
クドケン吉野
間違った考えの治療家の末路
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こんばんは。
クドケンメルマガ編集部です。
👤「一回で治っちゃうから困るんだよね」
👤「患者さんの数が足りないんだよね」
こんなセリフ聞いたことありませんか?
この謎のセリフの裏側を解説します。
■治療家が良く言う言葉の真相について
たくさんの先生とお話させていただきいろいろなお悩みをお聞きしてきました。
そこで新規集客に困る先生から
たまにこのようにお聞きします。
「一回の治療で治っちゃうから、
売り上げが伸びないんだよね」
「だから新しい患者さんが来ないと
売り上げが追いつかない」
逆もあります。
「リピート率100%なんだけど
新規の数が足りないんだよね」
先生はどう思いますか?
もちろん、こういったご相談をしていただいた
先生を否定しているのではありません。
こういった別の見方もできるという
ご提案なので聞いてくださいね。
たぶん、一人当たりの売り上げが
100万円を超えるような先生であれば
違和感を感じるはずです。
上記二つの事例は一般社会常識上では
起こりえない現象です。
1、一回で治しちゃうから・・・
実際にとても少ない回数で痛みを取る先生は事実いらっしゃいますね。
ここは全く否定しません。
しかし、
すべてがすべて一発でよくなるわけありません。
治療家ではなくても
それぐらいはわかります。
根本をよくするには
複数回通う&ケアが必要だと考えるのが
一般的だと思います。
そのため、実際には
「一回でよくなったと言われた経験が
過去数回だけどある」
ということだと思います。
当たり前ですが、かなりの確率で
症状が一回でよくなったらノーベル賞ものです。
一回の施術料金10万円でも
行列ができるはずです。
少なくとも私は
一回で悩みが解決するなら払います。
そして、そんなすごいことが本当ならば
確実に口コミで広がります。
口コミだけで新規が殺到していない時点で
事実と反していることがわかると思います。
これは、自己正当化の記憶といいまして
人は自分の都合のいい記憶を優先して引き出します。
そして、謎の発言を
自慢なのか繰り返します。
・確かに一回でよくなることもあります。
・一回でよくなったと患者さんが
”言ってくれる”こともあります。
・過去、自分自身もその悩みを抱えていたが
この治療で良くなりました。
それは大きな勘違いで、
稀に施術が体にぴったりはまって
うまくいくことがあるというのが現実。
患者さんが気を遣っているだけかもしれません。
もしくは患者さんも痛みがその場で
取れただけで治ったと勘違いしているかもしれません。
翌日には痛みが戻っていたり
根本が全くよくなっていないなどということが
ありうるかもしれません。
そして別の治療院に実は行っていた・・・
こんなところでしょう。
一回でよくなるほど腕がよくて
信頼性があるなら
二回目も必ずその治療院に行きます。
美容室に例えるとよくわかります。
自分の思い描いていた、理想の仕上がりにしてくれた
美容師さんがいたとしたら
また、その人の所に行きたいと思いませんか?
また痛みが再発した時は
必ずその治療院にまた行きますし
感動で口コミ・紹介が自然発生します。
二回目以降の患者さんが少ないということは
なにか大きな欠陥があることに気が付くべきです。
新規に困っている → 選ばれていない
この現実に気が付くべきですね。
2、リピート率は100%なんですが・・・
これもありえないです。そこまで支持される先生ならば
開業しても口コミで広がるはずです。
リピート率をどこまでリピート率としているのか
考え方にもよりますね。
当たり前ですが100%の人など
存在しません。
以前ご紹介した先生も
長期的にみると特別な事情を除けば
100%に近い数字ということです。
その先生はやはり口コミだけでも
新規が取り切れない状況でいつもパンパンで
全国を飛び回っていたりします。
問題なのは、新規さえ来ればと思っている”思考”です。
おそらく、こういった考えでは
新規がきてもうまく経営ができません。
たくさん新規がくれば
対応できない人もきますし、
今までのパターンが通用しません。
つまり、どちらの事例も
先生の謎の間違った思い込みによって
起きているミスマッチ。
現実にはそういったことが起きるのは
極めて稀であるということを認識する。
そして、そういった発言をしてしまっている自分が
実はそのほかの部分の欠陥から
目をそらしている事実に気が付くことが重要です。
ほとんどの先生は大丈夫だと思いますが
耳が痛いなーと思ったならば
ちょっと考え直してみてください。
Writer
早川昇吾 早川昇吾の記事一覧
【クドケンメルマガ編集部員】

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