クドケンブログ【繁盛院の教科書】

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院を”意図的に”成功サイクルに乗せる方法

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こんにちは!クドケンラボ所長の斉藤です。

治療家の先生の「気になる!」をクドケン直営店で実践し、
最新の集客情報を発信していくブログ…

その名もクドケンラボ!

私斉藤が店舗運営に役立つ様々なことを
実験・研究しお届けしていきます。

【今回の研究テーマ】


こんにちは!クドケンラボの斉藤です!


みなさん、正気の沙汰とは思えない暑さの中、
いかがお過ごしですか。


もうね、「熱中症」とか「熱帯夜」とかいう単語、
聞き飽きました…。


まさに『熱』という文字の大渋滞。
」とか「」とかいうフレーズが恋しくてたまりません。


そして唐突ですが。
このうだるような暑さの中、サイトウ、少し昔話をします。
軽いノリで、やや生々しいお話をぶっこませて頂きましょう。


弊社、クドケン店舗は今年で5年目。
お陰様でスタッフもたくさん入り、今の業績を見れば順調そのものです。
アハハ、ウフフとほくそ笑みたくもなろうというもの。


しかし!
それはあくまでも「今」の姿。


実はですね…創業2年目の時、
正直会社がつぶれるのではないかという危機を
ガチで感じたことがあります。


その時は、お金がない、
スタッフともうまくいかない、
売り上げが上がらない…


という、とにかく
「何もかもうまくいかない悪循環」。


負の連鎖、ハンパなかった。いや、マジで…。


こういう時の、

「なぜか分からないけど、
 とにかく全てが悪い方に転がっていく不思議&恐怖」

皆さんも経験ありませんか?
面白いほど、やることなすことが裏目になるアノ感じです。


どのくらい「全てが悪い方に転んでいくか」ということを
分かりやすく具体的に挙げるなら、
次のような「悪循環スゴロク(笑)」状態でした。


・売上が上がらない
・心折れてやる気でない
・集客のための行動をしない
・新患こない&新患上手く対応できない
・売上が上がらない(以下、繰り返し)



という無限ループ。怖すぎる…。


本当は、僕は典型的な

「少しでも結果がいいとすぐ調子にのって
 諸々やる気に火が付く系」

の男子なので、
ちょこっと調子がいいととことん調子よくなれるんですよ。


・売上が上がった!
・俺、すごいじゃん!
・調子にのってもっとやろうとする
・アイデアいっぱい湧いてくる
・即実践(無駄にいいフットワーク)
・また売上上がる(嗚呼、素敵…)



こんな感じ。
調子さえ良ければ、こんな素敵なループを繰り返せるわけです。
いやもう、本当にずっとこうだといいのに…。


あ、あとは社長として別の面から言うと。


・売上が上がった
・社員に還元する(←素晴らしい!)
・社員のやる気を引き出す
・関係性がよくなる
・チームワークもよくなる
・協力するようになる
・また売上が上がる



スタッフに対する、
こういう素敵ループとかも実現していました!


何を隠そう、ワタクシ、いい社長ですから(笑)


とにかく、治療院の経営が良い状態のときは、
こんな感じの好循環ループも繰り返しているんです。


…と、いうように。
「うまくいっている時」と「うまくいっていない時」。


こういうパターン…、
「自分パターン」みたいなのって
誰しも持っていると思うのです。


でも、実際に経験してみないことには
具体的にどんな「自分パターン」かを
自覚するのは難しいですよね。


そこで今回は、これを自分で分析して、
尚且つ発表するという研修を
スタッフ全員で行ってみることにしました!

【まずはワークのやり方をご紹介】


「自分パターン」の分析といっても、
果たしてどうやるのかなんて分からない方が殆どですよね。


そこで、ワークの流れをご紹介しましょう。


簡単な流れはザッと以下の通りです。


①自分が上手くいっていないとき、
 上手くいっているときの違いについて考える

例)上手くいくときは早起き、
  うまく行っていないときは起きるのが遅い


②上手くいっている時、もしくは上手くいっていない時。
 イメージしやすい方のパターンや、良い循環を考える

例)早起きだと…
  前倒しで仕事ができる→早く仕事が終わる
  →自分の身体のために投資ができる
  →早く寝られる…→早起きできる


③「②」で考えたものと逆の状態について考える
例)起きるのが遅いと…
  慌てる→失敗する→時間がかかる→終わるのが遅くなる
  →遅く寝る…→起きるのが遅くなる


④「①~③」で考えたことを、画用紙やスケッチブックなどに書き出す(サイクルが繋がるように)

⑤発表



⑥壁に貼ったり、写真で保存したりして、モチベーションアップや、
 上手くいっていない時の軌道修正に活用!



だいたいこんな感じです!


