クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 工藤謙治

【音声解説】治療院のプライド VS 経営効率

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こんにちは、工藤です。



本日は治療家さんのプライド(誇り)
と経営効率の葛藤について
僕なりの意見をお届けします。



本日の内容も治療家さんには
少しだけ耳が痛いと思います。



■■■■■本日の音声はこちら■■■■■

「治療院のプライド VS 経営効率 」

・通常速度(10分19秒)


・1.5倍速度(6分50秒)


※クリックすると音声が流れます。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


ただ、僕のスタンスとしては

「良薬口に苦し」

耳触りのいいだけのメルマガに
するつもりはありません。



やはりうまくいかない治療家さんが
うまくいくために必要なことを
どんどんお伝えさせてもらいます。



批判のメール、書き込み、2CH
何を言われようと治療院”経営”に
必要なことをいいます。



治療院運営じゃなくて”経営”です


経営とは、、、


事業を営むこと。
また、その運営のための仕組み作りです。


治療家さんに理解してほしいのは
治療院を事業、ビジネスと
とらえる視点です。


そこを理解したうえで
治療技術や患者さんを大切にすること。



“経営”と”患者さんへの思い”
を両立していくことです。



たまに

「工藤は『金』『金』している」

「経営や集客ばかりで治療家の気持ちが
 全然わかっていない」

とか言われます。



でも、僕は「良薬口に苦し」の精神。


耳が痛いことでも理解したほうが
いいことをお伝えしています。


大切なのはバランス、


治療技術+患者さんへの思い+経営
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

このバランスが良いと
治療家さんとしても
やりがいのある治療院経営になります。



なので

「良薬口に苦し」

と思って毎週読んでください(笑



では前置きが長くなりましたが、

「治療家の誇り」と「経営効率」

の話です。


このテーマも深いので、
本日は集客の部分だけお話しします。



「プライド(誇り)」と「経営効率」


は相反するものがあります。



プライドを優先すると職人気質になり
どうしても経営がうまくいかない。


逆に経営効率を考えすぎると
利益最優先になってしまい、
治療家としてやりがいを失います。



ただ経営効率を無視してはダメです。



自分の今の状況をしっかりと見極め
今、ベストなバランスを取りましょう。



先日、こんなメールをいただきました。


初回だけ値下げしたら

「初回値下げなんてしたら
 質の悪い患者さんしかこない」

「安いからくるような患者で
 2回目から来ないよ」

「治療院が治療費の値下げ
 なんてするべきではない」

「治療家のプライドが傷つく」


という内容だったと思います。



この先生のいう意味もわかります。


ただし現実としては初回限定で
割引価格で集客する手法は
治療院業界でも有効であり
きわめて経営効率がいいのです。


また値引きの額や内容、媒体を
調整すれば患者さんの質は
十分に維持できます。



事実


以前、僕が経営参加していた店舗では


通常施術の半額で集客した
患者さんの50%以上は、
その日に、1年間の継続会員に
登録していただきました。


そして患者さんからも
「体が楽になりよかった」
と喜んでいただいています。



事実


クドケン店舗で初回割引で来院した
患者さんの85%以上は
回数券を購入していただいています。


そして患者さんも
複数回治療を受けることで、
体がかわっていき、継続的に通う
優良患者さんになります。



事実


クライアントさんの整体院で
初回半額で集客したところ
集客数が4倍になりました。


患者さんの質は一部だけ
「安いから来た」というような
冷やかしてきな方もいましたが、
大きな質の低下はなかったです。


この整体院は4か月で
売り上げが2倍になりました。


2回目以降のリピート率も
5%程度の低下だけです。


質が下がったり冷やかしは
極一部に限定されています。



===



つまり、先ほどのメールをくれた
治療家さんが心配したようなことは
ほとんど起こらないのです。


もちろんやり方次第ですが。。。



実際どう考えたって
患者さんだって最初は試したいと
思っているのです。


実際に行ってみて

・治療がヘタとか変化なしはイヤ

・先生が感じ悪かったらイヤ

・院が不潔だったらイヤ

などの不安を抱えているわけです。


そこを多少のハードルを下げることで
まず一回来てもらうことで払拭します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


来てもらえば自分の治療院の価値や、
先生の思いが伝わるのです。


逆に一回も来てもらわなければ、
一生、あなたの治療の価値や
思いは伝わりません。



どんな業界でも、初回の
値引きは使われていますね。


ただ本当に質の悪い施術や
治療家さんのコミュニケーション・
人間性に大きな問題がある場合は
2回目は来ないですし、悪評も立ちます。



美容室も飲食もエステも
法律規制のない分野では普通です。


だからマーケティング的には
とても有効な戦略であることは
すでに証明されています。


==================================
【注意するポイント】


こういった手法は使いようです。
院の空き枠の量で調整をしてください。


==================================


院のスタートアップや、
一定数の患者さんの確保が
必要な時だけ使えばいいのです。



空き枠が多い、院に余裕がある

↓↓↓

初回値引きで多くの患者さんを
集めることで経営効率を上げる



予約でいっぱい、余裕がない

↓↓↓

値引きはしない、通常価格で
集客の経営効率を下げていく



と、時と場合によって調整します。



自分の状態を見極めて
自分の院の新規集客量を
値段や媒体、広告費で調整します。



ここが重要です。



経営効率を優先する場合と
治療家のプライド(誇り)を
優先する場合を分けて考える。



その中で自分のバランスを
考えて調整します。



要するに法律で規制されないなら
マーケティングの技は使いようです。


使い方次第で治療家さんの
生活を一変させます。



是非、このメルマガを読み終わったら

・自分が経営効率を優先すべきなのか
・バランスは取れているのか

考えてみてください。


「良薬口に苦し」


耳触りのいい情報だけ
聞いていても自分が成長しませんよ。


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Writer

工藤謙治 工藤謙治の記事一覧

治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。

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