている昨今、

いわゆる無資格・未経験の
採用を行う整体院が増えています。


この時期、
新入社員の研修を行なっている
先生も多くいることでしょう。


その中で、
無資格・未経験のスタッフの育成において
注意すべき点をお伝えします。


無資格・未経験のスタッフにとっては
初めての施術で
その効果に驚くことも多いです。


しかし、
この時のリアクションの取り方を
しっかりと教える必要があります。


なぜなら、
施術者にとっては
施術結果は当然のことでなければ
いけないからです。


無資格・未経験は
知識・経験共に顧客と大して変わらないです。


短時間で症状が改善することは
驚くべき部分が多いでしょう。


結果、
実際に顧客への施術に入った際にも、

施術結果に驚いてしまい、
顧客と一緒になって
喜んでしまうことがあります。


そして、
それは共感を呼ぶので
その場では盛り上がります。


しかし、
それは顧客の目線からすれば、

「この先生は施術結果に驚いている。

 ということは、
 たまたま上手くいった
 施術結果なのではないか…?」

という印象になってしまい、
先生としてのポジションを
作れない結果となります。


その結果、

施術結果も出て、
顧客にも喜んでもらい、
大いに盛り上がった。

という誤った
成功体験をすることになります。


喜んでもらえたし盛り上がったが、
先生としての信頼は得られなかったので
次回来店の予約はいただけない。

という結果になるのです。


経営的にみれば、
この結果は失敗です。


しかし、
新人施術者とっては

顧客に喜んでもらえたし、
施術結果も出たから成功という
認識になってしまいます。


ボランティアで
施術をしているのならば、
それでもいいでしょう。


しかし、
お給料をいただき、
顧客から料金をいただき、

ビジネスとして
施術をしているのならば話は変わります。


お金をいただき
施術をするのであれば、
施術結果が出る事は当然のこと。


だから、
その施術結果に驚いてはいけないし、

「当然のことです」

というリアクションを
せねばなりません。


研修のうちから、
このリアクションの取り方を
指導することを忘れないようにしましょう。


今週も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。


また来週!





Writer

田村剛志 田村剛志の記事一覧

10年間、現場で施術に励みながらも院長やマネージャーを経験し、年商4億円のグループ院をつくり上げることに成功する。スタッフ向けの管理指標として分単価、稼働率という概念を生み出し、 これらの概念は現在治療院業界の管理指標の基準となりつつある。 コンサルフィーは月10万円にも関わらず、そのほとんどが5年以上も契約を更新し、 現在では新規でコンサルティングを依頼できないほど人気が集中している。コンサルティングの傍ら直営治療院、訪問マッサージを展開。 開業からわずか半年にもかからず月商は1,200万を越える。

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