
クドケン高木
患者は技術より“共感”で選ぶ!今すぐ見直すべき院長挨拶の中身
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「あなたはどんな人ですか?」
これは、初めてホームページを見る患者さんが、
無意識に抱いている質問です。
治療技術や実績も大切ですが、
はじめて治療院を探す人にとって
「安心して通えそうか」
「信頼できそうか」
といった“人柄”の印象は、
来院の意思決定に大きく影響します。
そのカギを握るのが、
院長挨拶(またはスタッフ紹介)ページです。
今回は、「読まれない挨拶」と
「選ばれる挨拶」の違い、
そして患者さんの共感を得て
予約につなげるポイントを解説します。
見落とされがちな院長挨拶の落とし穴
一度、ご自身のホームページを確認してみてください。
-
ただの資格一覧になっていませんか?
-
業界用語ばかりで読みづらくないですか?
-
自分の経歴ばかりで、患者目線が抜けていませんか?
このような挨拶では、
残念ながら
読まれずスルーされてしまう可能性が高いです。
初めての人にとっては
「あなたがどんな人なのか」が何より大事。
実績よりも“共感”のほうが、
はるかに印象に残るのです。
院長挨拶は“物語”で伝えるのが効果的
では、どんな挨拶が
「読まれる」「信頼される」
内容になるのでしょうか?
そこで役立つのが、
治療家にとっての“自己紹介テンプレート”、
『かきくけこ』の法則です。
■院長挨拶の『かきくけこ』とは?
患者さんに親しみや共感を感じてもらうための構成です。
- (か)過去
どんな人生を歩んできたのか、どんな背景の人なのかを伝える。 - (き)きっかけ
なぜ治療家になろうと思ったのか?人生のターニングポイントを語る。 - (く)苦労
資格取得や開業、日々の診療で経験した苦労や悩みを正直に伝える。 - (け)結果
その苦労を乗り越えて得た経験や喜び、患者さんとの関わりなどの実績を紹介。 - (こ)これから
これからどんな治療家を目指していくのか、地域の人とどう関わっていきたいかなど未来の展望を語る。
このように“物語”のように
紹介することで、
患者さんに親近感を
持ってもらいやすくなります。
なぜ「共感」が予約につながるのか?
治療院が増える中で、
患者さんは
「どこに行けばいいか迷っている状態」が
当たり前です。
技術や価格だけでなく、
「この人なら信頼できそう」「応援したい」と
思える感情的なつながりが、
選ばれる理由になります。
その第一歩が、
あなたの言葉で綴られた“挨拶文”なのです。
たった一文でも、
「あ、この先生、私と似た経験してる」
「この人なら任せられるかも」
と思ってもらえれば、
予約のハードルは一気に下がります。
院長挨拶の改善で得られる3つの効果
-
初回予約率が上がる
共感されることで安心感が増し、「まず一度行ってみよう」と思ってもらえます。 -
患者層のミスマッチを防げる
人柄や考え方に共感した方が来るので、治療方針と合わない患者が減ります。 -
リピート率が上がる
初診時から信頼関係の土台ができているため、継続しやすくなります。
まとめ:院長挨拶は“あなたの分身”
忙しい日々の中で、
院長挨拶をおざなりにしてしまう
気持ちも分かります。
ですが、
そのページこそがあなたの想いを
一番伝えられる場所です。
「この人になら身体を預けられる」と
思ってもらえるかどうかは、
技術や実績ではなく、「人としての共感」です。
ぜひ『かきくけこ』の法則を取り入れ、
もう一度、挨拶文を見直してみてください。
Writer

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