クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 斉藤隆太

見落としがちな患者さんの視点を教えます

2333 Views

こんにちは!
クドケンの斉藤です。


職業柄というのもあるのですが、
僕は定期的に気になった治療院へ
施術を受けに行きます。



僕が行く度に気をつけている事は、、

“あくまで自分は治療院に関しては
ド素人の患者さん”

という感覚を研ぎ澄ますことです。

患者さんとして、
どんなおもてなしに感動するのか
どんな事を不快に感じるのか、など

初めて治療を受ける患者さんの立場に
なりきって行くようにしています。


ですから、電話で予約する時も
未だに緊張しますし

僕は方向オンチなので
治療院までの道のりがわからないと
パニックになってしまう、、

ということも定期的に経験しています。


患者さんの感覚を体験することは
先生自身の勉強になりますので、
ぜひ定期的にやってみてください。


今回の話は、先日一人治療院へ
施術を受けに行った時の体験に
ついてシェアさせて頂きます。


先生も、もしかしたら無意識な
発言によって、患者さんを
不快な気持ちにしている
かもしれません。


・・・・・・・・

僕の治療院に施術を受けに
行く際の流れですが

まず、


スマホを片手に、
道に迷いながらも
何とか治療院に到着し、

予約時間に間に合った、、
とホッとしている状態で
待合室に案内され、

問診票を書き終わった
くらいのタイミングで
ようやく落ち着きを
取り戻す、、



というのがいつもの
パターンです。


今回もそのパターンでした、、

落ち着きを取り戻した
タイミングで改めて周りを
見渡すと、


圧迫感なく安心できるような
清潔感のある治療院です。


施術スペースも
ベッド一台ですが
プライベートな空間で、
先生になんでも相談できそうな
感じがしました。


ベッドスペースに移動し、
まず自分の自覚症状、過去や
現在の怪我等を聞かれる
問診から始まり、、


症状を確認しながら会話を
している矢先のことでした。。




先生
「過去にどんな治療を
 受けられましたか?」
「整体を受けるのは
 初めてですか?」


斉藤
「最近だと、○○院という
駅前にある整体院に行きました」


先生
「○○院ですか??
あそこの治療院は、全然ダメですよ。
凄い下手って評判なんですよねー」


斉藤
「そ、そうなんですか…へぇ~…」


先生
「うちに来る患者さんの中にも
○○院さんに行ったことがある方が
いましたけど、あんまり改善しない
みたいですなんですよねー」


斉藤
「……………」


先生
「あと、うちの近所の○○院も
予約して行ったのに待たされる
って評判ですよ!悪い意味で、
ははは(笑)」


斉藤
「……………」



・・・・・・・・


はい、もう言いたいことは
わかりますよね。


こんこんと他院の悪口、グチを
聞かされた時の患者さんの気持ち。

今回お伝えしたいことはコレです。


恐らく先生に悪気は
なかったはずです。


共感を得ようとしたのだと
思います。


しかし、

僕はものすごく
嫌な気分になり、この先生は
信用出来ないな、、

一瞬で思ってしまいました。


今回、僕が体験したことを
踏まえて先生にもぜひ気を
つけて頂きたい事は、

患者さんが先生との会話の中で

『自分に、話を合わせてくれている』

ということを
いくらわかっていたとしても、


一緒になって他院を悪く言う
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
先生に対して、好感は持ちませんし
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
信頼できない
~~~~~~~~~


ということです。


どんなに院内の印象が
良くても関係ないのです。


そういった話は、
同業者の情報としては
役に立つのかもしれませんが、、


(不覚にも本当かどうか確かめに
行ってみようかなと少し
思ってしまいました…)


こういった内容の会話を
他の患者さんに
聞かせてしまうのも、
あまり良くありません。


そういう風に他院の事を

見下していたり、
悪く言うような先生というのは、
あまり信用できませんし、

聞いていて心地の良い話では
ないのです。


反対に、患者さんが
他院の悪口やグチを
言っている事もあります。


そんな時は一緒になって
言うのではなく、

黙って聞くべきです。


患者さんの不平、不満を理解しつつ
一緒になって悪口やグチを
言わないことが信用に
繋がるからです。


患者さんと接する時間は
本当に短いです。


そのわずかな時間の中で、
どれだけ交流を図ることが
できるか、

患者さんのために
どれだけのことを
して上げることができるかが、
先生の課題でもあり

この課題の中には

患者さんとの会話も含まれるのです。



本当に自分の院や腕に自信が
ある先生ほど、他院の悪口は
言いません。


なぜなら、


患者さんに実際に
見比べてもらい、確かめて
もらえば分かることですから。


普段の現場で、他院の事を
あれこれ言っていませんか?


そういう先生は信用されないですし、
聞いていて不愉快な気分になって
しまっている患者さんもいるかも
しれません。


「あの先生がいるから・・」
「あの先生でなければ・・」


と言っていただけるような
治療家を目指すなら、

患者さんから
他院の評判を聞いたら
謙虚な態度で

「うちは大丈夫だろうか?」

と、他院の欠点を自院に
当てはめて改善する、

そういった思考の先生の方が
とても好感を持てます。


会話一つとっても、そこには
「話す」ということだけでなく

患者さんに信頼されるかどうかの
印象が決まる大切な瞬間なのです。


発言によって相手の印象も
全然違ったものになりますので
会話の1つ1つに気を配って
みて頂ければと思います。


本日も最後まで
お読み頂きありがとうございました。

本日の格言

20151202_kakugen

Writer

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連記事

©2024 治療院経営に役立つ無料webマガジン「クドケンブログ」