斉藤隆太
要注意!これがリピートの”前提条件”
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From 中野より、、
こんにちは!クドケンの斉藤です。
先日、ある治療院さんに
行って参りました。
その治療院さんで僕が感じた
“違和感”について
シェアさせて頂きます。
サンキューハガキを送ったり
ニュースレターを発行したり
しているにも関わらず、
リピート患者さんが増えないのは
患者さんに必要な内容を提供すること
が出来ていないからかもしれません。
■■■■■本日の音声解説はこちら■■■■■
「リピートの”前提条件” 」
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違和感を感じたのは、
施術が始まってから、、
その治療院さんでは、
継続して通って頂くことを
ゴリ押してきたのです。
施術中、断るごとに、
『通わないとダメですよ』
『悪くなってしまいますよ』
『これ以上悪くなったら…』
絶対通わせてやる!と
言わんばかりに先生が
ギラギラしているのが
伝わってきます。
しかも、継続治療の必要性を
説明するというよりは、
こちらの不安を煽る。
まるで”脅し”のようにも
感じてしまったのです。
当然、いきなり通院の提案を
してきたり、悪くなるから
これは通わないとダメですと
言われたら引いてしまいますよね。
先生もこういったこと
言ってしまっていませんか?
もし、言ってしまっているなら
これは患者さんにとって恐怖です。
施術者側は、
これ以上悪くならないように
来院する必要性を伝えようと
しているのですが、
まずフォーカスするべき点は
患者さんが求めていること
つまり、
・今のこの症状を何とかしたい、
・もっと良くなりたい
という思いです。
リピート患者さんの少ない
治療院の特徴は、
・これをやりなさい
・これはやってはいけません
こういった感じで
患者さんへの指導が「命令」に
なってしまっていたり
否定的な意見が多いのが特徴です。
一方で、リピート患者さんが
多い治療院さんは
「お、斉藤さん、
姿勢が良くなりましたね!」
「この前教えたストレッチ、
毎日続けているなんて
スゴイじゃないですか!!」
こういう感じで、会話の中で
患者さんの良くなったところを
「褒める」「認める」を繰り返し
決しては否定しません。
「他の患者さんでこういう人がいて、
きちんと通ってくれていたら、
会社の健康診断ですごい結果がよくて
褒められたそうですよ」
と良い事例もたくさん
教えてくれます。
普段、なかなか褒められることって
ないと思います。
でもだからこそ褒められると
嬉しいものです。
褒めたり、良い事例を聞くことは
『先生に任せて本当に良かった!』
『私の判断は間違っていなかった!』
と、施術効果を実感できるし
満足度にも繋がります。
それから、冒頭の先生のように
いきなり通院の必要性を
ゴリ押しして話すのではなく、
スタートの「今の体の状態」から、
徐々に未来への流れに沿って
話すことが必要です。
・身体の現状がどうなっているのか
・痛みや不調の「原因」は何なのか
・痛みや不調が改善する過程
・改善までのおおよその期間
・それを維持する方法
こういった回復するまでの
プロセスを順番に丁寧に
お伝えするのです。
人のモチベーションには、
働く順番があります。
1 目の前のデメリットをなくしたい
2 目の前のメリットを手に入れたい
3 将来のメリットを手に入れたい
4 将来のデメリットをなくしたい
リピート通院を促すには
いかに、このモチベーション
を引き出すか、そのためには
・問題解決を提供すること
・褒める、認めること
・よい実例を伝えること
この一連の流れが重要です。
まず、”今”目の前の症状を
改善してこその継続通院です。
患者さんにリピートしてもらうための
「前提条件」を提供しているか、
しっかり見直してみてください。
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