古山正太
患者さんが欲しいのは痛みの消失よりも○○
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こんにちは。
クドケン取締役の
古山です。
本日は、
『患者さんが欲しいのは
痛みの消失よりも○○』
というテーマでお送りします。
ココを抑えることが出来れば、
自然とクチコミやリピートが増えます。
・・・
珍しくテレビを観て見ると、
20年前に日本中を大騒ぎさせた
某新興宗教団体の映像が流れていました。
その番組の中では
国内で史上類のないテロを
起こした団体にも関わらず、
今でも信者の入信が
相次いでいるそうです。
なぜ、そのような団体に
入信する人が後を絶たないのか?
それは、勧誘の仕方にあるのです。
どのように勧誘をするのかと
言いますと、こんな感じだそうです。
「あなたの悩みや辛い状況は
よく分かります。」
「私もそうだったんですよ」
「でも、ここに入って、
素晴らしい体験ができたんです」
ざっくり言うとこんな流れで
入信してしまうのですね。
ここからが重要です。
信者になる人の共通点は
・子育てが大変なことを
認めてくれない夫に不満がある妻
・高学歴な学生
だそうです。
そんな彼らが心の底から
欲しているものは
一体なんだと思いますか?
その答えは、「承認欲求」です。
承認欲求とは
非常にざっくり言うと、
・人から認められたい
・自分には価値があることを
知らしめたい
このように、人間なら
誰でも少しは持っている欲求です。
例えば、子供は何かにつけて
「お母さん見て見て!」
を連呼し、大好きなお母さんに
褒めてもらおう・認めて
貰おうと必死です。
ですが、子育てに無関心な
親の元に生まれたりすると・・・
子供は承認の欲求を
満たせないことで
問題行動に走ります。
ヤンキーになったり・・・
いじめっ子になったり・・・
引きこもったり・・・
そうすることで、
最も愛して欲しい親への
報復を行うのです。
話を戻します。
このように、承認欲求を
満たせていない人に対し、
甘い言葉を投げかけることで、
欲求を満たせていない
彼らは反応してしまうのですね。
話を治療院経営に戻します。
治療院に来る患者さんは
一体どんな患者さんでしょうか?
勘の良い先生なら
もうお気づきだと思いますが、
承認欲求が高い患者さんが
多いはずです。
特に女性や高齢の方は
その特徴が顕著に現れます。
女性であれば、家事や仕事が
大変で身体がシンドイから
通っていますよね。
そんな女性の多くは
旦那さんから褒めてもらう、
労ってもらうなど、
承認して貰えていません。
高齢者の方であれば、
自分の自慢話を聴いてくれる
人が周りにいなかったり、
嫁や家族から邪険に
扱われている人も
いらっしゃいます。
そんな彼らが求めているのは
痛みやコリの解消ももちろんですが、
それ以上に求めているのは
「承認」あるいは「共感」なのです。
患者さんの話を親身に聴いてあげて、
ご苦労を理解し、共感し、
認めてあげればよいのです。
ポイントとしては簡単です。
患者さんの話を心の底から
「この人は本当に
苦労されているんだな」
と共感しながら、
話を聴き続ければ良いのです。
先生が親身に聞いてあげることで、
患者さんは確実に癒されます。
施術の効果もアップする
のではないでしょうか。
まとめます。
患者さんの話を親身に
聴いてあげてください。
口下手だからとか、
コミュニケーションが
苦手とかは関係ありません。
なぜなら、彼らは意見を
求めていないからです。
ただ、理解、共感、認めて欲しいのです。
意見を求めてきたとしても、
既に自分の中に答えがあって、
それに同調してもらいたい
だけなのです。
なので、親身に相槌を
打つだけでよいのです。
これだけで、
「あの先生は感じがよい」
「患者さん思いの良い先生」
という印象を患者さんが持ちます。
すると、自然にリピートや
クチコミが増えていくわけです。
ぜひ、患者さんの身体だけじゃなく、
心も助けてあげて下さいね!
ありがとうございました。
Writer
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株式会社クドケン社外取締役であり、業界屈指のコピーライター。チラシ1枚で月商120万円アップなどの実績はさることながら、あらゆる業界に精通したマーケティングや経営、集客のノウハウからこのブログでは「他業種から学ぶ。治療院経営に活かせる経営・集客戦略」を提供。すでに成功が実証された方法で、まだライバルが取り入れていない戦略を知ることができるので、治療院経営に上手く取り入れることができれば、ライバルとの差別化ができ、今より多くの患者さんに来てもらえるようになるでしょう。
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