特に難しいことはありませんが、
自分の行動パターンに向き合って、
想像しながら正直に洗い出してもらいましょう。

【実際の発表を見てみよう】


では次はいよいよ発表です。

とはいえ実際に見てもらうのが早いと思うので、
クドケン店舗スタッフ達の実際のワーク内容を公開いたしましょう!


<1人目>

●失敗サイクル


●成功サイクル


はい、1人目はこんな感じになりました!

これによりますと、このスタッフの場合は、
失敗サイクルにはまってしまうと目標や目的を見失しないがち…
ということらしいです。なるほど、なるほど…。

ってことは、失敗サイクル中は
誰か相談できる人がいるとよさそうですね。


また、失敗サイクルに「人の意見に左右される」ともありました。
これに対しては、「○○さんはどう思うの?」と、
意識してこちらから意見を引き出してあげる必要がありそうかも?


このように、本人によるサイクルの自己申告があると、
こちらとしても傾向と対策(笑)が可能になるので、
事前に手が打てて有難いことこの上ないです。


<2人目>

●失敗サイクル


●成功サイクル


こちらは2人目のスタッフです。


このスタッフの場合…失敗サイクルに注目です。
「記憶がなくなるまで飲む」って…。えぇ??やめて。


とりあえず彼の場合は、記憶がなくなるまで飲んでしまうという
行動をさせない方がよさそうです。ではどうしたらいいのか?


このサイクルから読み取るに、
彼がそこまで酒を飲むのは寂しいからであり、
もっと遡ると自分に自信がないからではないでしょうか。ふむふむ。


であれば、彼のためにできることは色々ありそうです。
こんなメンタルケアまでやってしまうのがクドケンラボの素敵なところ。


でもね、何にしろ、飲みすぎはだめ!(笑)
社会人が、記憶をなくすまで飲むのはやめましょう。


ただ今回これを発表してもらうことにより、
このスタッフが「自己管理ができてないなぁ…」という状況になっている時に
どういう精神状態なのかを推測することができるわけです。


「あ、寂しいんだな」「自分に自信が持てないんだな」と予測がつく!


さらっと言っていますが、これ、結構すごいことです。


スタッフが今何を思い、何に悩んでいるかなんて、
実はそうそう簡単に気付くことはできませんもんね。

【発表も効果的なんです】


ということで、現在では、この失敗成功サイクルの発表が
クドケン店舗の新入社員の定番研修となっています。


そんな中、今年6月入社のスタッフ、すごくかっこいい発表をしてくれました。
どうぞ、是非見てやってください。
(近くで聞いていた既婚20代女性が感動で半泣きになっていました。心までイケメンかよっ!ちくしょう!)



このように自分の言葉で話すことで、
更に自分自身も気持ちを整理して認識することができます。

また人前で話す練習にもなりますから、一石二鳥ですね。

【まとめ】


さて、本日最終的に言いたいのは何かと言うとですね。


なんだかんだで、自分のことは
自分が一番わかっているんだよ!…ということ!!



「あの子は○○だろうから」「あの人ってこういう人だよね」
などと決めつけず、聞いてみるんです、本人に!


でもですよ。


そうは言っても、心配があるのも事実。
「こんなワーク、一体どうやって始めりゃいいのか」というその嘆き。


特に、普段からあまり勉強会や研修をやっていない治療院さんにとっては、
このワークのハードルはなかなか高く感じるでしょう。


お気持ち…分かります。


というわけで、クドケンラボでこのワークを担当している研修担当者に、
このワークを行うにあたっての心構えを聞いてみました。

その答えは…。
担当者の答えはですね…。


『とりあえずやらせてみる』だそうです。


なんかもう、ごめんなさい。
本当すみません。


でも、結局コレが答えみたいです。
「自分でやってみないと分からないし、自分でやるのが一番身につく」と…。


とにかく堂々と自信をもって
「いいから、とにかくやって」という
スタンスで臨めばなんとかなるみたいでした…。


皆さまのご健闘を祈ります(合掌)


ちなみに、この研修はベテランスタッフから新人スタッフまで、
誰に対していつ行ってもOK!


研修やスタッフとの関係性に悩んでいる先生などは
是非参考にしてみてください!



スタッフから、意外な「失敗サイクル」「成功サイクル」が聞けて、関わり方の指標になりますよ!

Writer

斉藤隆太 斉藤隆太の記事一覧

クドケンの直営院を統括する株式会社カラダミライラボ代表取締役社長。わずか1年半で直営院を4店舗展開し全て黒字化を達成。年商1億円のグループ院を築き上げる傍ら、現在の顧客のトレンドを見極め最新の経営ノウハウを研究。『患者さんが来なければ磨いた腕は活かせず、症状に苦しむ患者さんを救うことはできない。』という信念のもとに治療院のサポートを行い、メルマガ、DVD出演、セミナー講演、コンサルティング活動などを通して、治療院向けに先生主役・患者様主体の経営ノウハウを提供している。

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