【必見】ラジオCMって効果的なの？治療院経営の場合は…

こんにちは。

早野隼翔の55段階式・個別指導塾
塾長の早野です。


久しく聞いていないラジオ。


学生の頃は、
音楽に対する情熱と
深夜番組のおもしろさから、

どっぷりとハマっていた
時期がありましたし、

なんなら社会人になってからも
トラックドライバーをしている時は
ずっとラジオをかけっぱなしで
仕事をしていました。


今みたいにスマホはなかったので
自分好みのＹｏｕＴｕｂｅを
選択して見るとか、

好きな曲を詰め込んだ
プレイリストもない時代の話です。


それでも、
現代においても一定数視聴者はいるし、

なんならラジオ媒体は
“お客さんが固定されている”
そんな特徴がある媒体だと思っています。


そんな中において、
広告代理店から

「１回２０秒のＣＭを流しませんか？」

「１ヶ月２０回、
　月額２４,２００円の低額ＣＭ」

「ワンクルール３か月で負担は少ないです」

このような条件において
整体師の先生が営業を受けたそうで、

「やってみようかと思います」
との連絡を受けました。


そこで、
ボクはある”質問”をしてみたのですが…

その内容、分かりますかね？


というわけで、
今回のメルマガでは

『地方局・ラジオＣＭって効果的なのか？』

についてお伝えしていきます。

新規集客において、露出量は必要である

売上に困っている先生にとって
新規集客（数）は毎月気になるところ。


そして、
新規集客を行うためには

まずは「知ってもらうこと」を考え
露出量を増やさなければなりません。


この露出量というのは、
治療院の情報を消費者に目につく所に
「置く」ための行動で

広告媒体の種類や、
その母数を増やすと増やすことができます。


１、種類を増やすと露出量は増える

例）新聞折込、ポスティング、ブログ、
ホームページ、グーグルマップ、エキテン、
ホットペッパービューティー、各種ＳＮＳ等

→消費者に情報を届ける媒体はいくつもある。


２、母数を増やすと露出量は増える

例）ポスティング、500枚→1000枚→
2000枚→5000枚→10,000枚→20,000枚…

とにかく、新規集客がしたければ
まずは知ってもらうことから始めましょう！

地域ラジオで、情報拡散！を目論む

地域に住んでいる方が聞く
地方ラジオ、地域限定ラジオは、

地域ビジネスをしている店舗にとって
魅力的な媒体ともいえるもの。


積極的にアピールすることで
お店の認知度が上がる場合があります。


必要以上の資金が
かかるわけでもないし、

それこそ、
低額から始められたりするから
地域ビジネスにはもってこいの方法だ。


新聞折込チラシのように
原稿・文章は作らなくていいし、

なんなら別途、印刷代や配布代も
かかることはありません。


また、ポスティングのように
自分で配ることを考えてみると

炎天下の日や、雨の日、
寒い日に外に出なくても
機能的に実行できてしまう、、

そんな手軽さもあるのだと思います。


ということで、
ラジオＣＭ（２０秒）をして
新規患者・新規顧客の獲得を目指して
頑張るぞー！

…とは、ならないのが現実。


そもそも、
その前に
シミュレーションしていますか？？？

ってことを問いたいです。

無料ではない広告に対する考え方！

ラジオＣＭに
限ったことではありませんが、

自分にとって初めて行う、
もしくは未知の有料集客媒体においては
お金がかかります。


「安いから
　これぐらい使ってもいいだろう」

と考えて使用する人と、

「金を使うことによって
　どのくらいのリターンが起こるのだろう？」

と考えている人との間には
雲泥の差があります。


一方は、
得られる結果について熟考してない
消費者的な考え方になっているし、

一方は、
得られることを考慮した投資的な考えを
持っていることが伺えます。


・消費者的な、購入目的の行動
・投資家的な、リターン目的の行動


では、この場合、
どのように考えておくのか？


お金を中心とした
“質問形式”にしますので、

当事者となって
回答してみて下さいませ！


条件：
媒体はラジオＣＭ（※やったことがない）
費用は１ヶ月２４,２００円（３ヶ月１クール）
内容は１ヶ月２０回／１回２０秒


では、いってみましょう！

これらの質問に回答できますか？？

Ｑ１
３ヶ月で合計７２,６００円の
広告費を支払うことになりますが、

集客数として何人取れると
お考えになられていますか？


Ｑ２
獲得単価（ＣＰＡ）はいくらで
試算をしていらっしゃいますか？

また、予想値並びに他の媒体と比べて
現実的な数字だと言えますか？


Ｑ３
合計７２,６００円の支払いによって、
３か月後にあなたが手にする売上は
一体いくらになるとお考えになっていますか？


Ｑ４
あたなの治療院における平均ＬＴＶは
現状、いくらになっていますか？


ボクからすると簡単な質問項目を
４つ掲載してみましたが、
答えられましたか？


何を言っているのかわからなかった方は
経営者的な目線や考え方に乏しく、

「安いから、効果が高そうだから」

という理由で
お金を使って失うこと必至です。


予測値も出せなければ
計算もできていないということは、

自分基準の期待値だけで
現実を動かそうとしている人だと
いうことが分かります。


これ、
お金を使って大失敗する
典型的なダメパターンです。。。

予測・計算ができないものはギャンブル

マーケティングは
必ずこうなる！というものではないため、
絶対はありません。


しかし、
事前に予想／計算することで
リスクを回避し、
効果を最大限にすることが可能になります。


これが分かっていると、
予測・計算ができないものは
“ギャンブル”であり、

実行は”テスト”であることを
認識する必要が出てきます。


今、お金に余裕があって、
失敗したとしても

「これはテストだから…」

とデータ取りに意識を
向けられる人であればいいですが、

売上がなくて、
固定客が居なくて、
お金がなくて、
新規集客に期待だけしている人であれば、

やめておけばいいと思います。


■（今回の結論）

経費が余っていて
他にやることがないなら
「テスト」として実行して構いませんが、

他にもやるべきことがあるなら、
そちらに資金を回すべき！


ちなみに、
ラジオＣＭは繰り返し流すことで
長期的なブランディングを
築いていくには向いていますが、

短期的なプロモーションで
多くの集客数が取れないことが考えられます。


「今すぐ売上アップ！」には
なりませんのであしからず。

まとめ

さて、
今回のメルマガでは

『地方局・ラジオＣＭって効果的なのか？』

というテーマでお伝えしました。


ＣＭ効果として、
見込集客数の予想値、
獲得単価から考える集客数、

そこから導き出してくる
ＬＴＶと費用対効果。


こうした実務の中で使われる
各種数字に疎い人は、

自分の期待値だけで
動いている傾向が高く、
失敗しやすいです。

（期待度売りにならないため）


治療家であったとしても
院の運営をしている以上は
経営者ですので、

各種数字を導き出せるようにして
欲しいものですよね。


それが、
宣伝広告費ひとつとってみてもです。


では、
本日も最後までお読み頂き、
ありがとうございました。


講義、終了！


塾長・早野