斉藤隆太
この時期だからこそ、患者さんに聞くべき質問
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こんにちは!クドケンの斉藤です。
今日から4月ですね。
寒い閑散期を抜け、患者さんが
増えてくるあったかい時期に
なってまいりました。
そこで本日はこの時期だからこそ
患者さんに「聞くべき質問」
について解説してまいります。
患者さんに直接聞きづらいことも
聞いたり聞かなかったり
バラバラしている内容も
しっかり統一して聞く方法です。
■■■■■本日の音声はこちら■■■■■
「この時期だからこそ、患者さんに聞くべき質問」
通常速度(6分20秒)
通常速度(4分13秒)
※クリックすると音声が流れます。
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今回お伝えしたいことは
先生が患者さんに有効だと思う質問は
“全員に聞ける”ようにしましょう、
ということです。
ここで言う、患者さんに
有効な質問とは
『患者さんの価値観や
ニーズを把握する』ために
必要な質問のことです。
患者さんに合わせて
変える質問もありますが、
自然と聞けているケースと、
聞けていないケースがあるのでは
ないかと思います。
より患者さんに満足して頂く
治療・サービスを提供するためには
感覚ではなく、重要なポイントを
聞くために”仕組み化”することが
大事です。
それが例え、
聞きづらいことでもです。
どういうことか解説してまいります。
先生は新しい患者さんが
いらっしゃった時、最初に
どんな質問をされますか?
一般的な流れですと、まず初めに
問診票に記入してもらい
色々と質問をしていくと思います。
問診票に書いてある
内容といえば、、
・名前
・生年月日
・住所
・職業
・何を見て来院したか
・今回の来院目的、主訴
・症状についての質問
・(図を用いて)辛い・痛いところに○
・治療歴、服用している薬等
こんなところでしょうか。
そして、問診票をみながら
少しずつ少しずつ患者さんの
日常生活について質問し、
施術に入っていくはずです。
ここでちょっと思い返して
頂きたいのですが、
患者さんの話を聞いていると
その患者さんが本質的に
悩んでいることを1回で完全に
解決することは難しいという
場合がほとんどではないですか?
ということです。
それは、体以外にも心や
その人の習慣やクセが問題の
原因となっていて1回で変えるのは
難しいからです。
ですから、本来知りたいことは
その回の施術で患者さんが
どうすれば満足するのか?
ということだけでなく
患者さんが普段どんな日常生活を
過ごしているのか、
どんなライフスタイルで、
どんな風に過ごしながら
いつどんなときに、どんな悩みを
感じながら過ごしてるのか
という
その患者さんが本質的に
悩んでいることを知る
ということです。
そこから考えて、その回での
満足や感動を追求しながらも
今後のアドバイスや治療の提案を
していくことが大事なのです。
ですので、症状のことだけでなく
どの位の期間で改善すれば
良いと思っているのか、
どのくらいの頻度で
通えるのか、
治療にかける予算はどのくらい
なのか、
などもしっかりと
把握しておきたいところです。
それから、趣味嗜好、家族構成
好きな食べ物や今やっている
健康法など
プライベートなことも
知っておくと健康状態を
把握することができます。
とは言っても、面と向かって
こういったつっこんだ事は
聞きにくいと思います。
そんな時は、問診票とは別に
「施術前アンケート」という形で
もう1枚用意しておくと良いです。
例えばこんな感じです。
==============
■施術前事前アンケート
あなたの健康状態を把握し、
ベストな施術をおこなうために
必要な情報です。
※わからないところは空欄で結構です。
Q
今の症状がどの位の期間で
改善すれば良いと思いますか?
(該当する項目に○)
・1回
・1週間
・10日
・2週間
・1ヶ月
・その他( )
Q
どのくらいの頻度で
通えますか?
(該当する項目に○)
・毎日
・1週間に1回
・1周間に2回
・2週間に1回
・1ヶ月に1回
Q
今回の症状やお悩みを
解決するためにかける予算は?
(該当する項目に○)
・月に3000円以内
・月に5000円以内
・月に10000円以内
・月に15000円以内
Q趣味・特技があれば教えてください
( )
Q普段の生活で健康を意識して
取り組んでいることが
あれば教えてください
( )
==============
こんな感じで患者さんの為に
知りたいけど、口頭で
聞きづらいということを
アンケート形式で
聞いてしまうのです。
他にも、
【来院した動機】
なぜ、今回治療院に
行こうと思ったのか?
や
【来院しようと思った決め手】
何が、行ってみようと思った
決めてだったのか?
など、患者さんが
期待している価値感や
ニーズを把握するための
質問をアンケートに入れても
いいでしょう。
より患者さんに満足して頂く
治療・サービスを提供するために
必要な情報をしっかり収集し
ニーズを明確にすることは
売上を飛躍的に伸ばす
ポイントにもなり、後々
すごく役にたつのです。
患者さんの健康の為に、
聞かなければいけない、
でも聞きづらいことなど、
重要なポイントだけでも
患者さん全員から
聞けるように“仕組み化”
していきましょう。
是非、患者さんに聞く質問を
見直してみてください。
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