クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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 クドケン吉野

目の前に激安院ができたらどうしますか?

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こんばんは!クドケンの高木です。

 

本日は、

突然、目の前に激安マッサージ店ができても、
決して動揺せずに経営していく方法についてお伝えします。

 

自分の院の前に激安店ができたら
先生はどう思いますか?

 

「とうとうウチの治療院の近所にも来たか…」

 

と思うか、

 

「余裕♪余裕♪」

 

と思うかは、日頃からの心構えにかかっています。

 

治療院業界で”値引き合戦”といえば、、、
60分2,980円などの激安マッサージ。

 

先生の治療院の周りにも激安マッサージ店が、
続々と出店しているのではないでしょうか。

 

低価格でもそれなりにサービスの質が良ければ、
満足度も高くなり、やはり選ばれていきますし、
お客さんがしっかりついてきます。

 

資金力もあって、
きちんと教育を受けたスタッフを揃え、
設備も立地も良い…。

 

今後も、こういった激安店舗を大手グループや
大企業が出店し、参入してくることが予想されます。

 

その一方で、、、

 

今までは経営や戦略を意識していなかった、
何もしなくても生き延びてきた治療院にとっては、
痛~い展開になります。

 

「うちも対抗して最初から料金を安くした方が良いのかな…」

 

と、値下げしないと患者さんを奪われると感じ、
自然と値下げ合戦に参入してしまう…。

 

というのが、小さな治療院のありがちなパターンです。

 

しかし、値下げもしくは値段の安さで勝負できるのは、
結局資金を持った『大手のなせる技』です。

 

そして、この「価格競争」の中で戦っていると、
そのうち利益はなくなり、経営基盤がしっかりしている
大手以外は生き残れない、という結末が見えています。

 

もしも、こういった状況になった場合、
日頃からクドケンのメルマガを読んで頂いている先生なら
お分かりかと思いますが、

 

価格競争については気にしない
激安店(大手)はライバルだと意識しない

 

という心構えを持つことが大切です。

 

((もっと安く技術を提供しないと…))
((もっと利便性のある立地に移転しないと…))
((もっとキレイな内装・外装にしないと…))

 

これは、資金が余るほどあり、スタッフの数が多くて、
店舗展開しているチェーン店の戦い方です。

 

激安店を気にしなければ、比較する必要もないし、
料金を安くする必要もありません。

 

それよりも、

 

患者さんに【価格以外で選ばれる理由】を
確立することに注力してください。

 

もしも、周りに激安のマッサージ店ができても、
慌てず、まずここを意識してみてください。

 

都市部であれ、郊外であれ、患者さんの立場になれば、
整体、マッサージ、接骨院だらけ…。

 

どこがどう違うのかわかりません。
みんなどこも同じような値段、同じような見せ方です。

 

そう、結局患者さんから見て違いがわからないのです。

 

このありふれた状況の中で、
記憶に残り、選ばれるためには、
他の治療院にはないものを持つ必要があります。

 

簡単に言うと、
「○○と言えば、○○治療院だ!」と言われるように、
他とは違うということを示すのです。

 

「他と違う」ことを探し出すんです。
そしてそこにメッセージを載せて伝えていきます。

 

例えば、

 

「腰痛専門だから腰の臨床経験がダントツに多い」

 

という腰痛専門という位置にいるとします。

 

他の「何でも治します」という治療院よりも、
メッセージに切り口があるので
非常にわかりやすく伝わります。

 

こういった強みと、
自分の治療院が周りの治療院と比べて
どの位置にいるのかを確立すれば、
患者さんから見ると他の治療院とは「違う」と見えます。

 

しかも、比較されないので
無駄な価格競争に巻き込まれません。

 

逆に、きちんとしたポジションで
No.1の位置に立つことができれば、
値段を上げることだって可能です。

 

そして必ず、この「他の治療院とは違う」というメッセージを、
媒体に載せて伝えていってください。

 

注意点としては、自分が他と違うと思っていても、
患者さんがそう感じなければ意味がないということです。

 

患者さんが「ここは他とは違う!」と思っていただいて、
初めて価値が出るのです。

 

どれだけすごい施術であろうが、
臨床経験が豊富であろうが、設備が整っていようが、
患者さんがそう感じなければ意味がありません。

 

全ては患者さんから見た「治療院」が答えです。

 

早速、ご自身の強みを見つけ、
自分の治療院の立ち位置をしっかりと確立するように
考えてみてください。

 

「どんな患者さんにも来て頂きたい!」

 

という経営方針になればなるほど、
価格競争などの”値引き合戦”に巻き込まれていきます。

 

誰のための施策か?
患者さんが本当にそれを望んでいるのか?
患者さん本位で考える必要があります。

Writer

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