工藤謙治
ネタ帳ありますか?
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こんにちは、工藤です。
本日はリピートや定着率をあげる
ネタ帳の話をします。
■■■■本日の動画はこちら■■■■■
「 こんなネタ帳はありますか? 」
【映像】4:54
音声のみはこちら…
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ネタ帳がある先生の話は
ともてわかりやすく自然と
リピート率や定着率が高いです。
治療院のネタ帳っていうのは
患者さんに症状を説明したり
通院について説明する際の
説明トーク集です。
ひとり先生でもこのネタ帳を
作っておくと説明力に
幅がでてきますので
是非、文章にしておくといいです。
「俺の頭の中に経験として
入っているからいらないよ」
といわれる先生もいますが、
このネタ帳があると幅が出るのです。
トークネタ帳に記載するのは主に2つ。
・事例
と
・例え話
です。
事例については
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説明に使える各症状ごとの
患者さんの過去の治療事例
患者さんの残念な結果事例
などがあるといいです。
治療事例で言うと
こんなイメージです。
【重度の慢性腰痛】
3年くらい前、○○さんと同じような
仕事をしている方が来られました。
症状も似ていらっしゃるのですが
もうちょっとでヘルニアという
状態でかなり悪かったんですよ。
その方は事の重大さを理解して
家族のために仕事をどうしても
休みたくないとおっしゃって
私の治療計画通り
最初はきちんと詰めて通い
頑張って通われたんですね。
3回目くらいから
痛みがなくなったのですが
その後原因の根本まで治療しないと
すぐに再発すると説明して
症状が安定するまで
計10回くらいまでは
詰めて通って完治されましたよ。
今でも定期的に通われていますよ。
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とういうような事例です。
「人によっては直接的に
詰めて通ったほうがいいよ!」
「10回くらいかかるよ!」
「定期的に来たほうがいいよ!」
とそのまま言うとトゲがあったり
受け入れてくれないケースがあります。
患者さんの心理として
「商売のために言ってんだろ!」
「本当によくなるのか」
など思い込みや先入観もあります。
そういう時には過去の患者さんや
先輩や伝え聞きでもいいですが
間接的に別の患者の事例を
話してあげるのです。
もちろん治療家さんであれば
無意識にこういった事例を
使っているのでしょうが、
これを事例ごと用途ごとに
まとめておくのです。
肩こりの女性にはこれ、
軽度の腰痛にはこれ
頭痛にはこれ
ひざ痛にはこれ
1つの症状でも原因は
千差万別ですね。
だから極力事例ごとに
それぞれの患者さんに
響く事例を準備しておきます。
良くなった事例
逆にきちんと指示に
従わなかったことで
起きた悪い事例など
その時の場合・場面を選んで
すぐ引き出せるように
自分の中でまとめておきます。
スタッフさんがいるときや
まだ経験が浅いスタッフ
受付さんなどでもこういった
事例の共有をしておくと
とても使いやすいです。
もう一つは例え話です。
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患者さんがイメージしやすく
分かりやすい例え話です。
すでにそれぞれ治療家さんは
持っていると思います。
例えば、定期通院を
伝えたい場合の例え話は
車検
や
マラソン
を使うことがあります。
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○○さん運転されますか?
車検ってなぜ義務に
なっているかご存知ですか?
車の部品とか鉄とか
プラスティックですよね。
普段乗っていても壊れたり
古くなるイメージないですよね。
乗車していても
いまいちどこが悪いのか
イメージできないものです。
でも定期的に車検行くと
交換する部品がでてきたり、
問題が見つかったりしますよね。
プロの整備士がチェックすると
問題を発見できるわけです。
もし、その車検にいかないで
そのまま乗っていたら
どうなりますか?
事故になって取り返しが
つきませんよね?
それと人間の体は一緒なんですね。
人間は生きていますので
もっと複雑です。
自分の体は自分でわかる!
といっても実はわからないのです。
僕らのようなプロがみると
やはり問題を発見できます。
事故と一緒で発見して対処しないと
どうなるでしょう。
そう、今回の○○さんのように
日常生活に支障がでたり、
治療に時間がかかるのです。
だから、こうなる前に
治療院にきてほしいんですよね。
人間の体は車の部品のように
交換できません。
○○さんの体は
取り替えられないのです。
だから、今度からは定期的に
当院に車検じゃないですけど
チェックにきてください。
症状の前兆を発見し取り除き
軽度のものであれば
すぐに治せるので
時間もお金もかかりません。
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マラソンの水分補給の話
マラソンってされたことありますか?
マラソンって補水所ありますよね?
テレビとかでランナーに水とか
スポーツドリンク渡しているの
見たことありませんか?
あれってのどが渇いているから
飲んでいるんじゃないですよ。
マラソン選手って喉が
乾いてからだと遅いんですよ。
脱水症状になってしまいます。
プロのランナーは
自覚症状が起きる前に
定期的に水を飲むことを
意識しているのです。
定期的に水を補給することで
体を安定させているのです。
一般の方もランナーと同じです。
自覚症状が起きた時には
もう遅いんですね。
○○さんの場合の水が
定期通院に当たります。
自覚症状が起きる前に
通院して体をチェックして
よりよいコンディションに
持っていく必要があります。
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などなどイメージしやすい
例え話が既にあると思います。
だた、人によって
響く例えが違うのです。
たくさんの例え話の引き出しを
準備しておけばそれだけ
伝達力が上がります。
是非、頭の中の例え話を
文章や事例ごとにまとめてみてください。
引き出すスピードが違います。
また、スタッフや仲間の
治療家さんとシェアしたりすると
さらに磨きがかかったりします。
例え話も受付さんが
患者さんに伝える場合も
あるかと思います。
まとめますと、
自分の引き出しを広げるため
共有するため、よりよいものに
磨き上げるためにも
紙やパソコンでまとめておきます。
めんどくさい作業ですけど
やっておくと違いが出ます。
是非、ご一考ください。
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工藤謙治 工藤謙治の記事一覧
治療院業界にマーケティングを持ち込んだ第一人者。全国47都道府県に顧客を持ち、これまで1060院以上の治療院の売上アップに貢献してきた株式会社クドケンの代表取締役社長を務める。また自社グループでも整体院、美容整体、鍼灸院を複数舗展開し、毎年2~3店舗をスピート開業。常に自らの経営ノウハウ、集客ノウハウを現場で検証し、正しく再現性の高い情報を業界に伝えることを信条とする。理論、ノウハウだけのコンサルタントとは一線を画し、現場・実学でその実力を証明しつづける治療院インターネット業界で最も影響力のある人物といえる。
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