クドケンブログ【繁盛院の教科書】

新規集客の基本から売上アップの最新ノウハウまで!これからの治療院業界を生き抜いていくために必要な経営の情報を分かりやすくお伝えします。

 

 クドケン高木

【最初が肝心】患者さん、スタッフが離れない初期設定理論

185 Views

こんばんは!
クドケンの高木です。

 

突然ですが、皆さんに質問です!

 

「なかなか患者さんが定着しない…」
「スタッフのモチベーション維持が難しい…」

 

こんな悩みを抱えていませんか?

 

今日は、
そんな悩める治療家さんに向けて、

 

患者さんのリピート率やスタッフの
やる気に直結する、

 

とっておきの秘訣をお伝えします。

 

それは… 『初期設定』です!

 

■年間休日84日でもスタッフが辞めない!?

 

実は先日、人材コンサル会社さんに、
採用や理念、人事評価制度に
ついて依頼したんです。

 

その費用、
なんと1700万円!!(汗

 

で、そこの社員さんに
素朴な疑問をぶつけてみました。

 

「皆さん、そんなにお休みが少ない中で、
毎日遅くまで働かれていて、
辞めたいと思う方はいないんですか?」

「社員さんから
不満の声は出ないんですか?」

 

すると…

 

「当社は『初期設定』が違うので、
不満は出ませんし、
辞める人もほとんどいませんよ」

 

…すごくないですか?

 

ちなみに、
私の会社は年間休日125日
+有給も取得できる環境なのに、

 

不満がちらほら…(汗)

 

なぜ、そんなにモチベーション高く、
休みなしで働けるのか。

 

実はこれ、
治療院経営にも通じる話なんです!

 

スタッフとの労使条件で
揉めている先生や、

 

患者さんのリピート率が
低くてお悩みの先生は、

 

この「初期設定」を
間違えている可能性大です。

 

患者さんに対しても、
スタッフに対しても、
この「初期設定」が非常に重要です。

 

逆に、ここを間違えると、
後から修正しようとしても、
なかなかうまくいきません。

 

では、本題。
「初期設定」とは一体何でしょうか?

 

文字通り、”初めての設定”のこと。
最初に与える情報やルールのことです。

 

先ほどの人材コンサル会社さんでは、
厳しい選考を勝ち抜いた、
やる気溢れるスタッフさんばかり。

 

当然、入社時に会社の方針や
労働条件をしっかり理解し、

 

「それでもここで働きたい!」という
強い意志を持って入社してきます。

 

年間休日が84日+有給のみと聞くと、

 

「え!ブラック企業じゃないの?」
「労働基準法違反では…?」

 

と思われるかもしれませんが、

 

当の本人たちは、
そんなこと全く思っていません。

 

自分のやりたい仕事、
自分の目標に向かって、
毎日楽しく仕事が
できているとすら感じています。

 

ここが重要なポイントです!

 

1. 入社時に労働条件を確認し、
納得して入社している
2. 働く目的が明確で、会社で働くことが、
自分の希望や喜びにつながっている

 

だから、休みが少なくても、
毎日帰りが遅くなっても、
全く苦にならないのです。

 

なぜなら、それが…

 

~~~~~~~~~~~~~~~~
あ・た・り・ま・え
~~~~~~~~~~~~~~~~

 

だからです。

そう、”あたりまえ”のことなんです。

 

それが普通であり、何ら違和感がないのです。

 

 

■都内の急成長治療院グループに学ぶ!

 

都内にものすごく伸びている
治療院グループがあります。

 

すでに5店舗目をオープンし、
さらに成長を続けています。

 

そこも、「初期設定」が
非常にしっかりしています。

 

一般的な治療院よりも
ハードワークにも関わらず、

 

スタッフの皆さんは
生き生きと働いています。

 

そして、
長時間労働や休みの少なさに不満を
持つスタッフは一人もいません。

 

なぜなら、
それが「初期設定」だから。

 

そして頑張れば、

 

自分の明るい未来が待っていることを、
いつもイメージできているからです。

 

だから、成長し続けられるのです。

 

 

■患者教育も「初期設定」が9割!

 

これは、
患者さんへの説明、
いわゆる”患者教育”も同じです。

 

「他の治療院のことは分かりませんが、
当院の方針はこうです」

「この通り通院していただければ、
あなたの体は良くなります」

 

と、最初にしっかり「初期設定」をします。

 

自分の治療院の方針を丁寧に説明し、
患者さんの同意を得るのです。

 

そして、
患者さんの希望と、
きちんと通院することが、

 

患者さんの明るい未来に
直結していることを
理解してもらう。

 

そうすると…

 

患者さんは、
先生の言う通りに通院
することが”あたりまえ”になり、

 

通院することで、
自分の明るい未来が待っていることを
イメージできるようになります。

 

この「初期設定」が曖昧だったり、
患者さんに合わせすぎて、

 

主導権を患者さんに渡してしまうと、
途中で来なくなったり、

 

他の治療院に
移ってしまったりします。

 

大切なことは、

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
”自分の治療方針を
根拠とともにしっかりと伝えること”
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

例えば、

 

==========================

「1回ではなかなか改善しません。

長年の歪みが蓄積しているので、
1回施術しても、

すぐ元に戻ってしまいます。

何度も施術を繰り返すことで、
徐々に良い状態に改善していきます。

そして、その後も定期的に
通院することで、

良い状態を維持できます。

まずは私を信じて、
5回通ってみてください。」

==========================

 

もちろん、適切な問診、
鑑別診断に基づいた、

 

理論的な説明が必要です。

 

そして、患者さんの
明るい未来を一緒に確認し、
自分の施術と結びつける。

 

「治療院に通うことで、
今までできなかったことが
できるようになる」

「明るい未来が待っている」

 

ということを、しっかり確認し、
リンクさせていきます。

 

このあたりは問診技術に関わってくるので、
詳しい解説はまた別の機会にしましょう。

 

とにかく、今すぐやるべきことは、

 

  1.  自分の方針、やり方に、きちんと同意を得ること
  2.  患者さんの未来と、自分の治療院を結びつけること
 

この2つが非常に重要です!

 

スタッフに気を遣いすぎたり、
患者さんに配慮しすぎて、

 

強いリーダーシップを
発揮できていない方が
いらっしゃいます。

 

スタッフに対しても、患者さんに対しても、
強いリーダーシップをもって、

 

明確な「初期設定」をしてください!

 

「初期設定」を間違えると、
後々大変です。

 

ぜひ、

今からでも見直してみてくださいね!

 

Writer

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

関連記事

©2025 治療院経営に役立つ無料webマガジン「クドケンブログ」