こんにちは!
クドケンWEBチームの
山本(やまもと)です。
忙しい先生のかわりに
あらゆる媒体をリサーチして、
治療院で活用できる最新の情報を
「どこよりも分かりやすく」
というモットーで解説していきます。
今回は
【対策必須】2021年3月から変わる「総額表示義務」について
というテーマでお送りいたします。
・院内、チラシ、HPで料金の表示が
『税別』になっている人
・これから院をオープン予定の人
・価格設定で悩んでいる人
は超重要な内容なので
絶対にチェックしてください。
■そもそも総額表示義務って何?
簡単に言うと
「お客さんの支払う金額が
分かりやすいように表記しましょう」
というお店側の義務になります。
正確には消費税額を含んだ
“総支払額が一目でわかる”
ように消費税課税事業者に
義務づけられているものです。
実は2013年10月1日から
義務化されていたのですが、
度重なる消費増税の影響もあり、
2021年3月31日まで
は特例の猶予期間として
総額表示しなくても
問題ありませんでした。
しかし、2021年3月で
その特例期間が終了してしまいますので
治療院も対策が必要になります。
■どのように表記すればよいか。
総額表示義務と聞くと
難しそうですが、
実は特別な工夫は
必要ありません。
一目見て、税抜の価格なのかが
分かる表記だったらOKです。
【OKな例】
「○○円(税込)」
「○○円(税抜き価格●●円)」
「○○円(うち消費税額等●●円)」
なにも表記がない場合は、
総額表記でないと
いけなくなるので注意です。
「〇〇円」
↑税込み表記でなくてはならない
■2021年3月までの措置
現在税別表記にしている先生は、
【2021年3月末まで】なら
そのまま税別表記に
しておくことも出来ます。
表示されている価格が、
税込価格と誤解されないための措置
をとっていれば、
税込み価格の表示は
一時的に特例で免除されます。
具体的な誤認防止措置は
以下のような表示方法です。
「○○円(税抜)」
「○○円(税別)」
「○○円(税抜価格)」
「○○円(税込み価格●●円)」
「○○円(本体価格)」
それに加えて
院内のお客様の
目に届く場所に
わかりやすく目立つように
「当院の価格は全て
税抜価格となっています。」
等の掲示を行えばOKです。
ただし、2021年4月からは
総額表示が義務付けられるので
切り替えが必要になることは
ご注意ください。
■罰則について
実は総額表示義務には
罰則規定が特に無いので、
守らなくても罰則はありません。
ただ、まわりが義務通りの
税込表示になっている中、
税別なことが分かりにくい
表記をしていると
「他の店と同じ税込だと思ってたから
お会計が意外と高くてびっくり…」
「このお店、未だに
税抜き表示なの…?」
なんてマイナスイメージを
抱かれてしまう可能性もあります。
罰則はないのでモラルの問題ですが、
義務に従って表記を改めるのが
おすすめです。
■まとめ
院内のメニュー表示はもちろん、
看板・DM・チラシやHP等にも
価格を載せている先生が
多いと思います。
後から焦って直すよりも、
早めに価格表示をチェックして、
変化に対応していきましょう。
■追伸
クドケンでHP制作をしている先生は
ご相談いただければ修正を承ります。
ぜひお気軽に担当者へ
メールにてお問い合わせください。