クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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3年ぶりに”社長のボク”が現場で働いてみた!

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こんにちは!クドケンラボ所長の斉藤です。

治療家の先生の「気になる!」をクドケン直営店で実践し、最新の集客情報を発信していくブログ…その名もクドケンラボ!

私斉藤が店舗運営に役立つ様々なことを実験・研究しお届けしていきます。



【今回の研究テーマ】



皆さん!

お寒うございますが、いかがお過ごしですか。

本格的なガチの寒さ到来で、すきま風対策グッズとか着る毛布とか、寒さ対策グッズにやたら詳しくなってきた斉藤です。

どうもこんにちは。

このままなんとか風邪をひかずに年末まで突っ走りたいと思っております。

皆さまも、どうぞご自愛ください。


では早速、本日のテーマにいってみましょう!!

実はですね、先日クドケン店舗では受付スタッフを1人採用しました。

というのも、ただでさえ受付スタッフが不足してたところに、今いる受付スタッフさんが産休や結婚などの都合で複数いっぺんにお休みに入ってしまうという不測の事態が発生。

Oh!!No!!!

というわけで、急ぎ受付スタッフを増員したのです。

しかし、なんとか不足した人員をカバーできたぜぃ…と安心したのもつかの間。

更なる不測の事態発生。

それが、『いざ入社して研修しようとしたけど、そもそも研修ができる受付スタッフいないよね』問題でした。

そうなのです。

受付スタッフが突然減ってしまったタイミングなので、当たり前といえば当たり前ですが、受付スタッフがそもそも足りない。

つまり、誰かヘルプ要員がいないと研修に人手を割けないのです。

さらに幸か不幸か現場はえらく忙しく、代わりに研修ができるスタッフもいませんでした。

…。
……。
………あれ?

これ、もしかして手が空いてるの僕しかいない感じ?

なんということでしょう。

クドケン店舗で最も時間に都合がつくのが、わたくし斉藤しかおりませんでした。

というわけで、斉藤さん、かなりお久しぶりの現場復帰。

何を隠そう、僕は基本的に「社長は現場に出てはいけない、出ない」という考え方の持ち主です。

にも関わらずの、やむにやまれぬ現場復帰。

ちょっぴりドキドキしながら現場に立ちました。

そして当然ながら、日頃は現場にいない僕がしれっと院内に立っているものですから、他のスタッフに与える違和感たるや(笑)。

「えっ…」という声とともに二度見されたあと、「次の方、クレジットカードでのお支払いですけど、クレジットカード端末の使い方大丈夫ですか?」と心の底から心配されるという有様でした。

こうして3年ぶりの僕の現場復帰は、スタッフ一同に生暖かく応援され無事遂行されたのであります。


【現場だから気づけることがある】



現場でのお久しぶりの仕事はとりあえず無事遂行できた…と思います。

たぶん。

でも、そこは転んでもただでは起きない男サイトウ。

ただ「現場をヘルプしたよ」じゃつまらないじゃないですか。

せっかく社長が現場に入ったわけなので、普段気付けない「何か」をしっかりつかんで今後の業務に活かそうじゃないか!そうしよう!と急に思い立ちました。

海外で人気のリアリティ番組「アンダーカバーボス」と同じです(知ってますか?)。

日本版は『覆面リサーチ ボス潜入』の名前でNHKBSで放送していましたが、有名企業の社長や役員が素性を隠して新人スタッフとして現場に潜入。

問題点や隠れた評価点を見つけた後、後日素性を明かしながら問題解決したり、これまで経営陣が気付いていなかった現場スタッフの努力に思いがけない報奨を与える…という、ほんのり水戸黄門チックな番組です。

僕の場合ガッツリ面は割れていますが(笑)、あれっぽい事がしたかった〜。

というわけで久しぶりの現場業務を遂行しつつ、院内の様子をつぶさに観察してみることにしたのです。

今日は、そんな僕が現場に出て気づけたこと、感じたことや変わったことをお伝えしてまいります。


【現場に出て感じたこと】



■その①:
⇒スタッフに対して、今まで以上に感謝の気持ちが持てた

まず言っておきたいのは、これまでもスタッフのみんなには心から感謝していました。

ええ、本当です。

本当に感謝していたんですよ。

ただ、実際現場に出てみると「うわ~こんなに忙しいんだ。(忙しい中)こんなにちゃんとやってくれているんだ」など驚きの連続。

実際の仕事ぶりをみると、彼らが頑張っている様子がひしひしと伝わってきます。

現場ではそれが「当たり前」になっているけど、実は大変な業務をこなしてくれている。

それを痛感しました。

そのお陰で、以前なら「頑張ってくれてありがとう」としか伝えていなかった部分が、「あの業務大変だよね、頑張ってくれてありがとう」と、より詳細に理解した上で感謝の気持ちを伝えられるようになりました。

上っ面だけで話すよりも、気持ちが伝わるようになったんじゃないかな…なんて思っています。


■その②:
⇒業務に優先順位をつけることの重要性を実感!→結果、残業減!!

