なぜ素晴らしいHPやチラシなのに集客できないのか

こんにちは！

クドケンメルマガ編集部です。

 

本日のメルマガは

『なぜ素晴らしいHPや
チラシなのに集客できないのか』

 


 

というテーマでお送りします。

 

 

■ある治療家の施策について

 

先日、ある治療家さんが
僕の所へチラシの相談をしたいと
いう連絡が来ました。

 

チラシを撒こうとしているのは
院の半径500メートル程度。

 

場所は高級住宅街です。

 

そんな情報を耳にしながら、
肝心なチラシを見せてもらった瞬間…

 

僕は絶句しました。


 

なぜならそのチラシには
こんなことがデカデカと
書いてあったからです。

 

「姿声矯正やっています」

 

僕が何に絶句したのか
先生は分かりますか？

 

それは、姿勢矯正ではなく、

姿声矯正だったからです。

 

このチラシの何がいけないのかを
具体的にお伝えしますね。

 

 

その１：造語であること

 

その2：姿勢をよくすると、声が良くなるイメージがわかない

 

その３：そもそもの需要がない

 

 

こちらが、大まかな理由になります。

 

まず、『造語であること』
についてですが、

造語をインターネットで検索
できる人はいません。

 

なぜなら、造語だけに
知っている人は作り手と
その家族くらいだからです。

 

例えば、ホームページで
姿勢矯正を打ち出しているなら、

 

『姿勢矯正+地域名』


 

で検索に引っかかる可能性は
ありますよね。

 

ですが、

 

『姿声矯正+地域名』

 

で検索する人は誰もいません。

 

誰もホームページに来ないと言うことは、

先生が無人島で治療院を
開いているようなものです💦

 

 

つまり、どんなに素晴らしい
ホームページを作っても、
患者さんは一人も来院しません。

 

 

次に、

『姿勢を良くして
声が良くなることを知っている人は
ほとんどいないから』

 

について解説します。

 

 

シンプルに言ってしまいますと、

人は自分が既に抱えている悩みや、
問題、欲求などには簡単に反応します。

 

一方で、知らない事、
未知の領域には反応しにくいのです。

 

例えば、肩コリが酷くて悩んでいる人が、

「姿勢が良くなれば肩コリが治りますよ。」

 

と聴けば、興味を持ちます。

 

しかし、肩コリが酷くて悩んでいる人が、

「姿勢が良くなれば歌が上手くなりますよ。」

 

と聴いても、
「フーン」で終わるわけです。

 

その人がカラオケが大好きだったら
話は別かもしれませんが…

 

 

最後に『「声」に命を
懸けている人が住んでいる
わけではないから。
（そもそも需要がない）』

 

について説明します。

 

 

チラシを撒く地域に
音楽学校があるなど、

 

「声」に命を懸けている
人が住んでいれば

良かったかもしれません。

 

 

しかし、この地域に
声に命を掛けている人が

多く住んでいるとは
考えにくかったからです。

 

つまり、需要が無い人達に向けて、
一生懸命、需要を喚起しようと
しているのです。

 

これほど効率の悪い事はありませんね。

 

もし、このチラシをどうしても
撒きたいというのなら、

 

「声」に命を掛けている
人達を狙い撃ちすべきですね。

 

 

例えば、ライブハウスやカラオケに
チラシを置かせて貰う。

 

音楽学校の前で配る。

 

劇団員さんが
集まる場所に配る…


 

といったところでしょうか。

 

 

結果、その治療家さんを
コンサルティングして行く中で
出た答えは、

地域に姿声矯正の
チラシを撒くのは止める。

 

 

その代わり、声が命だったり、
声を良くすることでメリットが
得られる人達に向けて撒く。

 

 

地域には無難に肩コリ、腰痛など、
多くの人が悩む症状をアピールする
チラシを撒く。

 

ということに決めました。

 

 

この先生とは数ヶ月間
お付き合いをすることになったので、
結果が凄く楽しみです…

 

 

まとめます！

 

今回お伝えした内容は
言われてみれば当たり前です。

しかし、想いが先行してしまうと、
この視点がポッカリと
抜け落ちてしまうケースが多いのです。

先生もホームページや
チラシを作るときには
本日の話を思い出して下さい。

 

 

そして、

「せっかく素晴らしい内容なのに
なぜ患者さんが一人も来ないんだ！」

 

「チラシ代10万円が
パーじゃないか！」

 

という悲劇を起こさないように
お気を付け下さい。