クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 クドケン高木

【集客よりLTV】治療院経営が劇的に安定する“患者の質”とは?

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こんばんは、
クドケンの高木です!

本日は、治療技術を変えずに、
継続率(LTV)を高める方法
についてお話します。

「腕には自信があるのに、なぜかリピートが続かない…」
「広告をかけても、1回で終わってしまう患者が多い…」

もしそう感じているなら、
原因は「施術の質」ではなく、
“伝え方”にあるかもしれません。


まず知っておきたい「LTV(ライフタイムバリュー)」とは?

LTVとは、患者1人が治療院にもたらす
トータルの売上
のこと。

つまり、初回来院から最後の来院までに、
どれだけ長く・多く通ってくれるかを
示す指標です。

このLTVが高いほど、
少ない集客数でも
安定した売上が見込めるため、

治療院経営の健全化に直結する
最重要ポイント
と言えます。


【事実】“悩みの深さ”がLTVの高さを決める

一般的にLTVが高くなりやすいのは、
以下のような「深刻な悩み」を
抱えている患者さんです。


理由①:どこに行けばいいか分からない“曖昧症状”

  • 慢性頭痛、片頭痛、めまい、
    耳鳴り、手足のしびれ、自律神経の不調、
    うつ症状など

これらの症状は、
解決策が明確ではなく、
医療機関を転々としても
改善が見られないケース
が多いです。

そういった患者さんは
「藁にもすがる思い」で、

可能性のある治療法を
インターネットで探しています。

しかし、整体や鍼灸が効果的だと分かっていても、
検索の起点は「整体」ではなく「症状名」です。

例:
「頭痛 治らない」
「めまい ストレス 改善」
「耳鳴り 整体」など。

そのため、症状に特化したページで
「あなたの症状にはこうアプローチする」と
明確に伝える
ことが大切です。


理由②:お金では測れない悩みを持つ人

  • 不妊症、ED、難病(ALSや線維筋痛症など)、
    起立性調節障害など

これらは、生活の質に直結する
深刻な症状
です。

「とにかく改善の可能性があるなら何でもやってみたい」

と考える方が多く、
費用対効果より“改善するかどうか”が
判断軸
になります。

この層の患者さんには、以下のようなメッセージが響きます。


  • 「西洋医学に頼らず改善したい」
  • 「薬ではどうにもならなかった」
  • 「希望を持ちたい」

このような方々は、
高単価でも長期間通ってくださる
可能性が高いため、
LTVが高くなる傾向があります。


患者の“質”を変えるには「集客の切り口」を見直すこと

LTVの高い患者さんに来てもらうには、
ただ施術をしているだけでは不十分です。

重要なのは、
“悩みの深い層に届く”導線づくり


具体的な対策例:

  • 症状特化型のページを作る
    →「片頭痛専門」「自律神経専門」などテーマを絞ることで、
    患者の悩みとマッチしやすくなります。
  • PPC広告をピンポイントで運用
    → 深刻な症状名で検索している患者を狙って、
    少額からでも広告効果が出やすい。
  • HP全体を「○○専門」に特化させる
    → ライバルが少ない分野で独自性を確立し、
    信頼を得やすくなる。
  • 実績と根拠を必ずセットで伝える
    → どれだけ経験があっても
    「なぜ良くなるのか」が分からなければ、
    選ばれません。

LTVが高い=経営が安定する

売上アップのために
“新規を増やす”だけを追っていませんか?

それよりも、
「1人の患者さんに長く通ってもらう」ことの方が、
費用も手間もかからず、
リターンが大きい
のです。

例:


  • 新規10名で1回のみの来院=1ヶ月10万円の売上
  • 新規3名でも、継続通院で月5万円ずつ=1ヶ月15万円の売上

しかも、LTVの高い患者さんは


  • 口コミが広がりやすい
  • 高単価のメニューも受け入れられやすい
  • 先生の方針に理解を示しやすい
といったメリットも多く、
経営全体の質も底上げしてくれます。

まとめ

LTVを高めたいなら、
今こそ「誰に、どんな症状に届けるか」を
見直すタイミングです。


  • 誰でも来れる治療院ではなく、“選ばれる”治療院へ
  • 一般症状の横並び集客ではなく、“症状特化”という尖らせ戦略へ
  • 広告に依存する集客ではなく、“信頼と情報”で惹きつける仕組みへ

まだ対策していない部分があるなら、
そこが改善のチャンスです。

Writer

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