あのね。

現場に出て気づいたんです。無駄が結構あることに…。

業務はいろいろ見直してきたハズなんだけどなぁ、ある所にはあるんですねぇ。

中でも多かったのが、『全く重要ではないのに「なぜやるのか」理由が曖昧なまま、なんとなく「重要」とされていた業務がたくさんあること』。

例えば、

●実際にはデータを取っていない予診票内の患者様データを、一言一句残さずPCにデータとして残していたり

●別に話し合わなくていいような内容を、時間をかけて話し合っていたり

●今はもう使っていない資料を作成したり

●そこまで重要じゃないものを何度も間違えがないようにチェックをしていたり(例:3か月後の予約状況とか)


…え、今それやる?

……無駄じゃん?無駄だよね??

ということを発見したのです。

それに対する僕の答えはただ1つ。

「そんなことやらなくていいよ!早く帰ろうよ!(僕も帰りたいよ!!)」

だけど彼らは言いました。

「でも、やれって言われたので」。

そうか、と。

確かにね、確かにやってと言いましたよ。

でも、「今」「残業してまで」やるべきことではないんです。

でも考えてみれば、やるべきことは指示してあっても、その「優先順位」や「満たすべき最低ライン」は示してなかったことに気づきました。

これは指示を出す側のミスですね。本当に反省です。

どんな理由で、どんな目的の業務で、どこまでやれば良くて、重要度はどれくらいか。

ここさえ事前に明確にしておいてあげれば、後は現場で「今日は最低限ここまでやっていこう」「これは今やらなくても明日や空いている時間でも大丈夫だな」と判断できます。

実際、それ以降そこを見直しただけで劇的に残業が減りました。

ちなみに、クドケン店舗ではきっちり残業代を出しています。

ただ、僕としては残業してほしいわけではなく、やっぱり定時で帰ってほしい。

みんなにはプライベートを大切にしてほしいのです。

残業をしてまで頑張って業務を行ってくれるスタッフの皆…。

それ自体はとても有難かったですが、正直「なんでそんなに残業があるんだろう?」と疑問に思っていました。

が、百聞は一見にしかずとは正にこのこと。

原因はコレかと。ていうか僕か…と。

スタッフは別にさぼっていた訳でも仕事が遅かった訳でもなく、ただ単に僕が業務の優先順位や重要度をしっかり伝えていなかったのが全ての原因だったのです…。

みんな、ごめんよ。

斉藤、海より深く反省しました…。




【まとめ】



今回、斉藤が現場に入ったのは10日間。

10日間ほど現場に入ってみて、たくさんの新しいアイデアや視点、無駄などを発見することができました。

こんな効果があるとは予想していなかったので、自分としてもビックリです。

なかなか現場から声が上がらない。

自分のいないエリア(受付など)の問題点が分からない。


もしこんなことをお嘆きなら、一度自分の目で見に行ってみてはいかがでしょうか!

「社長は現場に出ない派」の僕も、この10日間であまりに気付きが多すぎて、「何故これをもっと早くやってなかった、俺!!」と思ったほどです。

めちゃくちゃ勉強になりました。

そして更なる副産物として、現場のスタッフから「現場の実情を分かってくれる」「こっちの声を聞いてもらえる」と好意的に感じてもらえたり、共感してもらえる面も多く出てきたと思います。

これを見ているマネージャー職の治療家さん、部下を持つすべての治療家さんは、ぜひ「現場スタッフや部下と同じ視点で働いてみる」ということをたまにやってみることをオススメします!



追伸



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Writer

斉藤隆太 斉藤隆太の記事一覧

クドケンの直営院を統括する株式会社カラダミライラボ代表取締役社長。わずか1年半で直営院を4店舗展開し全て黒字化を達成。年商1億円のグループ院を築き上げる傍ら、現在の顧客のトレンドを見極め最新の経営ノウハウを研究。『患者さんが来なければ磨いた腕は活かせず、症状に苦しむ患者さんを救うことはできない。』という信念のもとに治療院のサポートを行い、メルマガ、DVD出演、セミナー講演、コンサルティング活動などを通して、治療院向けに先生主役・患者様主体の経営ノウハウを提供している。

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