2019-8-21
【突撃対談】プロがやってる"ライバルリサーチ"の秘…
新規集客・WEB集客
古山正太
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こんにちは。
クドケン取締役の
古山正太です。
本日は、
『テンプレートの限界を
破るアイディア』
というテーマでお送りします。
・どこかの誰かが
作って当たったチラシ
・同じくどこかの誰かが
作って当たったHP
これが、
成功の型・成功の構成となり
『テンプレート』
と呼ばれるものになります。
例えばチラシを例に挙げましょう。
チラシは地域差が
はっきり表れます。
もしも今、先生が
テンプレチラシを1万枚まいて
10人以上来ているのなら
ギリギリ合格ラインです。
同じテンプレなのに、
1万枚まいて50人なら大成功!
しかし、5人しかこない院も
ざらにあります。
1万枚まいて10人以上来ないのなら、
今回のメルマガで公開する方法を
お試しください。
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先日、チラシやホームページ、
エキテンなどを公開添削する
機会がありました。
参加者のレベルは様々です。
・コピーのことを
全くご存じないだけに、
30点未満の出来栄えの方。
・我流で学ばれていることもあり
50点くらいの方。
・テンプレ丸パクリなだけに
65点くらいの方。
・「コピーの勉強はしていません」
という方なのに、85点の方!!!
実に、様々な方が
いらっしゃいました。
それぞれに、
決められた時間の中で
アドバイスをしていくのですが…
今回は、テンプレ丸パクリの方に
私が共通して行う
アドバイスを公開します。
まず、テンプレの構成から
確認してみましょう。
・キャッチコピー
・目立つ価格(高い割引率)
・こんなお悩みの方へ
・お客様の声が3個前後
・施術の簡単な紹介
・先生の自己紹介と
割引オファーの理由
・必須事項
となっています。
なぜ、テンプレートの構成は
このようになっていることが
多いのでしょうか?
それは、ターゲットの心理の逆算…
あるいは、ターゲットの心理に
則って作られているからです。
そもそも、ターゲットは
何を治療院に
求めているのでしょうか?
・本当に自分の悩みを解決してくれるのか?
(部位、症状)
・せっかく時間とお金を掛けて行くのだから
出来れば安く、早く、辛い思いをせず
解決して欲しい
(安心感・信頼感)
・不潔、怖い、セクハラなど
不快な思いをさせられないだろうか
(安心感・信頼感)
・自分の都合にあうといいな
(子供連れでもいいのかな、
着替えはあるのかな、
顔のメニューがあるのなら
化粧直しはあるのかな、
駐車場や駐輪場はあるのかな、
遅くまでやっているのかな…など)
まとめると
1:自分にピッタリな施術をしてくれて
2:辛い思いをせずにバッチリ治してくれそうで
3:都合よく気持ちよく通えて
4:安心できそうな院
になります。
テンプレの構成は
確かに1~4を満たして
いますよね。
満たしてはいるのですが、
ライバルが多ければ、
1~4の魅力をより明確に
ターゲットに伝える必要があります。
1番目を見てみましょう。
『1:自分にピッタリな施術をしてくれて』
に関してはチラシの場合、
絞りすぎるのは厳禁です。
※HPならOKです。
なぜなら、チラシは
不特定多数に配るもの。
例えば、ギックリ腰は痛みが強く、
緊急性を要する症状ですが…
慢性的なものではありませんので
集客で大切なポイントとなる
「タイミング」
と相性が良いとは言えません。
同時に、慢性的な腰痛や肩こりなどに比べると
ギックリ腰で困っている人は
少ないはずですので、
急性症状であるギックリ腰は、
チラシ集客には不向きな症状
であることがよく分かります。
ギックリ腰も
水漏れ・修理業者のような工夫をして
広告を捨てずに取っておいてもらう、
工夫をすれば、ほんの少しだけ
抵抗できるかもしれませんが…
あまり賢い方法とは
言えない気がします。
つまり、人口に対して
罹っている人が少ない症状を
チラシで訴求しても
反応は当然薄くなります。
となるとやはり、
慢性的な腰痛、肩こり、ひざ痛の
訴求が定番なのも納得ですよね。
ゆえに、テンプレートの多くは、
腰痛、肩こり、ひざ痛の
訴求が多くなるのです。
というわけで、
『1:自分にピッタリな施術をしてくれて』
に関しては、チラシ集客で
差別化をするのは難しいと言えます。
※HPならOKです。
では、
『2:辛い思いをせずバッチリ治してくれそうで』
これを見てみましょう。
ライバルがいなければ、
チラシを撒くだけで
患者さんが来る可能性は高いです。
しかし、ライバルが多い地域であれば、
ここで差別化をすることが必須になります。
例えば、
「ほにゃららという特別な
施術なので、どこへ行っても
あなたの腰痛が…」
という風に、
施術の凄さを伝えることで
差別化を図ります。
あるいは、
「こういうマシンを導入しています。
施術とマシンを組み合わせることで
こんな相乗効果が…」
「エキテン1位、メディア出演、
出版している、講師をしている…」
このように、他の院よりも
効果を感じられそうに
魅せる必要がある。
ということです。
しかし、これぞ
『言うは易く行うは難し』
今までに、こんな悩みを
相談されました。
「古山先生、私は開業したばかりですし、
腕も自慢できるほどではありません。
当然、メディア出演やお医者さんからの
推薦なんかもありません。」
「古山先生、私が習った施術は
大手の専門学校で習ったヤツでして、
自慢できるような施術ではないのですが…」
そんな先生たちに私が伝えるのは
こんな内容です。
「先生の施術に関する
書籍は出版されていませんか?」
「施術がTVやメディアで
取り上げられたことはないですか?」
「本やメディア掲載事例があるのなら、
当院の施術は、TVや書籍で
評判の施術です。」
「ほにゃらら施術が受けられるのは、
地域では当院だけ!」
「という感じで、
流派や師匠の威光を
借りるようにしてください。」
こうすると、
謙遜しがちな先生でも
チラシやHPを
強化することができます。
これを私は、
『巨人の肩を借りる』作戦
あるいは、
『虎の威を借る狐』作戦
と勝手に命名し、
差別化に悩む治療家さんに
アドバイスをしています。
ぜひ、テンプレ以上の
チラシやHPにしたい
先生は参考にしてください。
※モラル・マナーは
お守りされることを推奨します。
ありがとうございました。
古山正太
Writer
古山正太 古山正太の記事一覧
株式会社クドケン社外取締役であり、業界屈指のコピーライター。チラシ1枚で月商120万円アップなどの実績はさることながら、あらゆる業界に精通したマーケティングや経営、集客のノウハウからこのブログでは「他業種から学ぶ。治療院経営に活かせる経営・集客戦略」を提供。すでに成功が実証された方法で、まだライバルが取り入れていない戦略を知ることができるので、治療院経営に上手く取り入れることができれば、ライバルとの差別化ができ、今より多くの患者さんに来てもらえるようになるでしょう。
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