
クドケン高木
治療院のHPにありがち!患者がスルーする文章とは?
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こんばんは!
クドケンの高木です。
治療院のホームページやチラシを見直したとき、
患者さんに伝わっているはずの内容が、
実はスルーされていることがあります。
その原因の多くは「言葉選び」です。
先生にとっては当たり前の言葉でも、
患者さんにはまったく響かないどころか、
逆に「よく分からないから読まなくていいや」と
心を離してしまうリスクがあるのです。
今日は 患者さんが思わず離れてしまう“あの言葉” について、
一緒に確認していきましょう。
◆ 誰のために書いているのか?を忘れていませんか
治療家が広告や資料を作るとき、
つい「同業者にも恥ずかしくない内容にしたい」と
考えてしまいがちです。
ですが実際に読むのは、
専門家ではなく 一般の患者さん です。
患者さんは体の仕組みや
治療の流派について詳しくありません。
専門用語が並んでいる文章は、
読む気をなくさせる原因になってしまいます。
◆ 専門用語は“理解の壁”をつくる
「Activator」
「アジャスト」
「不定愁訴」
「大腿部」…。
こうした言葉は治療家にとっては普通でも、
患者さんには伝わりません。
患者さんが知っているのは
「腰が痛い」
「肩が重い」
「体がだるい」
といった日常的な表現です。
だからこそ、「大腿部」ではなく「太もも」、
「不定愁訴」ではなく「体の不調」
といった言い回しに変えるだけで、
ぐっと伝わりやすくなります。
◆ 第三者チェックのすすめ
自分で書いた文章は、
自分では「分かりやすく書けた」と思いがちです。
しかし、実際に読む患者さんは違う感覚を持っています。
制作物が完成したら、
ぜひ 家族や友人など、
知識のない第三者 に読んでもらってください。
「ここがよく分からなかった」という意見は、
そのまま改善ポイントになります。
◆ 一般向けと専門向けは使い分ける
患者さんにとって大切なのは
「この症状は良くなるのか」
「どんな先生なのか」
という安心感。
専門用語を並べるより、
分かりやすい言葉で信頼を与える方が、
はるかに効果的です。
◆ 患者さんの“頭の中の言葉”を使う
広告で一番響くのは、
患者さん自身が日常で使っている言葉です。
たとえば、「肩こり」よりも
「肩がガチガチ」
「首が回らない」
といったリアルな表現のほうが、
読み手は「自分のことだ」と思いやすくなります。
「専門的に正しい言葉」よりも
「患者さんが検索する言葉」
「友達に話すときに使う言葉」を選ぶこと。
それが新規集客に直結します。
◆ 今すぐできる見直しポイント
この記事を読み終えたら、
ぜひ自院の広告やホームページをチェックしてみてください。
- 専門用語がそのまま残っていないか?
- 患者さんが日常で使う言葉に置き換えられているか?
- 第三者に読んでもらって「分かりにくい」と言われた部分はないか?
これを一度確認するだけで、
文章の印象は大きく変わります。
◆ まとめ
・ホームページやチラシは「患者さんのため」に作るもの
・専門用語はできるだけ避け、中学生でも分かる言葉に置き換える
・第三者チェックで改善点を発見する
・「患者の頭の中にある言葉」を使うことで共感が生まれる
最後まで読んでもらえる広告にするには、
まず 言葉をやさしくすること が一番の近道です。
今日のブログをきっかけに、
あなたの院の広告を少し見直してみませんか?
Writer

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